3. 予防交換
■夏本番
全国6人の、本コラムファンの皆さま。こんにちは! 梅雨も明け、「夏本番!」って感じですね☀ まったくもって嬉しくないんですけど。私の部屋の温度もグングン上昇中⤴ 36-38度で安定しています。マシンのファンも元気よく回っています。まさに、「元気があってよろしい」状態です。
ところで、夏の準備やクローズに至るフェイズって、どのあたりなんでしょうね。本番だけは誰もが口にするのに。物事は、特にクローズが大事ですよ。「終わり良ければすべて良し」なんて言われてませんでした? うちは母親の口癖でした。
と、わたしの母親まで引っ張り出してきたところで。本題に行きましょう。
■待ち受けていたびっくりなこと
前回のコラムで、もったいぶって終わりましたが結果的には、
「ヘルニアの手術をした人は、術後も完治するとは限らない。よって、業務に支障がでる恐れもあるので別の人をアサインしてほしい」
という、いわば戦力外通知を受け取りました。装置で言えば予防交換ですね😭 何回か前のコラムで書いたとおり、地方都市で「案件ありき」の就職でしたのでこれはヤバイです。かなりヤバイです(お客様と、雇用した会社がいい迷惑だよっていうのはごもっともですが、今回はふれません)。
現状この場所には、この案件だけしかないため、働くには転勤が必要ということになります。ですが、大都市圏に来れば仕事はあるから。と言われておりそれ程心配はしていなかったし、わたし自身も行くつもりでした。妻は仕事を持っていますので、転勤となれば、別居となります。まぁそれもいいかななんて考えていました。月1回の帰省費も出ますしね。手術後の状態を見て、改めて相談することにしました。
それから数日で手術を行いました。翌日には、歩行器を使って自力で歩いていましたし、痛みは全くない状態です。むしろ、万年軽度の腰痛を持っていた私にとって、これほどまでに腰が軽快で楽な状態って何年ぶりだろうといった状態! 手術は大成功です✌ ホントに嬉しかったです!
手術は終わりましたが、「退院したからって、すぐ仕事とか行っちゃだめだよ」 と釘をさされました。会社と連絡をとり、今後について話し合いました。転勤に伴う各種手当てについても話をしましたが、あまり遠方からの赴任という実績がないとのことで、規定外の事態も発生しました。結論から言うと、手術直後では引っ越しを伴う転勤は難しい。そして、「規定外のことが多く今後についてはとりあえず1年後を目処に再考を行う」 と、このようになりました。これは1年後、私の実績を見てみて手当の支給を考えるということのようです。そこで、数値目標を出してほしいとお願いをしましたが、数値目標は設定できないとのこと。さまざまな項目を総合的に判断し、赴任は行わず退職することにしました。会社には大変申し訳ないですが、こればかりは仕方がないと言わざるを得ません。単身赴任したところで1年先がどうなるか。未知の状態ですから。
普通は就職する前に気付くと思うのですが、今回の私のように主要拠点と離れたところで、さらに現場には他に誰もいない状況で就業するという事は「何か」があったときにかなりのリスクを負うことになります。この事が良い/悪いではなく、組織にとっても「通常」とは異なる状況ということです。組織としても、できる限りのことをしようとするはずですが、物理的な距離、リソース的な問題でどうにもならないことは十分にあり得ると思います。 自分や家族の健康状態に異常をきたした場合のシミュレーションってあまり本気でしないけど、今回はそれで痛い目を見ました。
■入院してわかったプチ情報
ここでは、入院してみて初めてわかった、実務レベルのプチ情報をお届けしたいと思います。
・入院があらかじめわかっている場合は、健康保険限度額適用認定を行っておくと退院時の精算で高額な支払いをしなくて済みます(リンク先は協会けんぽです。実際の申請は、ご自身の保険証をご確認の上適切にご判断ください)。
・入院が長期に渡る場合で有給休暇がないとか、日数があまりなくて使いたくない場合は欠勤になります。欠勤で、その期間の給与を受けていない場合は退院後に、傷病手当金の申請を行うことで6割程度の手当金を受けることができます(欠勤後1年ぐらいは申請できるので、未申請の方は再確認してみては?)。
・入院時に必要なもの。それは耳栓。同じ部屋に高齢な方がいらっしゃれば、朝には連続テレビ小説、夕方には相撲の音声がかなりのボリュームで漏れてきます😲 中年の方であればいびきもあるでしょうね(笑。
・生命保険の受け取りがある場合は、手術前に保険会社の担当者に話をしておくとスムーズです。申請に必要な書類なども合わせて聞いておくと、何度も病院を訪れなくてすみます。白衣の天使とお近づきになりたい方にはオススメしませんが。
■それでは次回
次回は、せっかく果たした転職。でも、わずか3カ月足らずで退職となります。このあたりを記したいと思います。
それでは。びぇ。