元エンジニアの中小企業診断士が送る、気持ちよく働くためのコミュニケーションのススメ

気の早い就職相談がきちゃったよ。

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◆はじめに

 東北地方太平洋沖地震から、2週間以上経過いたしました。

 この地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被害を受けられた皆さま、そのご家族に、心からお見舞いを申し上げます。

 毎日起こるさまざまなニュースを見ていると、地震前にあたためていたコラム用のネタは、とてもちっぽけなことのように思えてきてしまい、いまひとつ噛み砕いてアウトプットする気にならなかった。というのが、コラムを更新しなかった言い訳で……。

 でも、もう2週間以上経過したもんね。

 そろそろ書かないの? という外部圧力も感じつつ、ようやく筆を取る気になりました。

 というわけで、今回は!

 地震前に受けた、就職相談で気付いたことを書いてみようと思います。

◆システムエンジニアってどうよ?

 いや、驚きました!

 高校3年生の息子を持つお父さんが、息子の将来の職業について、悩んでいらして、「息子は、システムエンジニアになりたいようなんだが、どういう仕事なのか教えてほしい」という依頼を受けた。

 軽い気持ちでお会いしたのですが、いやいや、お父さん、すっごく真面目。一番驚いたのは、SEの仕事について書かれている本のコピーを持参!! そこそこ酔いがまわってる時間だったのですが、目が覚めました。お父さん、本気の本気でエンジニアがどういう仕事か考えているんだ!!(最近のお父さんはスゴイね、息子さんがお父さんの熱心さをどう捉えるかは別だけど……)

 というわけで、自分の経験をもとに、どんな仕事をしてきたかの話と、一般的なキャリアステップ、そして、どんなことが身につくのかを少し話してみました。

◆わりといろんなこと経験できると思うのよね。

 話していて思ったのです。

 もちろん、会社や業務によると思いますが……という前提は当然として、必要な力であったり、身につく力が、わりと幅広くあるような気がします。

 提案書、仕様書などなどで、わりと文章を書くので「文章力」「表現力」でしょ。

 システムを作る上で、「論理的思考」は必須でしょ。

 1人作業ということはあまりないので、「協調性」「コミュニケーション」でしょ……。

 それに、協力会社を利用した開発、オフショア開発と、(まるで建築業さながらではあるが)いろんな業者を利用しても開発が成り立つということは、「標準化」は言いすぎだとしても、それだけ開発に関わる共通認識ができているということだと言える。

 ということは、人材が流動的に動きやすいので、他業界に比べて転職市場が広い。これを良しとするかは別だけれど、「だからこそ、この市場の中で自分が差別化するとしたら、どこにするのか」(深堀りするのか、幅を広げるのか、どっちもなのかなど)を考えるきっかけも多いに与えられている気がします。

 また、IT関連はさまざまな資格が存在するので、資格に挑戦しようという勉強熱心な人もわりと多いですよね。私が中小企業診断士の勉強をしていたときも、3分の1ぐらいはIT系の方々でした。こういうことも、自分のキャリアを考えるいいきっかけになる気がします。

◆まとめ

 社会人にとって当たり前と言われれば、当たり前に身につく能力なのかもしれないけれど、「エンジニア」っていうと“パソコンとしか向き合わない人”をイメージしてる人も多いので、「そうではなくて、意外と幅広い経験する仕事もあるのよ」ってことも知ってもらいたいなと思うし、実際にシステムエンジニアをしている人たちが、自分たちの能力について考えるときに、少しでもヒントになればと嬉しいな。と思って書きました。

 いや、まさかアタシが就職相談だなんてね。良い経験させていただきました。

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