Gガンダムから学ぶ・・・熱き男の勢いでこじつけて何らかの実績に結びつける方法
■君はGガンダムを知っているだろうか
某コラムニストの方がFacebookでぼやいた。「Gガンダムの最終回を見た」と。そして私は問うた。「ぜひ、それをネタにコラムを書いてください!」。答えはNoだった。いわく、「どんだけ対象範囲狭いネタなんですかwww」とのこと。
対象範囲が狭いだと? だったら対象範囲を広げればいいのさ。
だからワシは書くぞ!! Gガンダムが見たくなるコラムを書くぞ。ドモン!
(某コラムニストさんを便宜上、ここではドモンと呼びます)
そんなことで、皆さんにお聞きしたいです。Gガンダム、知ってます? 知らない人はココ読んでね。
■それは1人の男が試練を乗り越え大いなる達成を成し遂げる物語だ
Gガンダムといえば、やはり主人公のドモンを抜きには語れない。とにかくこの男がガンダム並に強い。嘘偽りなくガンダム並に強い。そして熱い。泣けるほど(笑い泣きも含む)に熱い!
最初は恨みと憎しみを糧にただ敵をなぎ倒して行くドモン。そんなドモンが仲間たちと出会い、さまざまな出会いと別れ、試練を乗り越えて力強く成長していくのだ。そして、憎しみを超えて、悲しみを超え、本当に自分にとって大切なものを見つけ出していく。
そんなストーリーだ。
■で、Gガンダムからエンジニアは何を学べばいいと言うんだね?
エンジニアがぶつかる最大の壁、それは発想が尽きることだ。例えば、ゲームを作っていたとして、面白そうな企画が浮かばなくなったらどうだろう。そこから先がない。ただ、発想というのはそれ自体は斬新なものとは限らない。誰もが不可能と諦めている方法だったりするからだ。
例えば、何十メートルもあるガンダムが数メートル後ろに隠れていたら。生身の人間がビルを引っこ抜いて戦ってたら。アニメとはいえ、そんな馬鹿げた画を使ったりしない。画がバカ過ぎて作品が崩壊するからだ。
しかしGガンダムは、そこまでバカな画を乱発しても作品が崩壊しない強さがある。しかも、キャラクター、一人一人が濃すぎる。バカをもってバカを制す。しかし、そこには緻密な計算が練りこまれ、バカが個性に昇格し、理解不能な感動を僕達のハートに叩きこむのだ!
■憎しみを超え、悲しみを超えて
ストレスフルなIT業界、いろいろと怒りを覚えることも多いだろう。もし、ドモンがITエンジニアだったら必殺技はこうだったろう。
俺のこの手が光って唸るぅ!! お前を倒せと、輝き叫ぶぅっ!
必殺! "sudo rm -rf /" !!!!! (ターーン!)
そんなストレスフルな時代に、ただ怒りに振り回されず、ただ悲しみに沈まずに進み続けるには。そんなヒントがこのGガンダムには隠されている。単に勢いと熱さだけの作品ではない。勢いや熱さを効果的に活かす知恵が、ふんだんに盛り込まれているのだ。
ITとは。専門書だけに正解が記されているわけではない。Gガンダムのように、ときに大胆に、ときに定石をねじ伏せて新しい技術は創造される。効率の悪い方法を押し通される憎しみを超え、残業代を踏み倒される悲しみを超え、その手に本当の技術をつかもうではないか。