転勤族の妻?TKT48?SE女子部?
エンジニアライフをご覧の皆さま、初めまして!
TKT48プロデューサー&SE女子部部長の奥田美和です。
■転勤族の妻?TKT48?
全国&海外を転々とする転勤族の夫と結婚した妻=転勤族の妻、略して、転妻(てんつま)。
TKT48というのは、「転・勤族の・妻(Ten Kinzoku no Tsuma)」の略で、全国47都道府県+海外(世界は1つ)=48地域の転妻が集まった【地方創生×女性活躍推進】企画グループです。正式名称は「転勤族協会」です。
主にfacebook上で活動し、全国から地域情報を発信したり、地域交流イベントを開催して、転勤先の地域を応援しています。
ここまでだと「ITに関係ないじゃない」と言われそうですが……。
私の本業は、ITコンサルタント&産業カウンセラーです。
夫の地方&海外転勤にも負けずにSE(時にはPCインストラクター、時にはWeb制作のコーダー)を続けてきました。気がつけば、9業界13社を渡り歩いています。
今回は、2014年1月に「そろそろ夫の転勤辞令が出そうだけど、また転職活動するのは大変」と個人事業主のITコンサルタントとして起業しました。
現在は「IT&転勤族パワーで地域活性化!」をコンセプトに、ITと転勤族の妻ネットワークを活用した地域活性化コンサルティング、および、転勤族の妻のキャリアサポートをしています。
■SE女子部?
私の仕事選びのモットーは「エンドユーザーと直接話せる職場、できれば社内製造」です。
大学4年の就職活動時に選んだのは、生保のシステム会社でした。
そこから、夫の転勤の度に転職し、「なんとなくIT関係」の仕事を続けてきました。
1.PCスクールでインストラクター
2.一般企業の総務部(情報担当2名)で派遣SE
3.4次請けベンダーに中途入社SE
4.→ 元請けベンダーに特定派遣SE
5.旅行記ブロガー
6.ICTサポーター(小中学校で情報処理の授業のサポートをする)
→ 採用1週間後に転勤辞令
7.国立大学教授秘書 → 研究でITを利用するため技術補佐員に
8.Web制作会社でコーダー
9.4の会社の方々が起業した会社(元請け)に中途入社SE
10.→ 一般企業の情報システム部が独立したIT企業に特定派遣SE
11.ITコンサルタントとして起業
ところが、ITコンサルタントとして起業した2か月後の2014年3月に発足したTKT48が大ブレーク。発足1か月後にはNHK「あさイチ」から取材依頼があり、7月に「あさイチ」スタジオ出演しました。
そこからメディアの取材依頼が殺到し、一度もプレスリリースを出していないのに、20回以上テレビ・新聞・雑誌などの取材・掲載がありました。
「奥田さん、ITコンサルタントというけど、IT業界の仕事をしている訳じゃないんだね」
ある日、IT企業の社長さんに言われました。
いつからか、気が付いてはいたのです。
――私がやっているのは、Webを活用してPRする「Webコンサルタント」の仕事だと。
かつて、Web制作会社で仕事をした時に思ったのです。
――私はWebの仕事よりも、顧客の悩みを直接聞いてITを活用して業務を改善する「IT業界」の仕事に戻りたい!
だから、頑張ってIT業界の仕事に復帰しました。
――それなのに、またWeb業界に戻りつつある!?
2015年11月、私は悩みました。
TKT48での「転妻のキャリア相談を行った」「メディアに20回以上取材掲載された」実績を活かして、人材業界でキャリアカウンセラーの道を究めるか、広告業界に派遣で入って広報PRの道を究めるか……。
でも、IT業界から離れたくない!
そんな時に出会ったのが、株式会社コネクティルでした。
経営者3名は、元大手電機メーカーの営業職。
「中小企業と、制約があって働きたいのに働けない女性をサポートしたい」と独立。
「ITベストベンダー提案サービス」「ITコスト削減サービス」「在宅エンジニアサービス」をメイン事業としています。
「せっかくIT業界で経験を積んだ元SE女性が、妊娠出産や介護でIT業界を辞め、専業主婦になったり、在宅でWeb制作などWeb業界に転向してしまうのはもったいない!」
コネクティルでは、中小企業の業務システム開発の仕事を受託し、在宅エンジニアに顧客と直接契約、またはコネクティルの契約社員として「時給制、在宅」という働き方を提供しています。
――私がITコンサルタントとして起業した時にやりたかったのは、地方の中小企業に対して「ITを活用した働き方改革」コンサルティングであり、その中で、全国の転勤族の妻が在宅でもできる仕事を生み出すことだったんだ!
起業前はPMとしてメーカーの営業さんと仕事をしていたこともあり、すぐに意気投合しました。
私がSEとして1人だけ派遣先に特定派遣されていた時に、一番欲しかったもの……。
「気軽に相談できる女性SE仲間」のコミュニティ、「SE女子部」を立ち上げるべく、個人事業主のままコネクティルに参画することになったのでした。
在宅エンジニアの採用・教育の担当にもなったので、ゼロから「女性SEがIT業界で働き続けることができる仕組み」を作っていきたいと思います。