罪と罰(41) 命の別名
「申しわけないですが」アツコさんが乾いた声でつぶやくように言った。「夢物語にしか感じられません。あまりにも理想論すぎて、現実感が感じられないんです」
「ほう?」五十嵐さんは笑顔のまま答えた。「現実感ね」
「ええ。歴史は繰り返す、じゃないですけど、たとえばこの会社の技術者としての純度を高めることに成功したとして――まあ、もう成功しかけているのかもしれませんが――しばらくの間は全員で高い技術レベルを維持していこう、という機運が盛り上がるかもしれません。でも、緊張感やモチベーションを、いつまでも維持するのは無理です。業務が忙しくなってくれば特に。そのうち、みんなが疲れてしまって、まあいいか、って事が増えてくる、となるのが現実ではないでしょうか」
同じような危惧を抱いていたのか、木下とクミが同意するようにうなずいた。それを見ながらアツコさんは続けた。
「五十嵐さんは、後のことまで面倒見られないよ、と仰るのかもしれませんが、さっき第一歩だとも言いました。せっかく踏み出した一歩が、すぐに後退してしまっては、結局、少しも前進しないじゃありませんか」
「おや、意外にペシミストだね、星野さんは」五十嵐さんはおどけた仕草で手の平を上に向けた。「それを言い出したら、何をやっても無駄ということになってしまう。私はこの業界の過去と現在には悲観的だが、未来については楽観的だ。とりわけイニシアティブが関与した未来には希望があると思いたいね。それに、私は別にそれほど困難なことをやろうと主張しているわけではない。適切な技術力を提供することで、顧客の業務を効率化するという、システム屋にとっては、ごく当たり前のことをやろうと言っているだけなんだからな。それは、そんなに四六時中緊張してなきゃ、達成できないもんかな。優秀な星野さんならわかってくれるんじゃないかと思ってたんだが」
「その目的そのものには、私だって反対しているわけじゃないですよ」アツコさんは答えた。「ただ、その手段には手放しで賛成できませんね」
「どのあたりがかな?」
「端的に言うなら、不要な人を排除するという手段です。どんなに気高い理想を実現するためであったとしても、人を切り捨てることでしかそれが達成できないのなら、どこかが間違っているとしか思えません」
「感情論だな」五十嵐さんは挑発するように冷笑した。
「感情論です」アツコさんも応じた。「だって、私たちプログラマがいいシステムを作ろうと思うのも、顧客がいいシステムに満足してくれるのも、起点は感情じゃないですか。人は結局、理想や理念よりも、最後には感情で物事を決定すると私は思います」
「感情ドリブンというわけかな」
「そうです。五十嵐さんが何人のエンジニアを排除してきて、これから何人を切り捨てるのか知りませんが、相手はみんな人間なんですよ。感情というプロパティを持ってるんです。きっと五十嵐さんのような優秀な方は、切り捨てられた方の感情なんか考えたこともないんでしょうね」
「人の感情についてなら、君が想像するより、はるかに長い時間を使って考えているともさ」五十嵐さんとアツコさんの視線が正面から衝突した。「ただし、私が考えるのは切り捨てられた無能なエンジニアの感情なんかじゃなく、多くの可能性を持っていながら、無能な上司や先輩に阻害されて力を発揮することができない、主に若手のエンジニアの感情だよ。さらに言うなら、できの悪いシステムを押しつけられる顧客の感情であり、それを使用させられるエンドユーザの感情だ。君は、役立たずのエンジニアが不幸にならないためなら、それらの感情を無視してもいいと言うんだな?」
「そうは言っていませんが......」
「言っておくがな」五十嵐さんの口調からは、次第に丁寧さが失われていた。「私は、どんなに無能だと思えるエンジニアにだって、何度かチャンスを与えることにしているぞ。40代、50代になっても、新しい言語を覚えることだってできるし、実装はしなくてもバックグラウンドのフレームワークや製品を理解することはできると信じているからな。不当な高給は諦めてもらわにゃならんし、後輩に教えを請うようなことだってあるかもしれないが、エンジニアとして真っ当な道を歩くことができるんだよ、というプランをきちんと提示している。事実、そういう機会をしっかり掴んで、エンジニアとしてのセカンドライフを立派に生きている55才のプログラマだって知っている。私が守りたいと思うのは、そういう尊敬すべきエンジニアだよ。面子と既得権益を守ることばかり必死になって、技術者としてのプライドを忘れてしまったようなカスじゃない」
「あの、カスってのは、ちょっと言い過ぎじゃないですか」木下が尖った声を上げた。「そういう人ばかりじゃないですよ。家庭の事情とかで、どうしても勉強する時間がないためにスキルが伸ばせなかった、って人だっていると思いますけど」
木下が言及しているのがカスミさんのことなのは明白だったから、五十嵐さんは肩をすくめて、突き放すような顔になった。
「そういう個々の事情まで考慮してられんなあ。家庭の事情で勉強ができなかった?だからどうした?一度、そういう例外を認めると、どんどん例外だらけになってしまうことぐらいわからんか。次はどういう事情を持ち出す気なんだ?女と別れてハートがブレイクしてたから、勉強する時間がありませんでした、とか?日本の平和を守るために、ショッカーと戦ったためにjQueryのセレクタの使い方を忘れました、とか?それとも、ヘアスタイルを整えるのに1日8時間かけてるから、時間のかかる実装は他の人をアサインして欲しい、とか?」
最後の例は、よく前髪を気にしている木下への皮肉だったのだろう。木下は決まり悪そうに横を向いた。五十嵐さんは、わざとらしく笑ったが、すぐに真面目な顔になった。
「私はイニシアティブの活動が、ある人々にとっては極悪非道に思えるだろうということを十分に認識しているし、全員を幸せにする方法ではないことも承知している。犠牲になる人ができるだけ少なければいいとは思うが、必要な犠牲なら出すことを躊躇うつもりはない。進藤さんに家庭の事情があることは私だって承知している。しているが、彼女1人を犠牲にすることが、結果的に多くの顧客の利益につながるなら、どちらを優先すべきは明白だと思う」
五十嵐さんの言葉が消えないうちに、アツコさんがかぶせた。
「私にとってカスミさんは、派遣先の社員さんの1人で、誰にでも好かれるいいお母さん、という程度の認識しかありません。でも、そこの木下くんにとっては、入社以来面倒を見てくれた先輩なわけです。そのカスミさんが冷酷に切り捨てられるのを見て、木下くんの心が傷つくとは考えないんですか?」
「心の傷はいつか癒えるだろう」五十嵐さんは冷静に答えた。「まだ若いんだしな。仕事をしていれば、そういうことだってある」
「消えない傷だってあります。命に付く名前を心と呼ぶんですよ。そんなに簡単に割り切れるものじゃないでしょう。逆に、そんな人たちばかりの会社なんて、ちょっとぞっとしませんか?何と言うか、人間味がなくて」
「君の言う人間味というのは、技術的には役に立たない人間を、それと知りつつ、会社の金で面倒見てやることか?」
「そうは言っていません」
「それ以外の意味が読み取れないんだがな」五十嵐さんは周囲を見回した。「説明してくれないかな」
アツコさんは考えをまとめるように、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「さっき五十嵐さんは、クリエイター集団に生まれ変わるとか何とか言ってましたが、使えなくなった人員を簡単に切り捨てるような職場で、創造的な仕事などできるんでしょうか?次に切られるのが自分かもしれない、と思ったら、萎縮してしまうじゃないですか。失敗を怖れてチャレンジをしなくなる。それどころか同僚の足を引っ張るような風潮になりかねない。そうは思いませんか?」
「後ろ向きな考えだな。さっきも言ったが、私は、"今、そこにある危機"として、この業界の健全な成長を阻害している少数の役立たずを排除しようとしているだけで、減点主義を前提とした業界を作ろうとは思っていない」
「イニシアティブが関わったせいで、そういう風潮になってしまった会社があるようですけど」
アツコさんが言及したのは、エヌ氏の元勤務先のことだろう。五十嵐さんはその指摘を予期していたのか、慌てずにうなずいた。
「それは不幸な失敗だった。イニシアティブは失敗をしない、などと言うつもりはない。そういう失敗事例はコンサルの間で共有されるから、同種の失敗は減ると考えているがね」
「でも、一度やったら、次にやる場合のハードルは下がります。ていのいいリストラの口実を作るだけになるんじゃないですか?」
「それは、それぞれの会社の事情だからな。繰り返すが、そこまで面倒は見られないよ。むしろそういう間抜けな経営者がいる会社は、早めに倒産してほしいもんだ。技術者を使い捨てるような経営者は、無能な技術者以上に害悪そのものだからな」
「それこそイニシアティブが率先してやったらどうですか?」
アツコさんが言ったのは冗談だったのだろうが、五十嵐さんは真面目な顔で答えた。
「うん、やっているよ」
「は?」
「イニシアティブは、すでにそういう活動に手をつけている」五十嵐さんは繰り返した。「時々、そういうクズ経営者が、技術者を使い倒す効率的な方法を求めてコンサルを依頼してくる。そんな場合、コンサルは、全力でその経営者を放逐する手段か、会社そのものを倒産させる方法を考える。その方が結果的に、多くの技術者を救うことになるからな。実のところ、関西地方でのイニシアティブのコンサルは、そちらの方に比重を移しつつある。言ってみれば、ブラック企業の撲滅作戦だな」
「撲滅って......」
「潰れて当然の会社だよ」五十嵐さんは嫌悪感を隠そうともしなかった。「社員にろくな教育もほどこさず、本やネットで勉強させただけで、堂々とシステムエンジニアです、と客先に送り込むような、悪質なシステム会社だ。名ばかりの役職を付けて、残業代を支払うことなく、終電ギリギリまで酷使するようなクソ会社だ。ユーザ企業が、IT業界に抱く印象を悪くするだけのな。できるなら、この手で抹殺してやりたいぐらいだ。そうしたって、後悔も痛痒も感じないだろうな」
「......」アツコさんは鼻白んだ。
「私はこの仕事もこの業界も、様々な欠点を含めて好きだから、そこで働く、まともなエンジニアたちが不幸になってほしくはない。そのために、やれることは全部やろうと思っている。残りの人生を全部使っても構わないぐらいだ。ブラックIT企業をぶっ潰すことで、IT業界がよくなるなら躊躇わずにやるよ」
「それは」呆れたようにアツコさんが言った。「もはや変革とか改革なんてもんじゃない。テロとでも呼んだ方がいいんじゃないですか?」
「私に言わせれば、ブラック企業のやってることの方が、よっぽど業界に対するテロ行為だ。そういう企業だって、生活のためにやむなくやってる、という意見もあるんだろうが、テロリストに人権なんかない。そんなのと共存なんかできん」
これまで聞いたことのないような激しい口調だった。だが、五十嵐さんはすぐに感情のボルテージを下げて、いつもの冷静さを取り戻した。
「ま、本来なら、こういうことは、もっと影響力のある大手SIerにやってほしいんだが、彼らにとっては今の方が搾取に都合がいいから動こうとしない。動く理由がない。だからイニシアティブがやるだけだ」
私はそっと首を巡らせて、メンバーの反応を観察した。みな、それぞれに頭の中で、考えを整理しているようだ。エヌ氏の話の影響で、イニシアティブに対して疑問を抱いていた木下とクミでさえ、顔中にクエスチョンマークをいっぱいに浮かべている。
もし、五十嵐さんがコンサルを開始するときに、ここまでの話をしていたとしたら、おそらく私たちは誰も、その理念に賛同しなかっただろう。それは理屈ではなく感情からだ。武田さんや久保さん、カスミさんが技術力で私たちに劣るにも関わらず、高い給与をもらっていることを知っていても。1人の人間として、または同じ会社の先輩社員として、目の前から消えてしまえと思うほどの罪を犯したわけではないからだ。
ところが、この1年を通して、私たちは新しい商品を開発し、次いで第2開発課として独立することで、武田さんたちの指揮なしでも、いやむしろ、指揮なしの方が質の高い仕事ができることを証明してしまった。そこに悪意があったわけではないにしろ、武田さんたちの存在意義を次第に奪っていたのだ。その結果、久保さんは会社を去り、武田さんは焦って失敗し、カスミさんは唯一の存在理由だった担当業務を飛田さんに奪われることになった。
そんなつもりはなかった、という言い訳が成り立つか、私は自問してみた。自答の方は、否、だった。積極的に武田さんたちを追い出そうとこそしなかったが、その居場所が狭まっていく過程を黙認していたのだから。もはや私たちは、イニシアティブに賛同したのと同じだ。
第2開発課のメンバーが、五十嵐さんの語るイニシアティブの理念に対して、ある種の反発を抱きながらも、真っ向から反対意見を口にしないのは、そのことに気付いているからだ。五十嵐さんによって形成された現在の第2開発課、という居場所を容認しているからだ。加えて、この立場を失いたくない、という強い思いもある。今、このミーティングルーム内に座っている人間は、誰1人として、武田さんや久保さんが、再びリーダー的ポジションに戻ってくることを歓迎しないだろう。
ただ1人、アツコさんだけが忌憚なく自分の意見を口にした。その権利があるのは、彼女だけだ。
「残念ですが、私は五十嵐さんの意見に心から賛同することはできません」アツコさんは疲れた顔で言った。「イニシアティブの、改革?が成功したIT業界を見てみたいとは思いますが、それがうまく機能する姿を想像することができないんです。きっと、私は、五十嵐さんが言われたようにペシミストなんでしょうね」
「それは確かに残念だな」五十嵐さんは笑顔だった。「本来なら、星野さんのように優秀なエンジニアが、イニシアティブの活動に加わってくれると嬉しいんだが」
「私は今の状態が気に入っているんで。最後に、1つ訊いてもよろしいですか?」
「何かな」
「私と箕輪さんと木下くんが会った人は、アンチ・イニシアティブのようなことをすると言っていました。そのことに対して、どういう対処をするおつもりですか?」
「何もしない」というのが五十嵐さんの答えだった。
「何もしない?」アツコさんは首を傾げた。「露骨な妨害や、悪評の宣伝なんかをしてくるかもしれないんですよ?」
「放っておけばいいんだよ。相手になるだけ時間のムダだ。イニシアティブは、IT業界の未来のために活動しているが、彼らは自分たちの既得権益を守りたいだけのことだ。そんな情けない奴らの主張に説得力なんかない。それに耳を貸すような技術者は、そもそも排除すべき対象だよ」
納得したようには見えなかったが、アツコさんは小さくうなずくと椅子に身を沈めた。
「他に質問はないか?」五十嵐さんは全員を見回した。「うん。なら、私からは以上だ」
私は素早くメンバーの顔を順に見ていった。発言しようかどうしようか迷っていたり、何か言いたいのだが考えがまとまっていない、という表情が見つかることがある。そういうとき、こちらから指名してやると、面白い意見が聞ける。だが、今日に限っては、そういう顔をしているメンバーは1人もいなかった。
「じゃ、今日はこれで。解散」
メンバーたちは、ほとんど無言で席を立って、ぞろぞろと出て行った。私と五十嵐さんは、申し合わせたように座ったまま、人がいなくなるのを待った。
「あれはわざとだったんですね」私は訊くというより、確認した。「わざと、きつい言い方をしたり、過激な内容をぶつけたんでしょう?」
「へえ」五十嵐さんは面白そうに私を見た。「どうして?」
「いろいろ考えさせられる材料をたくさん投下されましたから。今は、たぶん消化している最中ですが、いずれ考えがまとまってくると、どうしても反感が生まれてくる。それが、瀬川部長やあたしに向けられないようにしてくれたんですよね」
五十嵐さんは微笑んだだけで、答えてはくれなかった。
「そこまでご自分を、イニシアティブを悪者にしてしまっていいんですか?あいつらが単なる反感から、イニシアティブの理念とは逆の方向へ進んでしまったりするかもしれないじゃないですか」
「箕輪さんは彼らを見くびってるね」
「え?」
「第2開発課のメンバーは、みんなクレバーなプロばかりだ。そういう感情で動くようなことはないよ。そりゃ、一時は動揺するかもしれないが、じっくり考えて結論を出すようになってるから、心配はしていない。考えた結果、イニシアティブのやり方には賛同できない、というのなら、それはそれで仕方がないしな」
「そうなんでしょうかね」答えた私は、ある事に気付いて、それを口にした。「あ、でも、飛田さんはイニシアティブのメンバーだということが知られているわけですよね。五十嵐さんがいなくなった後、彼に反感が集中したりしませんか?」
五十嵐さんは、ハハハと笑った。
「彼はずぶといから、そんなの気にも留めないだろうな。そういう立場に立たされたら、むしろ楽しむんだと思うね」
「......」
「まあ、彼のことは心配しなくていいよ」五十嵐さんは時計を見ると、立ち上がった。「これから、営業と出る予定なんだ」
私たちは揃ってミーティングルームを出た。
「箕輪さんにはいろいろ重い責任を押しつけてしまうことになるが、自分の信じる意思を明確にすれば、大抵のことはうまくいく」
「はい。やってみます」
私の口調が自信なさげだったのを見抜いたのか、五十嵐さんは短く笑って私の肩を叩くと、私と別れて営業課の方に歩いていった。そのときは知るよしもなかったが、五十嵐さんと言葉を交わしたのは、これが最後だった。
(続く)
この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。
コメント
ま
ん、刺される?
相棒の小野田官房長みたいな感じ?
8年目
>わざと、きつい言い方をしたり、過激な内容をぶつけたんでしょう?
これをさらっと言えるあたり、箕輪さんただものじゃないわ…
もうさ
五十嵐さんは刺殺か交通事故。大穴で何も言わずに関西に帰るか。
箕輪さんはこの中で一番使えない人材だよな。訳知り顔で言ってるけど、物事の中心に居ないし次に切られるのはこいつかな?
イニシアチブもなんか色々こじらせたオンオフ使い分けれない大人の集団としか思えない。残念。
んんー
五十嵐、厨二病…
反論するアツコさんダメすぎるんで、まるで反対意見が感情論しか存在しないみたい見せかけられてるんだが、これは作者の意図的な誘導なんだろうか。
五十嵐をダークヒーローっぽくしたいのか?
うーん、なんだろ。
あるあるネタっぽいリアリティが、このコラム小説の持ち味だったと思ってたが、持論っぽいのが混ざると、途端に2ちゃんのVIP小説のようなクオリティに…
今回、飛ばし読みでいいやって初めて思ったよ。なんだろ、この感じ。
elseorand
やはり五十嵐さんはカイゼン活動しているだけにしか見えない。
誰かを首にしたわけでは無いしね。
武田側も自分の方法論を推し進めて勝利するという気概が無いというのが、
だらしない。
自己欺瞞に潰されるような生き方はしちゃいけないね。
さ太
この人たち、なんでカスミを技術者として残したがってるの?
五十嵐はずっと適材適所で人切りが目的ではないと言ってるよね?
一緒に働きたいのなら、開発課の事務要員としてバイトかなんかで残れるよう、箕輪が動けばいいだけじゃないの?
給与下がるなら辞めるってカスミが即答したら、みんなどんな顔するんだろうね。
AAAA
>ショッカーと戦ったためにjQueryのセレクタの使い方を忘れました
本郷さん:「すいません、辞めさせていただきます」
どん
ここまで来るともう、完結するまでなんとも言えないなぁ。
作者の中には現状のモヤモヤをグッドエンドに持っていけるオチが有るのかもしれないし。
とりあえず「正しい答えは読者ひとりひとりの中にあるのです!」みたいな投げっぱなしオチは勘弁な。それはビターエンドじゃなくて男坂エンドと言う。
DEADBEEF
>さ太
>この人たち、なんでカスミを技術者として残したがってるの?
そりゃ当然、開発ラインとは別箇に動ける
保守要員としての腕を買っての話でしょう。
ものづくりの会社が、組織として動いていくには、
新しい技術をどんどん取りいれていく「前に進む」力と、
既存の技術を、次の刷新時期まで「維持する」力の二つが必要。
カスミさんが100人居たって、そりゃ新しいものなんて出来っこないけど
「適材適所」「役割が違う」ってやつで、それはカスミさん以外の
誰かがやればいい。
さいわい、前に進む力を持ってる人間は、H&Gコンピューティングには
たくさんいるしね。
今までのやりかたでは、東雲の経理システムだけで手いっぱいだったけど
もっと効率のいい方法を取り入れて、複数顧客の保守を担当できれば
箕輪さんたちの負担は少なくなり、もっと新しいことに集中できる。
Buzzsaw
カスミに関しては単なる「情」でしょ。
で、そのうえで、別にそこまで分厚い情を感じる必要もないのに、、っていう
のが正直なところ。「あたしたちはカスミさんが大好きだけど、会社の方針で
決まったことだから、まぁ、仕方ないよね」で終わればいいものをなぜか彼らは
ウジウジとしているところが、ちょっと感情移入しずらい。
Shin
五十嵐のキャラはシャアの影があるね。
理想は良いんだが、手段が過激で本能的に拒絶してしまう。
さてこのギクシャクした社内の雰囲気を箕輪はどう和らげる事ができるんだろうか。
p.s. ブラック企業のつぶし方のノウハウは知りたいな。
hrt
日本のIT業界のダメさを語るときには五十嵐さんのような批判をするのに
実際に行動すると反発されているのが不思議だ。
JJJ
全面的に賛同する
そして五十嵐さん、完全に論破しているやん
五十嵐さんも誰も傷つかない方法があったらそれをとっている
傷つくのはカスがいいか、未来のあるやる気のある人がいいかっていったら
前者のカスが淘汰されるべきなのだから、現実論として論破しようがない
つーか、実際行動はできないけど、同じようなことを考えた人は多いんじゃないですか
そして作者様もそう思っているかもしれませんが
p
理想の裏にはたいていドロドロした感情がありそうだけど、
五十嵐さんの過去とか読んでみたいなー。
lav
中島みゆきの歌か。
もともと、知的障害者支援施設の虐待事件を元にしたドラマの
主題歌か、、、、
ブラックな会社のせいで、何かの足しにもなれずに生きるエンジニアのことに
五十嵐さんは思いをはせたか、、、
なび
まぁ、くそったれなブラックダンピング搾取企業に消え去って欲しい
ってところは大賛成かな。
ただ、それを成すのは100%不可能だろうなぁ・・・。
名だたる大企業や国すら変えないと。
一般ユーザーも、まだまだ無形な物は無料が基本って意識が全然抜けてないし。
n
これは・・・
五十嵐さんはブラック会社のせいで婚約者の1人や2人をなくしてるな
sln
Staticおじさんに苦しめられたアツコさんが、ここまでしてカス側を
過剰擁護するのがなんとも。。。
Masa
>pさん
10話あたりで過去が語られていた気がします。
>どうでもいい指摘
"クレバー"ってここで使うのは変な気がします。
"スマート"か"優秀"かどちらかと思います。
金魚
ファシストのジェノサイドって感じました。
コンサルという形でやっているから余計怖い。
大事なのは切り捨てるのではなく、無能さを自覚させてどうやって有能な技術者にするかだと思います。
やはり、五十嵐さんがいう「面倒見てられんよ」というところにこそに肝があるわけで。理想論を語るならそういったスキルアップの支援の方かなと。
星野さんの言いたいことの方が腑に落ちます。感情論でなく。
nagi
>ショッカーと戦ったためにjQueryのセレクタの使い方を忘れました
いえ、ゴルゴムの仕業です。
エヌ氏に使ってほしい言葉
おのれ、ディケイド
ブラック企業との戦い方を是非知りたいな。
>社員にろくな教育もほどこさず、本やネットで勉強させただけで、
>堂々とシステムエンジニアです、と客先に送り込むような、悪質なシステム会社だ。
>名ばかりの役職を付けて、残業代を支払うことなく、
>終電ギリギリまで酷使するようなクソ会社だ。
あるある過ぎて涙が出てきた。特に前者。
大穴狙い
>日本のIT業界のダメさを語るときには五十嵐さんのような批判をするのに
> 実際に行動すると反発されているのが不思議だ。
私はこれは当たり前だと思いますよ。
例えば、上司や同僚、恋人や親、または友人・知人に対して怒りを感じた際に「殴り倒してやろうか」とかもっと過激な言葉を思ったり、実際に誰かに愚痴として言ったりする事は誰しもある事だと思います。
でも、それをその言葉通り実行し「殴られる側の痛み?なにそれ。怒らせたあいつが悪いしそんなの考慮する必要を感じないね。」なんて平然と言える人に抵抗感を感じる人は少なからずいると思いますよ。
Pi
日本のIT企業がダメってのは、ちょいちょい言われる事だが、それが、ダメ技術者が居るせいって言われると、はぁ?ってなる。
ダメと言われる所以は、日本発のグローバル優良パッケージがあまりないってことで言われるわけなんだけど、そもそも、北米、ヨーロッパなどでは、オーダーメイドの業務システムって内製なんだよね。意外に知られてないけど、受注開発がメインのIT企業って数少なくて、人足商売してるIT企業って極少数。ソフトウェア会社はみんな自社パッケージ作ってる。まぁ、技術屋らしい仕事だよね。そこで働ける技術者も、そりゃ能力的にも選別されるさね。
日本がこういう特殊事情になった一番の理由は雇用の受け皿として、人足商売のIT企業が機能したから。(まぁ、それもあって比較的、低賃金業界になったんだけどさ)。そういう事情も知ったうえで五十嵐君の主張聞くと、なんかアサッテの方向に槍を投げてるように見えるんだけど。
世界から見ると、やや特殊な業界になってる日本のIT業界が、他のIT先進国並みになってく過程で起こすべきは、個人の淘汰より、吸収合併なりで絶対数少なくする事だと思うんだけど(多すぎておかしいだろ、というような事はアメリカさんあたりは言ってっけど)。吸収合併すると普通は人がふるい落されるしね。遠くない未来に業界再編がくると思うんだけどな。
スナガモ
ファシストというより理想主義者だな、五十嵐さんは。
ただし行動を起こしていることは尊敬する。
アツコさんも、ここで批判してる奴らも、何も行動起こしてないんだから。
人のやることに文句つけるだけなら誰でもできるよ。武田だってできるんだからな。
はど
>大事なのは切り捨てるのではなく、無能さを自覚させてどうやって有能な技術者にするか
>だと思います。
向上心の無さ故に無能になるのですよ。
自覚したところで、多少痛い目見てもこういう輩はそうそう変わりません。
他者を悪者にして、会社に必死でしがみつくだけでしょうね。
酷なようですが、クビ切るくらいのことしないと本気で変わろうとせんのです。
そういう人間は腐るほど見てきたし、会社が崩壊していく過程も間近で体験した。酷いもんだぜ。よどんだ職場の空気は、死臭が漂ってくるような感じだったな。
あ
向上心の無い人間ってのは、絶対に変わらないですよね。
向上心っていうのは、多分、幼稚園~小学生頃にどう育てられたかによって決まるんじゃないかな。
のほほんと生きてきた人間に成果を出せと言っても、反発されるだけ。
会社はクビにできないことを知ってるから、成果を出さずに上司がお前なんか来なくていい!とかクビだ!と失言するのを待ってますよ。
なび
っていうか、首切っても変わってないですよね、エヌ氏とか。
変わる意識がある人は、あのJAVA勉強しようとしてた彼のように
変化を受け入れ変わろうとするもんです。
off
五十嵐氏、どうなってしまうのだろうか。
刺されるとか、ホームに突き落とされるかして殉教者コース?
fuga
相変わらず次回への期待の持たせ方がうまいなあww
でももうそろそろ終わりかな?
連載が終わったら、何を楽しみにエンジニアライフに来ればいいんだ(泣)
fuga
小説の合間にコラムも書いてほしいなあww
nn
みんな五十嵐さんが死ぬのを期待しすぎやろ
解任と考えるのが普通じゃない?
部長が裏切ったのか木下のボイスレコーダーの内容がもれて騒ぎになったとか理由はわからんがね
なんで
なんだか一部の人たちは、「排除」と言われて即首切りだって思い込んでるわけ?
読解力なさすぎじゃない??
?
IT業界というかSIerとその下請け構造が問題という結論?
根本は日本の人間関係ありきの商習慣だったり、品質至上主義なのかと思います。
何故馬鹿高い金を出してSIerに依頼するのかというと品質が一定になるかあるいはそこでダメだったんだから仕方がないよねとする為。
過去の技術踏襲が容易なハードウェア、特に車が優位性を保っているのもそれが原因。
この継続性を求めるのも、日本の法律?官僚制度の過去の踏襲や判例主義があるんだから何言っても無駄だと。
ソフトウェアだと他の業界と異なり技術の継続性はあまりなくて、継続的に品質の向上を求めると業務知識と枯れた技術、ソースへの信仰になる。
質が悪いけど面白そうだから使うとかいう事は日本では無い。
なので、日本限定であればガラパゴスの一つだから言っても仕方がなく、嫌なら止めるしかない。
Jairo
人から言われて自分を変えて、できる人間になりましたなんて人見たことないんだけどなぁ。
できる人間は、最初からほっといてもできる人間になる。
俺は、エンジニアってそういう職業だと思ってる。
レモンT
飛田さんが登場した頃から思ってたんですが、やっぱり五十嵐さんが兎で飛田さんが帽子屋ですよね、これ。つまりイニシアティブの正体は……ガクブル(^^;;
冗談はさておき、五十嵐さんのやり方が絶対にうまくいかないのは歴史が繰り返し証明してるのになんでこの手の話にコロコロ引っかかる人が絶えないのやら。まあ人間は歴史に学ばない存在だともいいますし、実際日本でもロベスピエールやサン=ジュストに肯定的な人間すらいますから仕方ないのかもしれませんが、にしても、ねぇ。
本当、IT技術以外の事も勉強しましょうよ。進化論の知識が七十年前で止まってる人すらいましたし……。
BEL
特に今回だけを見ると、五十嵐さんの言ってることを具現化しても
ブラック企業が出来上がるだけなんだよなあ。
アツコさんの反論もいまいち芯からはずれているし。
カスミさんを切り捨てるべきでない理由があるとしても、
それはなにも木下が傷つくからじゃないでしょうに。
普通の会社で普通に雇用してたら
「最新技術についていけない人は減給」とかできないでしょうに。
それをやるには少なくとも就業規則とかに書いてないとだめなわけで。
「うちの会社は最新技術についていけない人は減給になります」とか、
説明会で言ったら。就活生たちは、その会社行きたいと思うかねはたして。
(まぁ五十嵐さんはルール上問題なく排除する方法を考え出した感じかもしれん)
仮にこういう風にふるい落とすなら技術力だけじゃなく"人間性"とかに関しても
同じようにするべきだな、技術力だけで金稼げてるわけじゃないんだから。
これで一部の会社はよくなっても業界全体はよくならない。
五十嵐さんにしても会社側にしても、やるべきは
ふるい落とすことではなく、ふるい落とされないよう教育することだな。
で、なんで、有能なエンジニアが力を発揮を発揮できないのは
不当な高級をとってる人のせいだと思ったのかね。
そんな小さな問題じゃないと思うんだが。
で、なに、刺されちゃうの?wそんな物語?これ
やるとしたらアンチイニシアティブの人たち?
off
>>レモンTさん
中長期的にうまくいくかどうかは分からないけど、
とりあえずこの会社の場合部門が潰れそうだったわけだし、
ある程度荒療治になるのは仕方ないんでは?
そして、この方向性のまま突き進んで組織を疲弊させてしまわないよう、
どこかでバランスは取らなきゃいけない。
そこはリーダーであり主人公である箕輪さんの役回りでしょう。
まぁ、箕輪さん本人の想いがなかなか描かれないから、
この先どうなるかは予測できないけど・・・。
らいてふ
関西人なもんで「アホ、ボケ、カス」は日常よく使うわけですが、その中でも「カス」は罵声として最もキツイレベル。
「アホ」が軽いツッコミ程度の感覚で使われるというのは関西芸人の漫才等でもおなじみですが、「カス」は相手をマジで見下してる言葉なので使用の際は注意が必要。面と向かって相手に言えば、その場でリアルファイトになること間違いなし。そのくらい最悪にして最強の差別用語。
五十嵐が「技術力の低い業界人」をどのように評価しているのかを、端的に表してしてるセリフだと思います。
「毒を以て毒を制す」というやり方に対して、意見が分かれるのは仕方がない。ニヒルな若者達を啓蒙するため、トリックスター五十嵐が突如出現。優れた者による自由な創作活動を阻害する悪代官どもや、剰余価値を搾取する無能なナマポ町人の前に激おこ将軍が立ちはだかり、そいつらを懲らしめて大暴れ、という話の流れに対し、どのような感想を持つかは人それぞれでしょう。いろんな感想を引き出すことができる、その意味でこの物語は大変よくできてます。私には面白いですね。
立場の違いは、概ね世の中に対する「ルサンチマン」の度合いによるものではないかと。バットマンとかキャシャーンとか腕下主水とか・・・ダークヒーローものはいつも、自分の心境を投影する鏡のような物語として楽しめますね。
そして最期は、いつもちょっぴり切なくて、哀しい結末が待っているものなのですが。
経済犯罪特捜部
>そんな場合、コンサルは、全力でその経営者を放逐する手段か、会社そのものを倒産させる方法を考える。
これは特別背任罪です。
会社法第960条
次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は株式会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該株式会社に財産上の損害を加えたときは、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
:
七 事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人
:
すでに大阪地検特捜部が動いているでしょう。
五十嵐詰んだな。
post
「ルサンチマン」の度合ってのは、なんかわかる気がするな。
自分の感想としては、五十嵐さんの、ダメは人を排除する‘行動’には拍手喝采送ってもいいけど、ITの未来のためにとかいう‘思想’とやらには失笑しか起きない。リストラ敢行が必殺技って言ってるのと大差ないもの。
「ダメな技術者を排除していけば、御社は覚醒し、優良なプロダクトを産みだす勝ち組となるでしょう。ITの未来にも光明が差すでしょう(キリッ)」とかドヤ顔でやられたら、経営者は「このバカを連れてきたのはどいつだ?」って苦々しい顔になるの容易に想像つくし。
五十嵐さんの賛同者は、周囲によっぽどひどいのが居るか、職場が相当淀んでて、五十嵐さんの‘行動’マンセーのあまり、‘思想’の稚拙さが良く見えなくなってるんじゃないかと思うわ。あるいは「ルサンチマン度」に加えて「タコ壺度」が激しくて小さい世界しか見えなくなってるとか。
ストレスたまってる人多いのね。
SZSR
「ルサンチマン」の度合か。なるほど、得心いった。
五十嵐さんの理想(IT業界のスリム化、スマート化)をするにあたって、今実際に行われている手法が有効とは思えないってのもわかる。Piさんが提示しているように最終的に必要なのは業界再編であって、無能切りによる現場環境の改善はその要因になりえないから。
ただ、私が五十嵐氏に賛同する理由は、この行動で救われるエンジニアが少なからずいるからかな~。postさんの言う「よっぽどひどいの」ほどではないにせよ、慣例や習慣が蔓延っている現場でのやり難さ(ストレス)が五十嵐氏の行動によって打破されるなら、それは歓迎すべきことだと思う。もちろん節度とバランスを保った状態で。
「タコ壺度」に関しては、客観的に判断できないから否定も肯定もし辛いなぁ・・・。「お前のいる場所、タコ壺やで~」って言われても反論できへん。
hrt
ここにいるような人のやることにケチつけることだけは元気が良くて
何も努力しようとしないクズに囲まれたらそうなるよなあ。
あ
特別背任罪は取締役だけだろ。
普通の使用人でも特別背任罪になるんだったら、
カスエンジニアも特別背任罪でしょっ引けるから、
この物語に書いてあるような面倒くさいコンサル雇わなくても済むんだが。
優秀なエンジニアからすると、無能なエンジニアが居座ってるだけならまだ許せる。
だが、無能なエンジニアを基準に仕事をしなきゃならなくなるのが腹が立つんですよ。
この物語でいうと、かすみさんのレベルに合わせてシステム改修をしなくちゃならないってのは、優秀な人からすると無茶苦茶腹立たしい限り。
追い越し禁止の道路の先頭を10km/hで走ってる車のような腹立たしい存在。
自分のレベルが低いことを認識して、優秀な人にそれに見合った仕事できるようにしてくれるなら、追い出す必要は無いだろうけどね。
qwerty
五十嵐と箕輪の会話がこれで最後ってのは、
順当に考えれば五十嵐の任期満了まで、
この面子が何事も無かったかのように、
ぎくしゃくした空気の中やり過ごすとかじゃないかな。
個人的には、
アンチ・イニシアティブ側の人間に刺されるという筋書きは無いと思う。
そもそも、いくら個人の生活を破壊されたからって、
一犯罪やらかして塀の向こうに行く覚悟で報復を行えるほど、
肝や腹の据わった連中なんて、アンチ・イニシアティブに参加する人間の中にいるかなあ?
イニシアティブが改革を行った企業の中に、
実はヤクザのフロント企業が混じっていて、
そこの組長が面子を潰された報復として若い衆を鉄砲玉として向かわせる……
とかなら無くはないかもしれないけど、
そうなったらこのストーリーははIT小説じゃなくて任侠ものにならないか?
DEADBEEF
>特別背任罪は取締役だけだろ。
>普通の使用人でも特別背任罪になるんだったら、
つまり、
「普通の」とは、
「事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた」
と同義である、ということでしょうか。
Masa
コンサルがミスリードするのを「その任務に背く行為」というかって問題の方が気になる。
意図的にやったら特別背任罪だろうけど、証拠を問われたら難しくない?
屑二号
コンサルを使う最大のメリットは、周辺の人間に責任の所在を錯覚させらことができるところなんでしょうね。
DEADBEEF
>Masa
>証拠を問われたら難しくない?
実際に立件できるかどうかは、ぼくは法律に詳しくないのでわかりませんが、
つぶそうと考えいて、すでに実行に移しているのなら
なにがしか出てくるんではないですかね。
少なくとも、関西方面でイニシアティブの評判が悪いのは、カス企業とはいえ
担当した会社をいくつも潰しているという実績によるものなんでしょうね。
qwerty
Masaさん&DEADBEEFさん
やはりその辺は、
イニシアティブにも腕利きの顧問弁護士の先生が何人もいらっしゃる、
ってとこじゃないでしょうか。
顧問弁護士と相談しながら、
特別背任罪などで訴訟されないギリギリのところはどこか、
仮に訴訟されたとしても裁判で負けずに済むような会社の潰し方はどうか、
みたいな作戦会議を、
過去の判例を参考にしつつ顧問弁護士と練っている五十嵐……
なんて姿は、結構簡単に想像できます。
ただその辺を描写したら、
今度はジャンルがIT小説ではなく、法廷バトルものになりそうですが……。
?
背任って本来やるべき責任を行ってない事。
会社にとって役立つ人を雇用したり、コンサルを採用するのは経営者の責任。
契約内容に背いていたら背任だけど、契約が会社にとって有害なものだとしてもそれは経営の問題であって受任者の問題では無い。
違約金を払ってでも満了前に解約するという事から考えると契約内容にはそっているけど企業に都合が悪い事をやっているのだと。
まりも
小説の中の出来事について、
気に入らない登場人物が不幸になるような事実を創作し、
結末やその後はこうなるとか言っている人って。
何がしたいのだろう。
一種の二次創作だろうか?
あまりよい読書週間ではないとおもう。
フィクションを楽しむのが下手すぎるだろう。
これだけは言えると思う。
そしてそういう人たちは、
現実に対してはどういう態度をとっているのか?
作者の一存で事実を決められる小説にすら、一読者の自分の都合のいい事実を持ち出すのに、
現実の未来予測についてそれをやっていないとは思えない。
現実の会社でも、
自分の気に入らない行動をする人については、
自分の経験からしてあれはうまくいかないに決まっている、それが事実だ、
といっているのではあるまいか。
あまりよろしい傾向とは思えない。
事実を冷徹に観察できないマネージャーというのは存在してほしくないと思う。
ま。
現実のほうの話は、五十嵐さんのアンチもシンパも同じようなものだが。
この物語自体が、ある種の人たちにとって都合のいい事実を創作したフィクションなのですし。
ただ、だれにとってもストレスのたまる業界ですよね、と言えるか。
何とかしたいものですが。はて。
経済犯罪特捜部
会社を意図的に倒産させることは、出資者、債務者の財産に損害を与えることです。
BEL
三 取締役、会計参与、監査役又は執行役
七 事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人
わざわざ分けて書いてあるように、取締役以外でも特別背任になるケースはありますね。
コンサルとやらが今回のように株式会社に管理職として社内に入っているケースで、倒産を企てれば特別背任でしょうし、
仮に"特別"に該当しなくとも背任だろうし、社外だとしたら単純に損害賠償モノでしょう。
会社を倒産させることは依頼してないし。
優秀なエンジニアの気持ちは優秀なエンジニアに聞いてみないとわからないですよね。
多分、高給とりを排除しようなんてちっちゃいこと考えないと思う。
どうしたらみんなが技術力を高められる世の中になるか、
どうしたら公平公正に評価される世の中になるか、
どうしたらスキル等に見合った報酬が得られる正当になるか、
とかを考えるんじゃないかな。
どんなに優秀なエンジニアも、自分だって最初はエンジニアとして無能だったことをわかってるわけだし。
あかと
五十嵐さんは、勉強が足りない。
持ってる知識だけで課題を解決しようとしている。
その結果、事態を悪化させているにもかかわらず、原因が自分にあったことすら理解できない。
武田さんの課題は目の前の業務システムだった。五十嵐さんの課題はPGの境遇。
フォーカスが異なるだけで、とっている行動は武田さんと何も変わらない。
名無し
このストーリーの結末がどうであれ、
こういうシチュエーションでイニシアティブがアンチ・イニシアティブや、
倒産させた会社の元社員達から、
特別背任のかどで起訴されたらどんな判決が下るかについては、
興味深いケースになりそう。
俺としては、そうなった場合の判決とその論旨がどうなるか、ちょっと知りたいな。
このコラムを見ている人の中に、考察してくれる弁護士さんとかはいないのかな。
Jairo
> あかとさん
> 持ってる知識だけで課題を解決しようとしている。
普通の人はそうやって生きていってると思うんだけど、そのこと自体は別に悪いことじゃないよ。
問題解決に適合する知識を持ってるかどうかが問題なわけで。
メネメン
特別背任罪とかありえないでしょうに。
食いつきのいいネタですね。
>北米、ヨーロッパなどでは、オーダーメイドの業務システムって内製なんだよね。
>受注開発がメインのIT企業って数少なくて、人足商売してるIT企業って極少数。
日本と比べると内製率は高いかもしれませんが、
アメリカ企業でも、オーダーメイドの業務システムを外注するのは珍しいことではないですし、受託開発メインのIT企業もたくさんあります。
>特殊事情になった一番の理由は雇用の受け皿として、人足商売のIT企業が機能したから。
IT企業が、雇用の受け皿として機能したって、ほんとうですか?
受け皿に、ポタポタこぼしてる側だと思っていたのですが。
>多分、高給とりを排除しようなんてちっちゃいこと考えないと思う。
高給取りかどうかではなく、能力の低い技術者に組織が支配されているのが問題だと思う。
そういう環境を変えたいと思ったら、優秀なエンジニアには何ができるんでしょうね。
うーん
今度はここのコメ欄見て、「実は法曹界や霞ヶ関にもエージェントを送り込んでいるんだ(キリッ」
とかなんとか言い出すんですかね、五十嵐氏。
ご都合主義というか、神の見えざる手みたいなものが妙に露骨なのが、今作の残念なところだな。
「人形つかい」とかIT業界的なリアリティがあって好きだったんだけど・・・
?
>会社を意図的に倒産させることは、出資者、債務者の財産に損害を与えることです。
違法ではない行為、特に正当な行為を行って潰れたとすれば経営者の責任ですよ。
イニシアティブの行為はいいとは言わないけど、悪いとはいいきれないので責任は問われないと思います。
その責任が誰にあるのか、元からブラックだったからという理由だと責任はうやむやだから仮に潰れたとしても”多分”イニシアティブの方に責任があるとは言えない。
>七 事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人
特別背任は自分や他者に不当な利益を与える目的で行う事ですが、イニシアティブは契約による報酬を受け取るんだからこれには当たらないと思います。
専門じゃないけどこれに該当するのは執行役員の事じゃないかと。
副部長レベルだと上に部長や役員がいるからイニシアティブが社内でとんでもない改革路線を取って会社潰れたとしても上役の善管注意義務違反だから背任は担当役員になると思う。
Masa
五十嵐さんの発言だけ見てると特別背任罪に見えるけど、やっぱり難しい気がする。コンサルがどんな提案したってそれだけで「その任務に背く行為」とは言わないから。
本作でいえばハーモニーは成功したわけだけど、これがもし失敗してタブレット代とか使った交通費とかが焦げ付いて顧客の大学からも多額の違約金要求されたとしたらものすごい損害出すわけだけど、それで五十嵐さんを特別背任罪で告発できます?
最初からつぶす気で来たなら詐欺罪位には問えると思うけど、入って内情知ってからつぶそうと考えたならそれも無理。
特別背任罪に問えるとしたら「ライバル企業やユーザー企業に入っているイニシアティブのメンバーに情報流してつぶしてもらうように動いてもらった場合」だと思うけど、本作見てるとそういうことはしていなさそう。
あと、契約書に「結果責任は問わない」とか書いてなければ民事責任は問えるはずだけど、そんな穴はふさいでいそうな気はする。
もしくは
五十嵐の「イニシアティブは悪質な会社を倒産させる工作をしている」、
という発言それ自体が虚言、って可能性もあるかも。
虚言の目的は、箕輪が言った通り、箕輪たちに向けられるヘイトをイニシアティブに向けさせること、あたりかな。
今読み直してみたけど、
第35話の時点で、「イニシアティブがかなり手荒な真似をしている」って噂について、
アツコが事前に知っていた事は確定している。
けれども今回の話での反応を見る限り、アツコはイニシアティブが会社を倒産させるような工作まで行っている、
ってところまでは知らなかったみたい。
もちろん会社の倒産工作がマジで、たまたまアツコの情報網に引っかからなかっただけかも知れないけど、
この状況なら五十嵐のこの発言自体がそもそも嘘だ、と疑える余地は十分にあるんじゃない?
五十嵐も必要なら、そういうハッタリや心理戦もこなせそうな性格だろうし。
経済犯罪特捜部
>違法ではない行為、特に正当な行為を行って潰れたとすれば経営者の責任ですよ。
意図的に会社を潰すのであれば、出資者と債権者の財産を侵害するので、
特別背任罪です。
特別背任罪は役員だけに限りません。
リストラをして、辞めさせた社員の後釜としてイニシアティブのメンバを
雇用するというのは、自己もしくは第三者への利益誘導ですから、これも十分グレイですね。
特別背任罪ではない、只の背任罪、業務上横領罪でも罪に問えますね。
刑事告発されて、捜査、逮捕、裁判に至った時点で、イニシアティブのコンサルタント組織としての命脈は尽きるでしょう。
どこの会社が、裁判で係争中のコンサルタント会社に、業績改善の依頼をするでしょう?
イニシアティブ周辺の関係者もとばっちりを食うのはごめんなので、さっさと逃げ出すでしょうね。あるいは見逃してももらう代わりに情報提供して、五十嵐の脱税疑惑や、外国企業との接触から輸出管理法違反に問える事案に発展するかもしれません。
?
>経済犯罪特捜部
本作では人事権は持たないと明言しているのだから
イニシアティブ要員の採用がイニシアティブ主導で行った利益誘導とは言えない。
そもそも縁故採用で特別背任になったケースってありました?
刑罰は意図はそれほど重要では無く結果によって行われるものだと思います。
資本、債権の毀損という事ですが、もともと上手くいってない企業の場合は
どれだけ損害を与えたのかが明確ではなくなりそうです。
もともと潰れる会社だったのをここまで立て直したけど力が及ばなかったとかいいそうです、反論はありますか?
?
企業資本の管理監督、企業に利益をもたらすような事業の創出は経営者の責任。
最近の風潮として企業利益をもたらす責任が従業員にあるという流れを感じるけれど企業の仕組みとしてはおかしい。
従業員は働くだけ、管理職も従業員や職責内でのリソースを管理するだけ。
最終的な利益は経営責任。
本作のイニシアティブの問題は何故ベンチャを起こして自分でやらないのかだと。
まあ、予想としては取引先は長いつくあいあるいは巨大資本の所を優遇するので良いものがあっても契約には結びつかないという事だとは思います。
nn
>Masaさん
今回はそういう作り方してますね
コメント欄が暴走しすぎたせいかw
DEADBEEF
本文中、
>むしろそういう間抜けな経営者がいる会社は、早めに倒産してほしいもんだ。
と語り、それはイニシアティブが 実行すべきだ
との指摘に
>イニシアティブは、すでにそういう活動に手をつけている
と答え、
>全力でその経営者を放逐する手段か、
>会社そのものを倒産させる方法を考える。
上記のようなことを画策し、行動している。
ぼくは法律には詳しくないので、実際に刑事告訴を
受けるようなものなのかはわかりませんが、
「この行為、シロかクロか?」と問われれば、
ぼくは「言葉どおりに受け取るならば、間違いなくクロ」
と答えるでしょう。
ただ、五十嵐さんもこれだけ堂々と発言しているということは、
五十嵐さんの行為は、上記言葉通りのものではないのでしょう。
BEL
>特別背任罪は役員だけに限りません。
条文でわざわざ"使用人"てなってますしね…
この人達って多分役員じゃないですよね。
http://blog.goo.ne.jp/jp280/e/856d9b3060472ad204dc9b8f28ee1603
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0800N_Y1A200C1CC0000/
あ、今回の箕輪さんたちの会社に対してしたことを、特別背任と言うつもりはないです。
「会社そのものを倒産させる」を実行した場合です。
それに、構成要件を満たすだけであって、
実際に例えば告訴されたとして、起訴されるかや、有罪になるかまではわかりません。
というか個別の事例によるわけですから。
それにしても五十嵐さんはどっかのブラック企業に相当な恨みでもあるのか?w
回想ではそこまででもなかった感じだけど。
Masa
>雇用するというのは、自己もしくは第三者への利益誘導ですから、これも十分グレイですね。
>それに、構成要件を満たすだけであって、
「グレイ」、「構成要件を満たす」程度の話で刑事告発して証拠不十分で不起訴となった場合、告発した方が「偽計業務妨害罪」に問われます。
また、調査中に告発した内容と違う事実がでたら「虚偽告訴罪」に問われます。
なので、相応の証拠が揃えられないとそもそも告発できないと思いますし、少なくとも今回の話の内容では無理じゃないかと思います。
az
フィクションの小説の、本当にやったかやってないかすら解らない事が合法か違法かをここまで論議することに一体如何程の意味があるのか…
ii
>azさん
おそらく、今回の五十嵐の発言や主張に対し、
劇中のキャラクターが誰も法律上の観点から反論を行っていないの原因ではないかと。
私達は日本国の法律に従って社会生活を行う必要があり、
法律に背くような行為を行えば、社会からその違反行為に制裁を受けます。
その違反行為にどれほど正義や大義があろうと、
それは法による制裁を逃れ、正当化する理由にはなりません。
言うまでもない、社会人としての常識ですよね(少なくとも建前上は)。
けれども今回の話では、五十嵐(それとも作者?)が、
イニシアティブの行為の是非を、IT業界の改善という論点だけで論じて、
そもそも社会人として守るべき最低限のルールであるはずの法律を、
軽んじていると捉えられてもおかしくないような主張をしているから、
それが議論を呼んでいるのではないかと。
繰り返しになりますが、五十嵐のやり方もそうですが、
箕輪達が誰一人として、
法律の観点からイニシアティブのやり方を批判していないのは、
考えてみれば不自然ですよね。
五十嵐の弁論術やプレゼンテーションに、
一人残らず圧倒されてしまったのかも知れませんが……。
屑二号
>本作のイニシアティブの問題は何故ベンチャを起こして自分でやらないのかだと。
>まあ、予想としては取引先は長いつくあいあるいは巨大資本の所を優遇するので良いものがあっても契約には結びつかないという事だとは思います。
「できない」ではなくて「やる必要がない」「目的にそぐわない」と考えているからだと思いますよ。
自身が経営する会社でそれを実行しても、論議や葛藤を起こせないから。
簡単に言えば、五十嵐は会社組織の一番下っ端あたりの人達に対して「業界がどうあるべきかを考え、そのために自分に何が出来るかを考えろ」ということを教えて回るのを「自分の仕事」と規定している、「宣教師」的な人物として描かれているのでしょう。
答えの出ていない課題に対して自分なりの答えを出してやってみる、やって見せる。
それが議論を呼び、結果賛同してくれればよし、別の答えを出して反対に回るならそれもよし。
という姿勢が見て取れるわけですが、それをするには経営者では無理だということ。
サルーン
コメント欄では何度か技術力にコミュニケーションスキルを含むか
と言う話になりましたが、どうやら五十嵐氏の中では含まない様ですね。
と言うのも業務プロセスを改善して欲しいと言う依頼をされて
「その結果会社が潰れても構わない」なんて理解は普通はしません。
言われた事だけやれば良い、指示をそのまま実行すると不具合が起きるのは気付いていたが指摘せず進めた。なんて言うのは下流プログラマ(いわゆるコーダー)の仕事です。
BEL
(技術者にこそ必要なコミュニケーションスキルというものはあるものの)
一般的なコミュニケーションスキルは技術力には含まれない、
含まれないが従業員を評価する上で、技術力と同じように重要な要素である、
と私は解釈していましたが、今回の五十嵐さんの発言をみると、
思っていた以上に彼は技術力市場主義よりに偏っているな。
(コミュニケーションスキルはあくまで技術力以外のスキルの一例であって、
"ヒューマンスキル"とかでも同じかな)
「法的な問題」は、
何故現実社会にイニシアティブのようなものがないのか、
の答えの一つなのかも。
いまさら
作中でコミュニケーション力は大事だが、技術者は1番に技術力があるべき
いいわけのためにコミュ力の大切さを謳うなっていってるでしょうに
なんで技術力の中にコミュ力が入ってるかどうか気にしてるのか意味不明
比較してるのに入ってるわけないだろw
BEL
コミュニケーションスキルを、アツコさんは"それも立派な技術"と言ってるし、
五十嵐さんも"重要な技術"といってるんですよね。
つまるところどういうコミュニケーションスキルを指してるかによる気が。
含まれるか否かじゃなく、どちらがどういう局面でどのように大事かなのに、
アツコさんも変なこというからかみ合わない。
"実装スキルを磨かないいいわけ"にするのはだめだが、そうでなければ大事であることにかわりはないし。
逆に"技術力が一番にあるべき"とかいってヒューマンスキルのなさのいいわけにするのもよくないわけで。
"コミュニケーションスキルが低くても技術力があればシステムの全体像をイメージできる"
なんて五十嵐さんは言ってるけど、低さの問題で、コミュニケーションスキル低すぎたら、
イメージできたことろで仕事にならないし。
意味が広すぎる言葉を使ったり、程度問題を極論にしようとするからかみ合わない。
首捻り
コミュニケーション力があっても技術力がなければ意味が無いってことでしょ。
仮に20点の技術力しかない場合、どれだけ頑張っても20点に多少色が付く程度にしかならない。
90点の技術力が有るとしたら、その人のコミュ力次第で100点まで行けるかもしれないってことだと思うんだがね。
どっちかがあるかどうかじゃなくて、活かす下地が技術力ってことで。
?
業務プロセスの改善=既存の事業を再構成ですよね。
その企業自体が取引先も含めて社会的に必要がないとなった場合はプロセスの改善だけではなんともならないと思います。
プロセスの見直しで利益が出たり増えたりするのは本業がそれなりに上手くいっている企業だけです。
必要なのは事業の創出です、本作ではあらたなビジネスを生み出していますよね?
技術者の住よい世界を作りたければアメリカのIT系?企業のようにビジネスを成功させて技術者をやとえばいいだけです。
何故日本のシステム開発に拘るのかが理解できません。
経済犯罪特捜部
>本作では人事権は持たないと明言しているのだから
>イニシアティブ要員の採用がイニシアティブ主導で行った利益誘導とは言えない。
>そもそも縁故採用で特別背任になったケースってありました?
人事権の濫用は民事、雇用者VS被雇用者の争い
特別背任罪は刑事、国家(警察/検察)VS五十嵐 の争い
特別背任罪は財産罪なので、権利の濫用かどうかの争いではありません。
>刑罰は意図はそれほど重要では無く結果によって行われるものだと思います。
とんでもない。
刑事裁判では、故意、計画性の有無は必ず争点になります。
特別背任罪の構成要件は
①株式会社の取締役や監査役など一定の地位にある者が,
②自らを含めた会社以外の者に利益を図る目的または会社に損害を加える目的で,
③その任務に背く行為を行って,
④その会社に財産上の損害を加える
なので、意図が構成要件②に含まれています。
また、特別背任罪は会社法
962条 前二条【第960条、第961条】の罪の未遂は、罰する
により、未遂でも成立します。つまり着手してれば、結果が出て無くても罪に問えます。
>資本、債権の毀損という事ですが、もともと上手くいってない企業の場合は
どれだけ損害を与えたのかが明確ではなくなりそうです。
株式会社の資本金は
株主の出資金+借入金
です。 借入金は、銀行からの融資、社債による借り入れ金です。
倒産した場合はこれがパーになるわけですから、損害はこの資本金が目安になりますね。
倒産しなければ、借入金は元本と利息、株は配当を生み出していたはずですから、それらの資産に対する毀損になります。
>もともと潰れる会社だったのをここまで立て直したけど力が及ばなかったとかいいそうです、
倒産のリスクは借入金の利率にリスクプレミアムとして計上されます。
ブラック企業だけど業績を上げている企業なら、金利は低くなります。
そいういう企業を倒産したのであれば、リスクプレミアムのことが起きたのですから不自然なので見当はつきますね。
実際に倒産させる手口に寄りますが、倒産で一番多いのは、運転資金のショートですから、短期の運転資金の銀行での借り換えを、イニシアティブが何らかの形で妨害するという形でしょう。
・イニシアティブのメンバに銀行員がいて、標的の企業の銀行内での信用評価を意図的に下げて稟議書を回すとか、、
・信用を毀損するような風評を流して取引先の契約打ち切りや、 融資の引き上げを誘う
などが手口として考えられます。
いずれも風評を流したりした時点で五十嵐は特別背任ですが。
池井戸潤の短編集に、稟議書をわざと放置して手形落ちを誘うという手口の作品がありましたね。
大企業の系列のIT企業だと、財務危機には本社がメインバンクと組んで融資を行ったり、増資を行ったり、系列企業同士で合併させたりして、倒産を防ぐので、
イニシアティブが倒産させることが出来る企業は、
メインバンクがなく
系列企業ではない独立系の
資本が小さい
ソフトウエアハウスばかりということになります。
イニシアティブの活躍によって大手の系列企業に集約・寡占化が進むわけですが、その道は五十嵐が言うような「IT技術者がクリエイターになる」ということではなさそうですね。
経済犯罪特捜部
>業務プロセスの改善=既存の事業を再構成ですよね。
違います。
企業は多くの事業部門からなっています。
事業の再構成は、各部門間のリソースの再配分です。
成長部門への資源の重点配分、不採算部門からの撤退、組織の簡略化、バランスシートの改善など。
主として財務諸表の分析から入るマクロな仕事です。
それに対して、業務プロセスの改善は、事業構造そのものを改変しません。
事業を進める上での事務手続きの共通化とか、自動化、簡略化、改廃などです。
BPMなどを使って、業務フローの分析から入るミクロからの積み上げです。
オレンジ
イニシアティブ(五十嵐さん)のやってることが背任に当たるかどうかなんて物語の主眼ではないのでどっちでもいいと思いますが、話が膨らむのは知識欲がゆえですかねぇ。
ともあれ、改めてイニシアティブの思想と活動を確認したことで判断材料は出揃ったかな?
後はカスミさんを残す為に行動するのか、何もしないのか、箕輪さんがうまくまとめられるといいですね。
らいてふ
技術力とは漫画家でいえば画力、漫画家に画力が必要というのは正論。
しかし、巧みに描けていればその漫画が売れる、というわけではない。
大ヒット作品には、買い手の感性に訴求する「何か」がある。だから売れる。
そして大抵の場合、その「何か」とは技術力のことではない。
自分が有能なプログラマだと思うなら、B2Bの世界で労働力を安く切り売りするのはやめて、B2Cの世界に転身するほうが良い。誰もが使いたいと思うアプリを開発して売れば、個人で簡単に金持ちになれる。好きなプログラミングだけで高い報酬が得られる。今はそういうことができる時代になってる。女子大生がなんちゃってスマホアプリをつくって起業できちゃうんだから、高度な技術力のあるエンジニアのあなたにそれができないはずはない。
でも、無理でしょ。
あなたも私も、他の誰かに売るべき「何か」を創造できない。
プログラミングスキルはあっても、いくらiOSやAndroidに精通してても、それだけでは誰もが欲しいと思うような新たな価値を社会に対してプレゼンできない。
だから、会社に雇われて、上司やクライアントの指示を受けながら毎日コーディングし続け、毎月決められた賃金をいただいて生活している。
違いますか?
「企画女優」はいくらスキルがあっても「単体女優」にはなれませんよ。組織にしがみつく人間は所詮は「汁男優」のようなもの。自分に自信があるなら本物の「男優」を目指すべき。
でも、なれないでしょ。若い男なら日々スキル向上は目指してるだろうけど、世間に認めてもらえるようなパフォーマンスなんてできないでしょ。自分自身を商品化して売る世界はそんなに甘くない。そのハードルを越えることができるのはごく限られた一部の人間のみ、どんな業界においても。
もっと簡単なのは、管理職になって会社を変える行動を起こすこと。
エンジニアのあなたに、それができますか?
http://www.mosa.gr.jp/mosaden/?page_id=2786#1337076028
SZSR
>もっと簡単なのは、管理職になって会社を変える行動を起こすこと。
同意。
n
>技術力とは漫画家でいえば画力、漫画家に画力が必要というのは正論。
1行目から間違ってるよね。
漫画家に謝ってください。
ke
別に、五十嵐さんの思想に対して賛成でも反対でも、「感想」の範囲としていいと思うんだけど、読者同士で議論したり、発言のソース出せとか始めると、「感想の感想」になってて、もう物語関係無くなってるじゃんとか思うわ。
間違ってると思ったら場所の趣旨関係なく反論始めるのって理系の悪癖だよね。
それともPressEnterのコメント欄って読者同士の議論の場なの?
自己言及すると、これも「感想の感想に対する感想」だから良くないですよね。
申し訳ない。
サルーン
いまどきフリーランス至上主義は流行らないと思います。
メネメン
ネタなのか、マジなのか、わからなくなってきましたね。
目的を持って、ある行為を行い、その目的とした結果が発生したとしても、
行為と結果の間に、相当な因果関係があると立証されない限りは、罪にはならないです。
ムカつく発注元に損害を与える目的をもって、バグを放置したまま納品したら、背任未遂?
五十嵐さんが、倒産させた会社があったとして、
その会社での地位が、H&Gのそれと同じ場合、特別背任に問われる可能性はほぼゼロ。
経理部長として雇用契約を結んでいて、銀行取引を任されていたりすれば別。
騙されやすい技術者は、ブラック企業のいい鴨ですよ。
Masa
メネメンさんに補足。
何度も言うけどさ。
コンサルがどんな経営方針とかプロジェクトとかを提案しても「その任務に背く行為」にはなりません。これは、提案にどんな隠れた意図があったとしても変わりません。
したがって、コンサルが提案したことに従ったら会社がつぶれましたではコンサルを罪に問えません。
サルーン
刑事事件として扱おうと思うからおかしいのであって普通に民事案件ですね。
要件にないからXSS対策もCSRF対策もしませんでした、なんてプログラマをカスと呼ぶのなら
同様に経営が傾くようなアドバイスするコンサルもカスと呼ばれるだけの話です。
らいてふ
「特別背任罪や背任罪には絶対に当たらない」と断定できるのはスゴイ。
「今回のケースは、それらに該当しない蓋然性が高い」くらいの認識だったから。
SZSR
どっちでもいいじゃん(´・ω・)
az
うん、本当にどっちでもいいと思う。
仮に犯罪だっとして、これフィクションですし。
「なんだよ五十嵐犯罪者じゃねーか逮捕されねーのおかしいだろ」って文句付ける以外何かありますかね。
?
上記の統括部長は専任して単独で契約を結ぶ権限があったから。
特別背任は誰かが不当な利益を得ている事が前提であり、本作中でイニシアティブ関係者が不当な利益を得ているとは読み取れません。
イニシアティブ関係者を優遇しているので不公正だという話は分かりますが、不当な利益を得ているという話は見当たりません。
経済犯罪特捜部
>特別背任は誰かが不当な利益を得ている事が前提であり、
違います
③その任務に背く行為を行って,
④その会社に財産上の損害を加える
です。
不当な利益かどうかが争点になっているのではありません。
?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E8%83%8C%E4%BB%BB%E7%BD%AA
> 会社法第960条
>次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は株式会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該株式会社に財産上の損害を加えたときは、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
>七 事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人
損害を加えたでは駄目で、利益供与か故意に損害を与える必要があります。
上記の次に掲げる者の内該当するのは七だと思いますが、委任の説明をウィキで調べると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%94%E4%BB%BB
>雇用との相違点
>委任には雇用のような従属的関係が認められず、受任者が自らの裁量で事務を処理する点(独立性)で区別される[5][6]。
上記に書かれているとおりに事業における独立性、裁量権がある事が必要になります。
>刑法第247条
>他人のためにその事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたときは、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
背任の条項ですが、事務を処理する者とあります、これは何かをする責任があるという事であり、コンサル業務は提案などであった企業の内の何かをする事はありません。
極端な話、経営者をそそのかしてダメな行動を執らせたからといってそそのかした側に詐欺的利益などがなければ責任は経営者になると思いますけど。
もちろんコンサルするといってコンサルしなかったら背任には問われるんでしょうけど、コンサル内容を犯罪として問うとなると背任はないかなと思います。
Masa
完全に二人だけの世界だな。ここまで他の人のコメント無視できるのは逆にすごい。
話に参加した僕でもそう感じるんだから参加していない方はなおさらじゃない?
正直よそでやってくれって思い始めてるんだけど、このコメントもまた無視されるんだろうな。せめて次回のコメ欄にこの話を持ち越さないでください。
aiueo
これをやっているんなら五十嵐支持
↓
↓
「私は、どんなに無能だと思えるエンジニアにだって、何度かチャンスを与えることにしているぞ。40代、50代になっても、新しい言語を覚えることだってできるし、実装はしなくてもバックグラウンドのフレームワークや製品を理解することはできると信じているからな。不当な高給は諦めてもらわにゃならんし、後輩に教えを請うようなことだってあるかもしれないが、エンジニアとして真っ当な道を歩くことができるんだよ、というプランをきちんと提示している。事実、そういう機会をしっかり掴んで、エンジニアとしてのセカンドライフを立派に生きている55才のプログラマだって知っている。
?
aiueoさん
50才で月給18万+残業代だとしても言えますか?
プログラミング系専門出て行て学校の勉強をやっていればコーダの技術はあります。
設計はちょっと難しいのだと思いますけど。
一つの技術だけがあってず〜っときて、その技術が用なしになって新しく技術を覚えなければいけないという人は技術的に言うとIT系専門卒の新人以下ですよ。
技術がなければ設計出来無いという話の流れからするとSEの技能は無償提供を求められて技術が分からないと言って安い給料でこき使われるのが落ちでしょ。
まりも
>「なんだよ五十嵐犯罪者じゃねーか逮捕されねーのおかしいだろ」って文句付ける以外何かありますかね。
現実に五十嵐さんのような人がいたとしたら警察が逮捕してくれるんだ、
だから現実には自分は会社を追い出されたりしないんだ、
と思って安心することができる。
サルーン
それを言うなら、残業代不払いは厚労省に摘発されるので
現実には技術者を使い潰す会社は存在しませんね。
めでたしめでたし
a
会社や先輩に対して礼儀のないお前らの屑は全員解雇されろ。
特定して組織や業界から追放してやるからな。このコラムに賛同するやつは
すべて社会的に抹殺してやる。年功序列こそ日本の原点なのだ。
否定するやつはこの国から排除してやる、覚悟しろ。
あ
君たち20代~30代の社員はただのゴミなのだ。
この国は40代以上の方が作り上げたものだ。
君ら屑はそれにのっかっていきているだけの分際である。
権利だの待遇だの自重したまえ、君らのようなゴミは月給5万で十分なのだ。
奴隷やゴミの分際で人権だの求めてはいけない。君らは子孫を残すことも罪である。
経済犯罪特捜部
「丸石自転車」(東京都千代田区、永堀隆司社長)は30日、同社に約24億円の損害を与えたとして、行方が分からない八木芳雄前社長と業務提携していた鹿児島県国分市のコンサルタント会社代表の2人を特別背任の疑いで31日に警視庁に告訴すると発表した。
経済犯罪特捜部
言うまでも無いことですが、ブラック企業を倒産させるには、単に業務改善のコンサルティング以上の相当変なことをする必要があります。
五十嵐はそれを現に「ブラック企業を倒産さえた」と言っているわけだから、表向きの任務である「開発効率の向上」以上のことに手をつけていると考えざるを得ない。
刑事告発は、五十嵐だけでなくイニシアティブを会社に消化した人物や、契約を決済した役職者や、業務で五十嵐を監督し、報告を受け、承認を与える立場の役職者にも及ぶでしょう。
会社が切り捨てるのは武田氏のようなヒラの授業員だけとは限らないのです。
メネメン
丸石自転車。。。経済犯罪特捜部さんらしい事例ですね。
ただ、この例は、コンサルタント会社代表が特別背任の共同正犯だという主張なので、コンサル契約とは本質的には関係ないですね。
屑二号
「コンサル」「背任」でググったら出て来ました、的な。w
「倒産させるつもりならこのぐらいのことはやるつもりのはずだ」ってことなのかもしれませんが、いくらなんでもぶっ飛び過ぎですね。
「倒産させるつもりなら会社に火ぐらいつけるはず」ってのと大して変わりません。
JL
「ブラック企業を倒産させる」という言葉を直接的に解釈する人が多いですが、犯罪的(背任的な)ことであれば、五十嵐氏が大勢の前で広言するはずがないと思います。馬鹿な人ではないので。
意味的には、むしろブラック企業が法に反していたり、道義的にすれすれなことをやっている(サービス残業の強制や、36協定違反など)を正して、未払い残業代を全部払わせたり、長時間労働をやめさせた結果、それで持っていた会社はつぶれた、というようなことなんじゃないでしょうか。
きちんとやってつぶれるようなら、つぶれてしまったほうがいい。という意味ではきちんとコンサルとしての仕事としての意味はあるかと思います。
「つぶしてやったって・・」という突っ込みがあって、五十嵐氏が補足するという話がないと分かりにくいっすね。