ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

イノウーの憂鬱 (30) ミカン狩り

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 エースシステムとの事業統合にともない、マーズ・エージェンシーではいくつかの社内規定や制度が変更になった。その一つが健康保険組合だ。それまでの情報サービス産業健康保険組合から、エースグループが運営するエース健康保険組合へと切り替えられ、提供されるサービスが多くなっている。年一回の人間ドック、歯科検診、インフルエンザの予防接種が無料で受けられる他、那須高原や熱海、箱根にある保養所が安く利用できるし、全国チェーンのスポーツクラブも優待料金で利用可能だ。家庭用常備薬のパックも、毎年、使い切れないぐらいの量が配付される。
 その他、ハイキングやバーベキュー、ウォーキングラリー、潮干狩りなどのイベントも定期的に開催されている。いずれも無料で、参加すると図書カードなどがもらえたりするし、もちろん被扶養者の同行も可能なので、手軽な家族サービスとして利用する社員も多いらしい。
 ぼくは、この手のイベントにあまり興味がなかったので、開催のお知らせメールが届いてもゴミ箱に直行させるのが常だった。人気の高いイチゴ狩りなどは抽選になるので、独り身のぼくが家庭持ちの社員の席を奪うのも申し訳ない。特に今年度は、新型コロナの影響で中止になったイベントも多い。残ったイベントにはレクリエーションに飢えている家庭が集中し、例年より倍率が高くなっているらしいのでなおさらだ。
 11 月開催のミカン狩りのお知らせが届いたのは9 月中旬頃だったが、そのときも一目見ただけでスルーしていた。ミカンが大好物というわけでもないし、場所が横須賀市だったので行くのも億劫だったからだ。10 月末に再募集のメールが来たときも、やはり読み飛ばしていた。それなのに、急遽参加することになったのは、木名瀬さんとマリに誘われたためだった。幸い、ミカン狩りは再募集されるぐらいだから、大人気のイベントというわけではなく、直前の申し込みでも、あっさり受け付けてもらえた。
 「まさに」マリが嬉しそうに空を見上げた。「ミカン狩りにうってつけの日っすね」
 京急久里浜線の津久井浜駅で待ち合わせしたマリは、パーカーにスキニーデニムで、流行りのソロキャンプにでも行くのかと思うほど大きなリュックを背負っていた。
 「ずいぶんでかいリュックだけど」ぼくはマリの背中を指した。「何が入ってるの?」
 「え、空ですよ。これは戦利品を入れるためです」
 「戦利品ってミカン?」
 「あたりまえじゃないっすか」
 得意げなマリの顔を見て、無料で持ち帰れるのが1kg までという制限事項を指摘するのはやめておいた。
 「えーと」ぼくは周囲を見回した。「バス停って......」
 「何言ってるんすか、イノウーさん」マリはケラケラ笑った。「雨も降ってないし、寒くもないのに」
 「というと......」
 「歩きますよ」マリはスマートフォンを出して、地図アプリを起動した。「ほら、20 分ぐらいです」
 「まだ足の傷が治ってなくて......」
 「何ヶ月前の話っすか。行きますよ」
 いつかのピクニックみたいだ、と思い出しつつ、ぼくはマリが指し示す方向へ歩き出した。
 「車あると、こういうとき便利だね」
 「そうっすね」マリは頷いた。「うちの車って手もあったんですけど、運転はそんなに自信がなくて。イノウーさんは?」
 「ペーパードライバー歴10 年以上だよ」
 「結婚して子供ができたら必要になるかもですね」
 「木名瀬さんみたいにね」
 幸いなことに、目的地の津久井浜観光農園までの道は、それほどアップダウンが多いわけではなかった。このあたりに来た事がないので知らなかったが、あちこちに「ミカン狩りできます」の看板が立っているところを見るとミカンの産地らしい。道の前後には、目的を同じくするらしい小集団が同じ方向を目指して歩いている。逆に、朝早くやってきて目的を達成したらしく、駅に向かって歩いていく家族連れとも何度かすれ違った。その中の一人が、大量のオレンジ色の果実が入った袋を両手に提げているのを見て、マリが得意そうに笑った。同士だと思ったのか、自分の先見の明を誇ったのか。
 実際には25 分ぐらいかかった。待ち合わせの駐車場につくと、すでに木名瀬さんとエミリちゃんが到着していた。ぼくたちの姿を見ると、木名瀬さんが大きく手を振り、エミリちゃんがぼくに突進してきた。「いにょうー」と言いながら手を掴んだので、ぼくはエミリちゃんに引かれるまま、木名瀬さんの元に歩いた。
 「おはようございます」マリが敬礼した。「お待たせしやした」
 「今、来たところです」挨拶に答えながら、木名瀬さんは奇妙な顔でマリの背中を見た。「なんですか、そのリュックは」
 「戦利品を持って帰るんです」
 「無料で持って帰れるのは一人1 キロまでです。開催要項を読まなかったんですか? ほら、そこにも書いてあります」
 マリは受付横の掲示をまじまじと注視した。持ち帰れるのは受付で渡される袋に入る分だけ。それ以上は、有料で販売となる。
 「さあ」木名瀬さんはぼくたちを促した。「受付して狩りに行きますよ」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 ミカン狩りを楽しむには、若干の計画と戦術が必要になる、ということがわかった。受付でもらったビニール袋は、レジ袋より一回り小さく細長かった。この袋に詰め込むと、平均して1 キログラムになるということだろう。この限られたスペースを有効活用するには、ミカンの大きさが重要だ。容積の大きなミカンばかりだと余剰空間ができてしまうし、小さいミカンだと熟していない可能性もある。
 ぼくたちが割り当てられたスペースは、ネットで囲われた30 メートル四方ぐらいの場所で、数十本のミカンの樹が植えられていた。人数制限しているらしく、他に4 つぐらいのグループが適度に距離を取ってミカン狩りを楽しんでいる。このスペースの中で食べる量に制限はなく、皮を捨てるためのコンテナが数カ所に置かれていた。
 マリはスマートフォンで「美味しいミカンの選び方」を検索しようとしたが、木名瀬さんに一蹴された。
 「そんなものあてにはなりません」木名瀬さんはエミリちゃんに帽子をかぶせながら言った。「自分の舌で味わうのが唯一にして絶対確実なメソッドです。よく陽にあたっている樹を選んで、それぞれいくつか食べてみましょう。その情報を持ち寄り、分析して、最終的なターゲットを決定します」
 その方針に従い、ぼくは1 本の樹を選んだ。なるべく高い場所にあり、あまり大きくない実をつかみ、受付で渡された植木ばさみで切り取る。皮を剥いて食してみると、芳醇な甘みと酸味が口の中いっぱいにほとばしった。気分が晴れやかになり、心の中の淀みが洗い流されていくようだ。牛肉や豚肉を食べると、脳内に幸福感をもたらす物質が生まれるというが、ミカンにも同じような効果があるのかもしれない。もっとも、外で太陽の光を浴びながら、気の合う同僚と一緒、というシチュエーションによる舞台効果も大きいに違いないが。
 他の樹の実をいくつか試食してみた結果、大きい実は食べ応えはあるものの、味は小ぶりの実に劣ることがわかった。栄養が分散してしまうからだろうか。ぼくは木名瀬さん、マリと合流し、主観的に一番美味しいと思った樹を情報交換した。それぞれのチョイスを食べ比べ、各自がベストだと考えた樹に絞って、本格的な収穫を開始する。
 ビニール袋からこぼれ落ちる一歩手前までミカンを詰め込んで満足すると、木名瀬さんとエミリちゃんはすでに収穫を終えていた。エミリちゃんはミカンの皮をバラバラにちぎってコンテナに投げ入れる遊びに夢中になっている。マリはと見ると、近くの樹で似たような大きさの実を見比べて悩んでいた。
 「もう少しかかりそうですね」木名瀬さんは微笑んだ。
 「今日は誘ってくださってありがとうございました」ぼくは礼を言った。「ちょっとすっきりしました」
 「少しは悩みが解消されるといいんですが」
 木名瀬さんがミカン狩りに誘ってくれたのは、思いがけず元の会社と関わることになった、ぼくの葛藤を察してのことだとわかっていた。
 サードアイに対する開発依頼は、夏目課長によって進められていて、先日、サービス委託基本契約が正式に結ばれた。過去には一社か二社を挟んで、間接的に孫請けとしてプロジェクトに参加させたことがあったようだが、今回は、社内システムということで直接の受託契約だ。すでに総務課と財務課によってRFP が作成され、サードアイに渡っている。週明けの11 月9 日には、サードアイから正式な見積が出る予定だ。見積の内容によっては、すぐに正式発注となる。
 「イノウーくん」木名瀬さんがぼくの目を見ながら、忠告するように言った。「わかっているとは思いますが、仕事に私情を挟むと何事もうまくいかなくなります」
 「はい」
 会社の意志――実質的には大竹専務の意志――としては、社内の開発部門を不要だとみなす方針に変化はない。それに対して、夏目課長を除くシステム開発室としては、自らの存在意義を社内に周知させることが目的だ。夏目課長がシステム開発室の管理者に就いてからは、それが格段にやりにくくなってしまった。
 夏目課長はマギ情報システム開発に代わるベンダーを、実力重視で選定した。ダリオスのリニューアルの成否を重要視しているという理由もあるだろうが、社内の開発部門で開発するより、外部ベンダーに委託した方が、コストパフォーマンスがいい、と証明するためだ。
 「正直なところ、もう少し伊牟田課長が粘ると思っていました」木名瀬さんは天を仰いだ。「これまで培ってきた社内の人脈をフル活用してでも。その間に、私たちが実力をアピールする機会を増やしていく予定だったのですが。大竹専務があそこまでやるとは意外でした」
 社内政治の事情に詳しい木名瀬さんの予想を、大竹専務の即断即決が上回ったということだ。事実、伊牟田課長の人事は、社内に小さくない驚きをもたらしていた。仕事ができないことを除けば、伊牟田課長は面白い人物として一定の人気があったから、年次の長い社員からは同情的な声も上がっているらしい。それらの声が大竹専務に届いていないはずはないのに、一切考慮することなく懲罰人事を断行したのだ。そして後釜に座った夏目課長は、伊牟田課長以上に効果的な方法で、大竹専務の意向を遂行しようとしている。
 ぼくたちにとっては開発部門の存続が最優先課題だ。ベンダーとの協業は大いにあり得るが、完全に置き換わってしまっては困る。そのために取れる手段としては、今のところ、ダリオスのリニューアルを担当するベンダーのスキルが低いことを訴えていくしか方法がない。マギ情報システム開発の場合は、実際に高いとはいえないスキルの持ち主が担当者だったので、それほど良心の呵責を感じることもなかった。だが、後継のベンダーがよりによってサードアイだとは。
 マギ情報システム開発に使ったような、コードレビューで不備を指摘するという手段は、おそらくサードアイに対しては効果がない。ぼくのプログラミングスキルのほとんどは、開発部門のリーダーだった東海林さんを筆頭に、川嶋さんや細川さんなどに厳しく鍛えられた結果、獲得したものだ。仮に言いがかりに近い指摘をしたところで、容赦ない反撃で叩きのめされるのがオチだろうし、ぼくが指摘できるような低品質のコードをサードアイが出してくるはずもない。そもそも、元の職場を冷遇する気にはなれないというのが、ぼく自身の嘘偽りない心情だ。
 それでも、ぼくたちはサードアイを自らの存在を脅かす「敵」として扱わなければならないのだ。ぼくは夏目課長の決定を心の底から恨めしく思った。夏目課長がサードアイを選定したのが、ぼくに対する嫌がらせなどではないことはわかっている。ベンダーを見る目があることは、システム開発室の管理者としては歓迎すべきことのはずだが、今回ばかりはもう少し無能だったらよかったのに、と思わざるを得ない。
 ようやく満足いく収穫を得られたらしいマリが戻ってきた。高々と掲げたビニール袋の中には、大小様々なミカンが詰まっていた。半分に切った実まで使って城の石垣のように組み合わされ、ほとんど隙間が見えない。
 「これがあたしのベストプラクティスです」
 「お見事です」木名瀬さんは賞賛した。「お腹空きましたね。切り上げてお昼にしましょうか」
 ぼくたちは受付にそれぞれの成果を提示し、植木ばさみを返却して農園を出た。木名瀬さんはエミリちゃんをぼくに託すと、ミカンの袋を持って駐車場まで行き、すぐにバスケットを手に戻ってきた。ランチの場所は、少し歩いた場所にある広場に目星をつけてあった。
 広場には同じようにミカン狩りを満喫したらしい数組の家族連れが、レジャーシートを広げて昼食を楽しんでいた。ぼくたちは、空いた場所に陣取り、木名瀬さんが作ってきてくれたランチに取りかかった。メニューは数種類の具が入ったおにぎりと、サーモスに入った味噌汁、ウィンナーとブロッコリーだ。エミリちゃんは、当然のような顔でぼくの膝に座ると、小さめに握ってあるおにぎりを頬張った。
 「そういえば」唇についた米粒を嘗めながら、マリが思い出したように言った。「夏目さんの話、聞きました?」
 「何の件?」
 「エースシステムに猛烈なアプローチをかけてるみたいです。共同で商品開発やらないかって」
 「商品開発?」ぼくは夏目課長の部門方針を思い出した。「独自のサービスの開発を進めるってあれのこと?」
 「そうです」マリは頷いた。「その提案内容がエグいんです。テレワークの申請フォーム作ったとき、家族とか友達に医療従事者がいるかいないかを申請させる、って話があったじゃないすか」
 「ああ、あれか」ぼくは4 月の不愉快な会議を思い出して顔をしかめた。「立ち消えになったよね」
 会議の後も、総務課や人事課では、実現に向けて動いていたらしいが、申請フォームのリリースと同じタイミングで、営業一課に新型コロナウィルス陽性者が発生したことで、それどころではなくなってしまったらしい。その後、緊急事態宣言が解除され、陽性者の数が減ってきたこともあって、それほど必要性がなくなったからか、誰も口にしなくなっていた。
 「アイデアをエースシステムに提案したらしいです」マリも不愉快そうな声だ。「その仕組みをサービスとして共同で立ち上げないか、ってことです」
 「その話は私も耳にしました」木名瀬さんが言った。「エースシステムは複数のMVNO 事業者のシステム構築をやっていますし、大手携帯電話会社のビッグデータ解析を請け負う部門もあります。個人情報と結合しない形で、特定の職業、つまり医療機関にお勤めの人の移動情報を入手することが可能です」
 ぼくは首を傾げた。
 「個人情報的にどうなんですか、それ」
 「そこはいろいろ裏技があるんでしょう」木名瀬さんはエミリちゃんに収穫したばかりのミカンを与えながら言った。「あくまでも本人による申請なので、申請すると移動情報を第三者が利用することを認める、といった条項に同意したことになるとか」
 「エースの方はどういう反応だったのかな」
 「そこまでは」マリは首を横に振った。「興味は示したらしいですけど」
 「でも夏目課長が、よくエースに話を持って行けたね」
 「それですけど」マリは上目づかいにぼくを見た。「実はイノウーさんの名前を使ったみたいなんです」
 「は?」ぼくはポカンと口を開いた。「なに、それ」
 「システム開発室でイノウーさんの上司です、とか何とか言ったんじゃないすかね」
 「なんだよ、それ」
 ぼくは憤慨したが、木名瀬さんはクスクス笑った。
 「あの人なら、それぐらい平気でやりますよ。立ってる者は親でも使うような人です。イノウーくんの上司というのは、別に間違っていませんし、イノウーくんの名前を出すことが規定に反するわけでもありません」
 以前、戸室課長が口にしていた、夏目課長は野心家だ、という言葉を思い出さずにはいられなかった。
 「エースシステムに転職でも狙ってるんですかね」
 そう言ったのは半ば冗談だったが、木名瀬さんは真面目な顔で頷いた。
 「それは別に意外ではないし、夏目さんに限ったことでもありません。おそらく部課長クラスの半分ぐらいは、同じことを考えてると思います。エースシステムの目に止まるような目立つ実績を上げて、あわよくば引き抜いてもらえないか、と」
 「エースシステムって」ぼくは以前に聞いた話を思い出した。「中途採用って、ほとんどしないんじゃなかったでしたっけ」
 「以前はそうでしたが、最近は少しずつ中途採用枠が設けられているようですね。エースシステムはエースシステムで変革の必要性を感じているんでしょう」
 変革されるのは結構だが、夏目課長の正気とは思えない事業提案などを、簡単に受け入れるようなことは止めてもらいたいものだ。もっともエースシステムの決裁過程は、マーズ・エージェンシーとは比べものにならないほど複雑で、多くの承認者の目にさらされるらしい。そのどこかには常識的なセンスを持った人間もいる、と思いたい。
 「すいません、重い話題を振っちゃって」マリが口調を変えた。「会社のお金でミカン狩り来ててなんですけど、仕事以外の話に変えましょうよ」
 「そうですね」木名瀬さんも頷いた。「イノウーくん、前にやっていた何とかいうゲームは終わったんですか?」
 「OuterWilds ですね。先月、終わりました」
 「なんですか、それ」
 マリの質問に答えて、ぼくはゲームの話をした。マリはモンスターハンターなどをやった経験を熱く語り、木名瀬さんも微笑みながら耳を傾けていた。エミリちゃんはぼくの膝の上で、ミカンの皮を丸めたり広げたりする謎の遊びに熱中している。
 おいしいランチが4 人の胃袋に収まり、暖かいアールグレーが配られたとき、木名瀬さんが小さく咳払いした。
 「ひとつ私からお話があります」
 その真剣な口調に、ぼくとマリは膝を正した。
 「プライベートなことで恐縮ですが」木名瀬さんは静かな声で告げた。「離婚が成立しました」

 (続)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術や製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(20)

コメント

匿名

またそっち方面のゴタゴタが…

匿名

前回サードアイが出てきたときはめでたしめでたしと思ったけど、
そうか、このまま行くと敵になるのか・・・

なんとか敵にならないようにしつつ、開発部存続できれば良いが、
どうなるんだろ

匿名

木名瀬「つきましては…」

木名瀬「イノウー君、君に私との結婚を要求します。」

(`・ω・´)つ【婚姻届】

匿名

ワタシは木瀬奈さん派!

匿名

貧乳のマリちゃんに勝ち目はないだろう

匿名

「いにょうー」

マジ天使(*´Д`)

匿名

「それから、一応言っておきますが」木名瀬は立ち上がった。「私は夫と二歳の娘を心から愛しています。業務なので仕方なく井上さんに付き合いますが、妙な勘違いなどしないように。いいですね?」…あれから実時間で満1年。

匿名

あれ、細川くんってイノウーより先輩だったっけ?

匿名D

みかんを半分にって、称賛するような話なの?
私は引くんですけど。


しかし、一介の社員が部署の存続にそこまで執着するものなんですかね?
社長の意志であって、そのエージェントが木名瀬さん、
あたりの記述はありましたが、個人的にはしっくり来ません。

h1r0

転職して1年ほどで開発部署がなくなったってなると、転職しようにも印象悪くなるのかなと思います

サードアイならダリオスリニューアルのプロジェクトは問題なく成功するでしょうけど、上手く行きすぎても問題なんですね
難しいなあ

匿名

いにょうーが選ぶのはどっちのみ道なのかなぁ。
東海林さんみたいな人の元で育ったとすると、悩ましいとこだよなぁ。

匿名

> しかし、一介の社員が部署の存続にそこまで執着するものなんですかね?
この場合マーズが自社開発をやる道を開くか
単なる仲介業者の道を進むのか
という方向付けのきっかけになるので、かなり重要ではないかと思う

匿名

持ち帰るミカンを小さく割っちゃう発想は流石メシマズのマリちゃん。

なんなんし

〉匿名Dさん
> しかし、一介の社員が部署の存続にそこまで執着するものなんですかね?

居場所なくなった社員の末路は悲惨ですよ
特にイノウーはそのために採用されたわけで
木名瀬さんはなんか思惑あるんでしょう


組織変更前提で専門職として転職したら
組織変更できずに
部署もポストもありません

そんな経験があります
すぐに転職活動しました

育野

「袋に隙間なく詰め込む」ことを目的とするなら,ミカン分割は考えられる手なのではないかと思います.
まあ.素直な子どもの発想(婉曲表現)な気はしますが.
規程は重量(1kg)なのに詰め放題にチャレンジするのもアレですが,
やってるうちに楽しくなっちゃって方向がずれるなんてのもままあること.
# 木無瀬さんの「賞賛」は娘さん(幼児)向けの口調ならしっくりくる感じ

匿名

社内開発部門の存続のために外注を否定しなければならない。
その相手はかつての職場・上司・師匠。つらい展開ですなあ
井上「マーズエージェンシー、納品レビュー担当の井上です。」
東海「ほう・・・でかくなったな小僧・・・」

匿名

内部に開発部隊を持つメリットは「ハズレを引かない目利き力をつけること」なんだから、
ハズレはハズレ、アタリはアタリと素直に評価すれば良いと思うんですけどね。
アタリを無理矢理ハズレと切って捨てても、何の意味もない。


そういえば、東海林さんはイノウーに上流工程を体験するのは貴重だと言ってマーズに送り出したのに、
結局マーズでも下流工程中心に担当してるんですよね…。
イノウーの技術の「幅」は今のところあまり広がってないような。

匿名

知名度も上がったし、個人サイトで書いてくれればいいのに
ここは反日や糞フェミ記事が多くて不快

匿名

その反日や糞フェミの記事だけ見なきゃいいじゃん。
同じとこで書いてるのすら不快なら諦めて見るのやめな。

匿名D

失敗を認めてしまうと、責任を取らなきゃならなくなりますからねえ。


独自仕様の暗号化通信とか、Webアプリに特権ID管理とか、
妙なものに引っかかってますが、
そのご立派な上流工程とやらは何をしているんでしょう。
大竹専務なら、
「そんなものはペンダーの責任だ」
ってことになるんでしょうか。
マーズは元々から、納品が済んだシステムの評価はおざなりなようですね。

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