そもそも、トヨタリコール問題って?
大変なことになっていますね。
トヨタリコール問題。
そもそもこの問題ってなんでしょうか?
政治的な面、技術的な面、視点によってぜんぜん違ってくると思うんです。
やっぱりわたしは技術面から見たいんです。そっち面から報道されることってないですからね。
プリウス乗ったことあります?
わたしは昨年、皆既日食セミナー開催のため、トカラ列島に滞在しました(そんな仕事もたまにやってます)。
鹿児島で1日フリーになったため、レンタカーでプリウスドライブです。
もう驚きの一言でした。頭の中でドライビングのイメージはできていたのですが、予想をはるかに超える完成度でしたね。
モーターとエンジンの切り替えよりも、ブレーキに驚いたんです。回生ブレーキとパッドブレーキと併用しているばずです。
その違和感がまるでないんですね。
止まり際にカックンってなるんですが、その程度の違和感しかないっていうのは驚愕です。
いったいどれだけ複雑な制御をリアルタイム処理しているんでしょう?
CPUはなんだろう?
メモリはどう不揮発にしているのか?
ノイズ対策は?
そんなことばかり考えながら鹿児島を巡っていました。
そして今年、この大騒ぎです。
ニュースを聞いたとき、真っ先に思ったのは、ブレーキ部分を開発したエンジニアの顔です。
会ったこともないエンジニアの顔が浮かびました。どんな思いでしょう?
「やっちまった……」
「そんなはずはない!」
「だから言わんこっちゃない」
どれでしょうね。
わたしのオフィスは訳あってIPフォンです。
有事の際でも通話ができる固定電話に本当はしたかったのですが。IPフォンは不安定で大変です。2線をハイブリッドトランスで分離しているだけの固定電話よりはるかに複雑です。
ましてや、ハイブリッドカーのブレーキなんて……自分が担当エンジニアだったら開発中に胃潰瘍でしょうね。
それがこんな事件になってしまって。必要以上に責任を感じてしまっているエンジニアがいるのではないでしょうか。
トヨタ、大丈夫でしょうか?
何が大丈夫かって?
担当エンジニアのメンタルケアです。
エンジニア視点で書いてみました。
コメント
Jitta
今週からプリウス オーナーです。
その問題、どれだけ正確に把握していますか?