今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

060.過去に戻る

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初回:2020/02/12

1.過去に戻れたら...

P子「また空想?」(※1

 過去に戻るドラマや小説・映画は色々ありますが、一番良い戻り方を考えたいと思います。

P子「空想なのにベストを模索するの?」

 何事も、ベストを目指すのが私の信条です。

 さて、過去に戻るにしても『いつ』『どのように』というのが重要です。

P子「『どうやって』は問わないことにしてるのね」

 まず『いつ』ですが、例えば小学校時代まで戻ることにしたとします。その時の年齢はどうすべきか?

P子「おじさんのまま、小学生に混じって給食でも食べるの?」

 そういう事です。なので過去に戻って人生をやり直したい場合は、年齢も戻ってもらわないと困ります。かといって知識や経験も戻ってしまっては、何のために過去に戻るのか判りません。

P子「じゃあ、年齢以上の過去には戻れないの?」

 戦車と共に戦国時代に戻ったり、最新の医療技術を持って江戸時代に戻ったりできません。それは困った事です。

P子「元々戦車も医療知識も持ってないでしょ」

 汎用的に過去に戻る機能を実装する場合『いつ』に戻る機能と『年齢を設定できる』機能が必要になります。

P子「タイムマシンの要件定義でもしてるの?」

 次に考えるのは『どこ』に戻るかという事です。例えば、日本人として過去に戻ってやり直すか、アメリカ人になって、ビル・ゲイツとして生まれ変わるのか...

P子「英語は出来るの?」

 できません。

 と言う事はアメリカ人に生まれ変わる場合は、英語もバリバリ出来る状態でなければ困ります。『ほんやくコンニャク』が必要です。

P子「それがあるなら、タイムマシンもどこでもドアもあるんじゃない?そもそも、アメリカ人じゃなくって、松下幸之助さんとかでも良いと思うんですけど」

 あの方は苦労されてますから...。そうなると初代は生みの苦しみ、二代目は成長の苦しみがあるので、無邪気な三代目がいいかも知れません。

P子「全国の三代目の方々を敵に廻したわよ」

 『どこ』という機能は実装しないことにします。

 さて、もう一つの課題は過去に戻った場合、過去の出来事が再現するかと言う事です。判りやすく言うと過去に当たった宝くじの番号や競馬などの万馬券がそのまま再現するかという事です。
 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2で、スポーツ年鑑を元にビフがスポーツ賭博で大金持ちになるというあのシチュエーションですが、偶然に左右される事象が再現するとは思えません。

 逆に、リーマンショックとかバブル崩壊とか歴史的な大きな流れは、時期やきっかけは違っても再現する可能性が高いと思います。その予兆を捉えることが出来れば、株式投資などで大儲けできる可能性が高いです。

P子「過去に戻ることを空想するより、宝くじでも買うかアラブの石油王に婿養子に入る方が現実的なんじゃない?」

 それでは夢が無いでしょう。それにおじさんを婿養子にはしてくれないでしょう。なら、タイムスリップ抜きで赤ちゃんに戻ってアラブの石油王の子供として生まれて来てもいいかも。

P子「若返りや不老不死みたいな空想をするより、目の前の仕事をコツコツこなすのがいいんじゃないの」

 それでは未来が見えないので、空想することで精神の崩壊を防いでいるんです。

P子「所で肝心の事を忘れてない?『だれ』というキーワードは?」

 過去に戻る場合『だれ』については偶然という要素が非常に強いと思います。つまり望んでタイムスリップするのではなく、何らかの偶然が作用する...みたいな。もう一つの要素はごく少人数しか過去に戻れないという事です。

P子「ドライブ気分で、誰でも彼でも過去に戻れたら収拾がつかなくなるもんね」

 そうなると万馬券はおろかリーマンショックやバブルも起こるかどうか判らなくなります。

P子「普通に考えれば、時間旅行が可能になれば宇宙旅行より高額な費用が請求されるでしょうね」

 お金持ちになりたい為に過去に戻ろうとしているのに、大金持ちでないと戻れないって、矛盾だと思います。

P子「それが世界の現実です」

2.まとめ

 ここまでの空想をまとめてみます。

『いつ』:自由に設定できる。ただし年齢を設定できる機能が必要
『どこ』:実装不要
『だれ』:一般には偶然に左右されるが、自分だけが戻れないと意味がない
『なぜ』:お金持ちになりたいから
『何を』:(未設定)
『どのように』:方法は不明
『いくら』:自分だけなので無料でないと困る

P子「こんな空想の仕方で楽しい?」

 例え今の知識を持ったまま小学生まで戻っても、性格が今のままだと成功出来ない気がします。もう少し別の空想ネタを探すことにします。

ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「また空想?」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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