ホワイトな大手企業へ転職！その60　派遣社員が評価されなわけ。。。

» 2021/12/01

前項で窃盗のことを書いたが、その窃盗が目立つようになったのは派遣社員を大量に採用してからということも否定できない。また派遣社員の私物も盗まれることも多発したのだ。私と仲の良い派遣社員などは、当時流行していたエアマックスというシューズを盗まれてしまったと悔しがっていた。この頃はまだ景気が良く派遣社員という存在はあまりメジャーではなかった。派遣社員だけでなく、下請け会社もかなり入っていたので現場は社員よりも派遣社員や下請けの人たちが多かったように思う。

しかし、この派遣社員たちが大問題なのだ。この頃はまだ景気が良かったのでとにかく毎日のように派遣社員を入れていた。でも10人に1人残れば良いほうだったと思う。そして、派遣社員の大量増員によって現場の稼働が一気に激減したんです。派遣社員たちのやる気のなさというのもあるんだけど、とにかく仕事が遅い。そして、先にも書いたが入れ替わりが激しいのだ。昨日まで居たやつが翌日には辞めていたり、遅刻、無断欠勤はあたりまえであった。

とにかく派遣社員のおかげで一気に職場がボロボロになってしまった。派遣社員の管理者に「今日、○○君がまだ来てないんですけど、」って聞いても、「え？そうですか？ちょっと待ってください」って言われて、数十分後に「すいません、ちょっと連絡がつかないようです」って、淡々と言われてしまうし。遅れて来たと思ったら「雨が降ってたので止むまで待ってました」なんて平気で答えるやつも居るし。「寝ちゃってました」とか。とにかく人が足りなかったので人を入れれば良いだろ！って環境であった。

派遣社員が増員されれば派遣会社の営業の手柄にもなるし金も入るからね。だから派遣の営業は来る者を拒まずに片っ端から採用していたのだ。そうすると玉石混合な人間がたくさん集まってくる。それだけならまだしも、採用した人の連絡先や住所も確認せずに採用して働かせて、そして一日で来なくなってしまうってことがあったのだ。