筆者は1970年生まれ。先輩から、情報技術者を目指す若い方へ生きてゆくためのコラムです。

MSX2エミュレータに寄せるノスタルジー

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 お久しぶりです皆さん。1日で、郵便局と信用金庫とコンビニとスーパーと自転車店と書店と灯油店と病院と100均ショップに行き、心底へとへとになっていて(全行程チャリ)もはやこれは文筆より眠るしか他になさそうです。

 眠る前に一言、言っておきたいことがあります。ファミコンがはやる前、「ガキでも分かるBASIC付きゲームマシン」というのが、20年ほど前にあって、それが、MSX2でした。このたび、MSXPLAYerとして、アスキーから発売されました。もうすでにお求めになられた方も少なくはないでしょう。

Mmaga
MSXマガジン 永久保存版 表紙

■ちょっとした演算処理をさせるのに便利

 10 FOR I=1 TO 10
 20 PRINT I
 30 NEXT
 40 END

 最低限、たったこれだけのソースで動くプログラム言語(インタプリタ)だったのです。今みたいに、イベントドリブン方式ではなく、ウインドウの制御や、ボタン類の配置を決めてからコンパイルしなくても、電子計算機としては、電卓よりも便利でした。なにせ、計算式だけ入れれば動くのですから、当然と言えば当然ですね。

Msx
MSX2エミュレータの起動画面

 さすがに、20有余年も経つと、マシン語をいじくっていた昔とは違って、FOR文の文法さえど忘れしてしまうのですが、この、起動画面を見ているだけで、それはもうノスタルジーを感じるわけなのです。ちなみに、このエミュレータは、Windows Vista以降では動作しません。

■MS-DOSの基礎はここから学んだ

 そうして、なぜ若くしてMS-DOSのコマンドが分かったかというと、実は、MSX-DOSでこっそり練習していたのです。1984年から、マイクロソフトフリークだったのです。なので、ファミコン前の世代は、MSXで育てられたと言っても過言ではないと思います。

Msxdos
MSX-DOSのファイル一覧

 なんと、標準でZ80のコンパイラとアセンブラ、そしてデバッガ付きだったのです。まあ、Z80の知識しか身に付かなかったけどね。その後の Visual Basic は敷居が高くなってしまったのですが。お手軽という点では、MSXの他にないでしょう。

 追伸:12月16日だというのに、もう鏡餅セットを展開してしまいました。僕には、クリスマスも神戸ルミナリエもお節料理もないのでした。

P1000077
鏡餅セットを展開するの図

 (というわけで、久しぶりの投稿でした)

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