ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

冷たい方程式(14) 過去の影

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 渕上マネージャ式マネジメントによって生じた、数少ない良い面の1つは、チームワークが生まれたことだ。国民感情が不満に傾くと、外敵をでっち上げて見せ掛けの団結感を作り出す、ということは無能な政治家や指導者がよくやる手口だけど、あたしたちは身近な職場で実感する機会に恵まれた。この場合の敵とは、当然、渕上マネージャだ。

 渕上マネージャの行動や言動から考えると、「担当者がすべての情報を知っている必要はない。情報はPMに集中させ、必要に応じて担当者に放出すればいい」という理論に基づいたマネジメントを実践しているようだ。進捗報告を個別に行うのもその1つだ。

 そのため、あたしたちは表向きはお互いが何をやっているのか知らないことになっていた。もちろん実際には、メールやメモなどで頻繁に情報交換をしている。

 あたしたちにとって謎だったのは、果たして渕上マネージャ自身が、システムエンジニアとして、プログラマとして、どれほどのスキルを有しているのか、ということだった。

 確かに「ご指摘」の内容は、設計面でも実装面でも、それなりの知識があることをうかがわせる。勤怠管理システムの各機能についても、下手をすると要求分析を行ったあたしたちより、詳しく知っているのではないか、と思われることもあった。

 ある日の午後、席を外していた渕上マネージャは、ITマネジメント課に戻ってくるなり、あたしに聞いた。

 「シフト管理機能について聞きたいことがある」

 「シフト管理ですか?」あたしは反射的に身構えた。「どんなことでしょうか?」

 「現場からの要望に上がっていた、希望シフトのエントリ機能はどうなった?」

 「ああ、あれですか。あれは今回の開発では中止にしました」

 「なぜだ?」

 渕上マネージャが言っているのは、予定シフト上で空きができてしまった時間帯に対して、希望する契約社員に自宅のPCや、携帯などからエントリさせる機能だった。現在では、班長が心当たりの社員に対して、電話やメールなどで意思を確認しているので、実現すればその手間が省けることになる。シフトの組み替えが頻繁に発生している工場からの要望として、機能追加要件に上がっていたものだ。

 面白い機能だとは思ったものの、要件定義の早い段階で除外せざるを得なかった。うちの会社のネットワーク上には外部にサイトとして公開できるサーバはない。レンタルサーバという手もあったが、社内のLANへアクセスできるルートはない。やるならファイアウォールを追加して、専用線を引いて、と、クリアしなければならない問題が多すぎるし、そのための追加費用も見込めない。

 あたしの説明を聞いた渕上マネージャは、厳しい顔になった。

 「現場からの要望として、期待度が高いことは知っているな」

 「それは、まあ」

 「この機能ができれば、班長の残業も減ることになることも理解しているな」

 「それはもちろんですが」

 「それならやりたまえ」渕上マネージャはあっさり命じた。

 あたしは言葉を失った。横で聞いていた亀井くんも驚いた顔で渕上マネージャを見た。

 「い、今からですか。それはちょっと無理だと思います」

 「無理だと言われていることの9割は、単にやる努力をしていないだけにすぎない」冷たい声だった。「すでに要件はまとまっている。実行するのに何も問題はない」

 ――いや、おおありだって

 話を聞いていた磯貝課長が、咳払いをした。

 「日比野くんが言ったように、機能だけ作って終わりというわけじゃないので」課長は笑いながら説明した。「ファイアウォールなんて設備投資計画に入ってないものを、今から手配するのは、ちょっと難しいんじゃないですかね」

 「インフラグループには、私が交渉する」渕上マネージャは、相変わらず感情を感じさせない声で告げた。「費用面も私の権限で追加投資を承認させる。やりたまえ」

 沈黙が降りた。全員があたしの反応を注視していることに気付いたのは、30秒ほど経過した後だった。

 「コストの問題はいいんですか?」あたしは確認した。「必須というわけではない機能のために、インフラ面を含めた追加投資が発生しますが……」

 渕上マネージャが登場したとき、コストカットと称してOSやデータベースを変更したことを暗に批判したつもりだったけど、渕上マネージャは眉ひとつ動かさなかった。

 「ムダなコストを削ることと、必要な投資を行うことは矛盾しない。いずれにせよ、君が心配することではない。やりたまえ。これは決定だ。君の意見を聞いているのではない」

 少しムッとしながら、あたしはスケジュール表を開いた。幸いなことに、シフト管理機能は、2月のカットオーバーに間に合わせる必要がないから、時間だけはあるわけだ。

 ――でもなあ……

 あたしとしては、この機能は他のいくつかの追加要望と一緒に、2次開発としてホライゾンシステムに発注するように持っていく、というひそかな心積もりがあった。それぐらいしなければ、赤字すれすれの金額で発注させてしまった八木社長や、身を削るように実装してくれているムツミさんに申しわけない……と思っていたのだけど。

 「分かりました」あたしは渋々答えた。「その代わり、具体的に設計などを開始するのは、インフラ面での課題がクリアされることが決定してからとさせてください」

 「いいだろう」渕上マネージャは腰を下ろした。「決まったら教える」

 あたしとしては、このまま予算が通らず、立ち消えになってくれることを、半ば期待していた。ところが、次の週、その期待はあっさり破棄することになった。

 「必要な予算は確保し、承認を得た」渕上マネージャは淡々とあたしたちに告げた。「レンタルサーバの選定、機能設計など、必要な作業を進めたまえ」

 あっけに取られたあたしが何も言えないでいる間に、渕上マネージャは追い打ちをかけた。

 「シフト管理機能も、他の機能と同様に、2月のカットオーバーに間に合わせるように」

 「え、マジですか!?」

 思わず口走ったあたしに、渕上マネージャは100倍ぐらい冷静な顔で答えた。

 「それが条件で予算を確保した」

 ――なんで、あたしたちに相談もなしに決めるかな、この人は

 「それは無理だと思います」

 「君は、先週、了承したではないか」

 「シフト管理機能全部のことは言っていません」

 「できないというのかね」

 「できません」

 「できない要因は何だ?」

 「マンパワーが絶対的に足りません」あたしはちらりとムツミさんを見た。「まさか、ホライゾンシステムさんに、シフト管理機能も出すつもりですか?」

 それを聞いたムツミさんの顔が蒼白になったが、渕上マネージャは首を横に振った。

 「そんなことは考えていない」

 「一応、言っておきますが」あたしには渕上マネージャの意図が奈辺にあるのか読めなかった。「私と亀井くんだけでやるのは無理ですよ」

 亀井くんも同意するように大きくうなずいた。

 「どこまでなら、やれるのだ」

 あたしは少し考えた。

 「……せいぜい、設計までです。1月に入ると、社内でテストも始まるし、各部門の担当者への教育もあります。実装までやっている時間はないです」

 「それは私が何とかする。2月が難しければ、3月1日を目標にスケジュールを考えたまえ。とにかくシフト管理機能も今期中に必ずリリースする」

 “必ず”を強調した渕上マネージャは、言うべきことはすべて言った、という顔でキーを叩き始めた。問答無用交渉不可ATフィールド展開中、という雰囲気だ。

 ――何とかって、何よ

 そう訊きたい気持ちをぐっとこらえて、あたしは、以前お蔵入りにしてあった、希望シフトエントリ機能のメモを探し始めた。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 その2日後、あたしは午後から久しぶりに外出した。内部統制・コンプライアンスに関する研修を、恵比寿本社で受講するためだ。これは、毎年1回、すべての正社員に義務づけられている研修で、外部から講師を招いて行われる。一度に受講する人数は10名前後で、9月から12月の間の1日を選ぶ。

 研修内容は、毎年ほとんど変わることがない。研修の最後には小テストもあるが、常識的に考えれば分かる問題ばかりなので、合格点に達しない人はほとんどいない。こんなものに金をかけるぐらいなら、社員に還元してくれればいいのに、と思う。

 やや退屈な研修は予定通り、17時に終了した。横浜に戻っても、すぐに18時になってしまう。かといって、恵比寿ガーデンプレイスをぶらぶらしたりするのも、亀井くんやムツミさんに申しわけない気もする。

 筆記用具やテキストをカバンに放り込みながら、さてどうするかな、と考えていると、同じく受講していた社員の1人が、あたしに気付いて声をかけてきた。

 「お、日比野」

 「ああ、祖父江くん、久しぶりね」

 この男性社員は、あたしと同じ時期に中途採用され、入社時の研修を一緒に受けた。営業職採用の彼とは仕事の上での共通点はなかったが、研修のときの自己紹介で、ビーシュリンプ飼育という共通する趣味を持っていることがわかった。彼は本社営業部に配属されたので、ほとんど顔を合わせる機会はないけど、互いの水槽の自慢話や、水草の情報などで定期的にメールを交換していた。祖父江くんには美人の奥さんがいて、あたしたちはどちらも不倫には興味がないので、色っぽい話にならないのが残念なところだけど。

 「横浜に帰るのか?」

 「いや、どうしよっかなって思ってたところだけど」

 「急がないなら、茶でも飲んでこうぜ」

 「うん、まあ、いいけど」

 あたしたちは、恵比寿ガーデンプレイスまで移動し、三越の1Fにあるケーキのおいしいカフェに入った。

 紅茶とケーキを注文し、しばらくエビ関係の情報を交換した。祖父江くんは、スマートフォンで撮影した、グレードの高いビーシュリンプたちの写真を自慢げに見せつけてきた。あたしも負けじと、自分のエビたちの画像と、手入れに苦労したグロッソスティグマの絨毯を見せつけた。

 エビ談義が一段落すると、祖父江くんはふと思い出したように言った。

 「そういえば、日比野のとこで、勤怠管理システムのリプレイスやってるんだろ」

 「そうなの」あたしはつかの間忘れていた開発現場のことを思い出してしまい、顔をしかめた。「今、その真っ最中よ」

 「渕上マネージャが、そっちに行ってるんだよな」

 「そう……え?」あたしはティーカップを置いた。「なに、あの人のことをよく知ってたりするの?」

 「よくは知らないけどな。情報統括対策委員会と営業部は同じフロアだから、挨拶ぐらいはする」

 「なんだ、その程度か」あたしは、ちょっと失望してティーカップを口に運んだ。

 「張り切ってるだろ、渕上さん」

 「まあね」

 張り切りすぎだけどね、と心の中で続けたとき、祖父江くんは妙なことを口にした。

 「あの人にしてみたら、やっとリベンジできるってとこだろうからなあ」

 「リベンジ?」あたしはカップを置いた。「何のこと?」

 祖父江くんも怪訝な顔になった。

 「だって、勤怠管理システムのリプレイスだろ」何を今さら、というような口調だ。「リベンジじゃないか」

 「ごめん、意味が分からないわ。勤怠管理システムのリプレイスだと、何でリベンジになるの?」

 「ああ、なんだ」祖父江くんは勝手に納得してうなずいた。「知らなかったのか」

 「だから、何が?」

 「今の勤怠管理システムな、導入の責任者は渕上さんだったんだって」

 今、耳にした言葉が脳細胞に浸透し、有意な情報として定着するまで、少しばかり時間がかかった。その後、ようやく驚きが反射してきた。

 「マジで?」

 「マジ。うちの部長が言ってた」

 「それは……初耳だわ」

 「そうか、横浜じゃあまり知られてないのかな」

 「でも、なんで渕上さんが?」あたしは心に浮かんだ疑問を口にした。「情報統括対策委員会とは関係ないよね」

 「いや、オレも飲み会のときに部長から聞いただけだから、詳しくはないんだけどな」

 そう言いながら、祖父江くんが記憶を辿って話してくれたところによると、渕上マネージャは、もともとK自動車の生産管理部にいたのが、情報統括対策委員会発足と同時に、モリシタ精機に移ってきたらしい。出向なのか転職なのかは分からない。

 「名目はERPパッケージ導入の責任者ということなんだけど、いずれは、うちのCIOに就く予定だったらしいな。実際、コストを最小限に抑えてERPの導入を成功させた手腕は、まあ、高く評価されてたみたいだしな。本来ならもう何年も前にCIOの役職が新設されて、初代に渕上さんが就任するロードマップになってた。でも……」

 他に手が空いている人がいなかったのか、志願したのか、いずれにせよ、現・勤怠管理システム導入の責任者を引き受け、それが実質的に失敗と見なされたことで、完ぺきだった渕上マネージャの職務経歴に浅からぬ傷を残した。

 「それに加えて、K自動車からとはいえ、外から来て、CIOなんて重要な役員に収まろうとしていた渕上さんに対して、やっかみの空気もあったんだろうなあ」

 渕上マネージャは、今に至るまで、情報統括対策委員会の椅子を暖め続けることになった。

 「……そういうことか」

 「何が?」

 祖父江くんが不思議そうに聞いてきたが、あたしはそれを無視して考え込んでいた。

 どうりで勤怠管理システムの機能に詳しいはずだ。必死で予習してきたのかと思っていたが、もともと知っていたわけか。

 つまり、渕上マネージャにとって、現・勤怠管理システムは、経歴上の汚点ということだ。ほとんど毎日使うシステムだから、目にしないわけにもいかず、忘れてしまうこともできない。社内から不満の声が上がるたびに、自分が非難されているように感じていたのではないだろうか。

 その汚点を消滅させるには、新しいシステムに置き換えるしかない。リプレイスプロジェクトが発足したときは、大喜びだったに違いない。あの人が歓喜を爆発させている姿など、想像もできないけど。

 しかし、プロジェクトの進捗状況を見て、渕上マネージャは歯がゆく感じたのだろう。実装のできないPM、2人しかいない担当者、スキルも定かではない協力会社。こいつらに任せておいていいものか、と不安になったかもしれない。

 それに他の社員の手によってリプレイスが完了したとしても、渕上マネージャ自身の評価が1ミリも上がるわけでもない。

 「だから、自分が指揮を執って、プロジェクトを絶対に成功させようと乗り込んできたわけか」

 思わずこぼれた独り言だったが、祖父江くんは反応した。

 「そういえば、マネジメントの本を何冊も何冊も読んでたな」

 「でしょうね」

 渕上マネージャが、リベンジを成し遂げるには、自らが指揮を執るプロジェクトによって、今度こそ、エンドユーザーから不満が出ない完ぺきなシステムを再構築すること。それしかない。そのためには自分のマネジメントが失敗してはならない。

 もちろん、予算をオーバーするなどもってのほか。あたしたちの残業時間を制限したのも、そのためだ。

 シフトのエントリ機能にこだわった理由も、何となく分かる。きっとどこかの部門で、「エントリ機能、あるといいねえ」とでも言われて、その要望に応えようとしたのだろう。現システムと同じものを作るより、より機能を充実させることができれば、リベンジはますます完ぺきなものとなるのだから。

 「なるほどねえ」あたしは冷めかけた紅茶を飲み干した。「よく分かったわ。ありがとね」

 「はあ。何だか分からんが、まあ、いいか」祖父江くんは時計を見た。「じゃ、そろそろ行くか」

 おごってもらうつもりはなかったが、祖父江くんは伝票を先につかんでしまった。自分の代金を出そうとしたあたしを制して、祖父江くんはさっさとカードで会計を済ませた。

 「その代わり、今度、グロッソを少しわけてくれよ」

 「いいけど、あれ、CO2添加しないと育たないよ」

 「うーん、エビ水槽にCO2はちょっとなあ……」

 あたしは、水草が健全に生育する環境を整えることが、ひいてはエビの生活にも良好な結果をもたらすと考えている。祖父江くんは逆の考えだ。まあ、どちらが正しいかは、年月単位の時間が経過した後でないと判明しないだろう。情報システムの世界とは真逆だ。

 「じゃあな。また、メールするよ」

 恵比寿駅の改札で、あたしたちは手を振って別れた。たまには外出もしてみるものだ。

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(56)

コメント

山川

シチュエーションは違うけど
過去に作った低評価システムを今作り直しするとしたらどうするだろうってのは
たまに考えたりしますね。

東方朔

「過去の影」……指輪物語ですか。
はたしてマネージャの使命は達成されるんでしょうか。続きが気になります。

ななし

前回の失敗の原因がなんだったかが知りたいですね。
渕上マネージャはマネージメントにあると判断しているようですが。

saboten

渕上さんの過去ktkr(゚∀゚)

しかし、私的なリベンジのために頑張ってるとしたら思ったより可愛いな。
もっと冷徹な戦闘マシーンかと思ってた。

顧客の要望に応えるために機能追加か。
私ならこの段階ではやらないで、まずミニマムを達成するかなー。
状況が今より悪化することもあるだろうし。

ふっちーLove

渕上マネージャー、すげぇ。猛烈に感動した。涙が出てくる。

開発実施の是非を即決する決断力。
予算を1週間でとってくる政治力。
開発メンバーの不満を前にしてブレない強靭さ。
それを裏打ちするITスキルと業務知識。
渕上さん、俺はあなたになりたかったんだよ。

前にあなたがERPの導入を計画通りに終えて
役員から信頼を得ていると言ったとき俺は信じられなかった。
予定通り終わるようなERP導入なんてありえねぇ、
渕上マネージャーは現実把握能力に欠けた痛い人かと。
でも、本当だったんだ。

それだけの力量があって役員直前までたどりつきながら、
それでも開発に取り組んだのか。
失敗したんならエースシステムズのせいにして流しちゃえばいいのに
あえてまた火中の栗を拾うのか。まだ守りに入らないのか。
ホントすげーよ。もう前がみえねーよ。


「分かっているSE・プログラマー」vs「お馬鹿なマネージャー」の構図を維持するために
たとえ貴方がパワハラ、セクハラ、労基法違反で逮捕されることになっても、
俺はあなたを応援する。
bananaもbanananもやめ、もう俺、ふっちーLoveでいくから。

ふっちーーーー! く( ̄△ ̄)ノガンバレェェェ!!

いぬこ

盛り上がって来ましたー。
失敗を立て直したいというのは良いけど、
何が失敗の原因かをわかってないと深みにはまるだけですね。
なんで現在の現場の人の意見をちゃんと聞いたりしないんだろう。
昔は愛らしく現場の人とも仲の良いふっちーだったけど、
なあなあになってしまい失敗したとかいう過去があったりするんだろうか。

あと、リーベルGさん、お仕事大丈夫ですか?
おもしろいお話を書くことに夢中になってたりしません?
こちらは毎週楽しみで嬉しいんですけど。

昔のエンジニア

外部へアクセスを開いたシステムと、クローズなシステムではファイア・ウォールやセキュリティ機能などの開発時のコストだけではなく、サーバー管理システムの選定とアップデート管理、LINUXベースならば新しいドライバと他の機能との相性の問題、ウィルスやクラッカー侵入時への対策・情報収集など、思う以上に運用経費がかかってくる。異常時への対応策と対応人員も必要になる。

シフト管理への外部からのアクセスのタイミング・ルールの作成も必要だ。
システム・メンテナンスによる機能停止期間のお知らせルールなども必要だ。
クラウドならば、そういうことも「パッケージ」として提供されるのだろうが。

これでは班長の業務として人的に管理した方が長期的コスト面で有利かもしれない。もとより班長のポストは誰かが勤めなければいけないのだ。現状は、勤怠の連絡=班長の確認が同時に済んでいる。
システム化すると、人員の入力と班長の確認の両方について、どうやって担保するのか、言い分が食い違ったときの責任はどうするのか、そこまで業務設計できているのか。
業務の不便さ・冗長さは、ときにはそれなりの意味がある。

要求の飲み込みすぎ・詰め込みすぎ・タイミングの遅すぎる追加は「計算違い=後悔」の大きな要因である。融通の利かないERP導入の成功経験があるというのにどうした事か。
PMの真の力量である「納期・品質・有用性・顧客満足度」の「バランスを取る力」は、方法論の学習だけでは得られない。
コストパフォーマンスのバランスがたった一つの機能追加、それもPM個人の利己的欲求による追加で狂い始めている。

このままでは、ユーザーから見えないバックヤードでのサーバーの保全管理とメンテナンス業務のコストが経常的に発生する。アウトソーシングすれば社内情報が盗まれる可能性が出てくる。

アスペルガー的PMふっちーの馬脚が見えてきた。
引責辞任まで、あと何ヶ月?

直球勝負・実力勝負だけしか能のない人材は、集団的指導体制(もちつもたれつ)を好む日本企業では、トップに上がれないか、上った途端にハシゴを外されてしまう。
まだ若いのう、おぬし。

昔のエンジニア

×PMの真の力量である「納期・品質・有用性・顧客満足度」の「バランスを取る力」
○PMの真の力量である「納期・品質・コスト・有用性・顧客満足度」の「バランスを取る力」

峻厳たるコスト管理意識はふっちーの取り柄の一つだった。
ドグマ的すぎるきらいはさけられないがね。

ふっちーLove

いやいや。

そこもとは主人公の目を通してしか情報を得ていないことを忘れておる。
主人公は実装以外を雑用全部と切って捨てる剛の者(第2話をみてね)。
そんな粗忽者の見えないところでふっちーは動いている。

直球勝負・実力勝負だけしか脳のない人材に
ERP導入を計画通りに進めるなどありえぬ話よ。
いまはご静観あれ。

  # アスなんとかじゃなくても
  # あんな馬鹿、相手にする気になれねーよ。
  
  # ほんとの娘だったら違うかもしれないけどさ。

とおりすがり

>ふっちーLove
うわお。
こんな変態さんがいるとは思わなかったわ。
ひょっとして渕上と同レベルの超無能マネージャー様?

>の見えないところでふっちーは動いている。
まあ渕上は見える所でも見えない所でも、開発の脚を引っ張る名人だけどね。今回も「できない条件」を勝手に提示して予算とってきてるし。これも彼に言わせれば「高度なマネジメント」で「君たちが知る必用は無い」ってことになるんだろうけど、普通は調整の失敗だわな。

前回の開発の失敗原因は、おそらくは渕上が「開発のできない人」だってことでしょ。
ERP導入なら原則として「完成品の導入」なのに対し、プログラミングは新規開発であり「創造」なんですよ。その違いがこの御仁には分かってない。この人は手引き書があればその通りに真似をしたり、教えてくれる人がいればその人の教えてくれたとおりに真似をすることはできるけど、新しい何かを産み出す能力が決定的に欠けているんです。だからプログラミングとかシステム開発になると、右も左も分からずオロオロするだけ。今もいろんな本を読んで勉強してきたんだろうけど、本質的なことが何一つ分かってないので、行動がすべて支離滅裂なのです。
しっかしまあ、私のマネジメントでやれば失敗はない、高度なマネジメント手法だ(キリッ)とか、よく恥ずかしげも無くそういうことを言えたもんだ。道理で彼自身が過去の話をしたがらないわけです。

をちゃ

大手SIerさんの意見をききたいなあー

テルマ

なるほど。そういう過去があったのか。
あの強烈なモチベーションは、そこから来てたか。
自分の失敗をリカバリーしたいなら、1人でやればいいのに。
私なら、スッキリ忘れてしまうけどね。そういうことが、できない人なんだろうか。
ムツミさんが気の毒すぎる。

昔の

何を仰るか、この御時世にシフト管理機能の為の予算追加が、そう簡単に決まる訳があるまい。

経営者にとっては、これまでのやり方であろうがなかろうが納期までに実装が完了すれば、正直言ってプロジェクト・マネジメントなど、どうでもよい。
エンジニア諸氏に言いたい、まともなPMやPM技法が日本に普及しないのは、経営者視線からは「そんなもんはどーでもよい、よきにはからえ」だからだ。
さらに言うと「データの正規化」すら「プロダクション」のイッシューであって「経営」のイッシューではない。「ブラックボックス」で一向にかまわない。

このプロジェクトにあえて、ふっちーが降臨した理由は、ていよく彼をリストラするための経営者たちの策謀である。ERP導入の成功には裏がある。彼の成功を快く思わぬ人々が居る(営業職出身とか、現場出身とか)。

エンジニアの諸君、自分の首を心配するときがあるだろう?
心配しないためにはね、システムにバグやトラブルをあえて残しておいて、メンテナンスが欠かせないようにしておきたまえ。
「ブラック・ボックスをいじれるのは自分達だけ」という印象操作をしておきたまえ。

ふっちーのおかげで膨大なドキュメントが出来上がるだろうが、将来だれがそれをよみこなし再利用できるというのか?
諸君らにコモンセンスのあることを祈る。

ふっちーLove

システム開発とは「経営」にとってすなわち投資。
それが「経営」にとって許容範囲ぎりぎりのリスキーなものであれば、
当然、しっかりした説明が求められる。
ドキュメントとは情シス・SIerが投資に見合うものを作ったことの証。
無論、経営者自らがドキュメントを調べたりはしませんが、
代わりに監査するものはいくらでもいる。

>「経営」のイッシュー

この言葉が出てくるなら、
「ソースコードは最高のドキュメントです。
何しろ、バグまで正確に書いている。」なんて
笑い話にもならんことは分かっているでしょうに。

SE・プログラマが要らないからといって作るのをやめるわけにはいかない。
大体、ドキュメントが整備されていなかったらいなかったで
SE・プログラマは文句を言うのだから、まるっきり役に立たないということはないでしょ。


> ふっちーが降臨した理由は、ていよく彼をリストラするための経営者たちの策謀である。

うっせーぞ、コラ。
ふっちーはな、いま、お局さまにいじめられてつらい時期なんだ。
ごちゃごちゃ言うんじゃねぇ。

今はだまって作者の手の平で踊らされる読み手の快感を味わってればいいんだよ。
ヴォケ!

ふっちーLove

最後、ちょっと調子に乗りすぎました。
すみません。

ふっちーLove

>まあ渕上は見える所でも見えない所でも、開発の脚を引っ張る名人だけどね。

なにを言っているのやら。
渕上マネージャーによってデスマーチの芽がつまれたんですよ。
分かっているでしょうに。

渕上マネージャーは開発メンバーがやる事をチェックしながら、
同時にメンバーがやっていない事もチェックした。
そしてシフト管理機能の対応が進んでいないことに気がつき、
独自に利用者部門に探りを入れ、傷口を広げる前に手を打った。
最高のマネージャーの仕事です。

セム族

私も渕上さんに共感できる。
部下に丸投げで、成果だけ持ってく管理職が多いなか、ここまで細かくチェックしてくれる人はなかなかいない。
ヒロインは文句ばかり言ってるが、品質を担保する点では、渕上さんのやり方が間違いだとは言い切れない。
単純な無能管理職ではなく、言動にそれなりの説得力があるから、物語を楽しめるというもの。

ところで、久しぶりに「高慢と偏見」を読んで、例のstaticおじさんは何やってるのかと、氏のブログを見てみたら、相変わらず進歩がない内容に失笑してしまった。
ああいう人の部下になることほど、悲惨なことはない。

ひまひま

なんかtwitterにも、※にもおかしい人がいるな。
どんな形でも死ぬまで関わりたくないな。

昔のエンジニア

>「ソースコードは最高のドキュメントです。何しろ、バグまで正確に書いている。」

その通りだよ、ソースコードを見れば、開発センスは一目瞭然、作成者や修正者の技量は手に取るように判る。SEに対しては最初の挨拶と握手で出来るヤツか否か判るものだ。

一例として、アメリカ法人にCOBOLで作成した日本製システムを移植したところ、その後のメンテナンスに関して一回も質問が無いし、向こうのエンジニアに依頼したという記録もなかったという事実を知っている。
中一英語しか使っていない英文ベースの(冗長な)COBOLソースは、論理的な思考力があれば、英語ネイティブにとって難しいものではないらしい。

といっても仕様と要求は、ドキュメントが無ければ外部の人間には理解し難いかもしれない。ときには理解不能・解読不能な仕様書もあるがな。

しかしアルゴリスムや画面や帳票を見て、それが何を意図しているのか判らないというのは、業務へのコモンセンスや関心が不足している。

例を挙げると「減価償却」という概念がコミュニケーションも達者で頭脳明晰な4大卒のエンジニアたちが、どうしても理解できないでいた。まあ経理の専門用語だから仕方無いかと思っていた。

ところがコンピュータの専門学校卒の外部から来た同年代のエンジニアは、すぱすぱと理解して要求内容の仕様化までこなしてしまう。

「何故キミには判るのだ?仕訳も貸借も知らないハズなのに?」と訊ねた。

「『A列車で行こう』に出てきますよ。期末には、B/SもP/Lも出てきます。だから、なんとなく理解できるのです。」

確かにプロダクト・エンジニアにとって「ドキュメントに書かれていない事柄」に理解が及ばないのは、ある意味致し方ないのかもしれない。

しかし「行間を読めない」人材は、いずれ「行間を読める」後輩に追い抜かれていく。

という訳で、皆さんがお楽しみのこのライトノベルにだって「島耕作」を読めば身に付く程度の思考力と想像力を持ち込めば、いろいろな読み込み方が可能だ。

連載する人にとってはやり難いかもしれないが、そこは知恵比べだと思ってくれたまへ。

なんだか、ふっちーに似て来たな、俺。マイクロ読者だな、これでは(苦笑)

もう黙らないと、興を削ぐというものだな。いや、失敬、失敬。慎むよ。

としろう

なんで「シフト管理機能」は基本が出来てからにしないのだろうね。
基本部分が使い慣れたり問題が出終わって安定してからでも良いと思うのだが。
今は将来その拡張の予定があると認識だけしておけば後で問題ないし、
基本部分で失敗した時の被害が小さくて済むのに。

>渕上マネージャーによってデスマーチの芽がつまれたんですよ。
これ笑うところですね。
もう沈む船から逃げられないにしてもダメージコントロールの準備が必要に。

>独自に利用者部門に探りを入れ、傷口を広げる前に手を打った。
傷に塩を塗りこんでいる所ですね。

>ここまで細かくチェックしてくれる人はなかなかいない。
かき乱し過ぎてプロジェクト失敗しても駄目、過ぎたるは及ばざるが如し。

>経営者にとっては、これまでのやり方であろうがなかろうが納期までに実装が完了すれば、正直言ってプロジェクト・マネジメントなど、どうでもよい。
言い方はあれだが是が正義だと思うぞ。
単価だって何だって極論どうでも良い。
成果物がもたらす効果がコストと比べどうかというだけで
コストだけ見れば低い方が良いというだけ。
失敗し難くし見通しを良くする為のプロジェクト・マネジメント
これらは手段的な要素であって目的ではない。

例えば自動車であっても細かい内部機構まで気にするものか?
大概は、移動・輸送手段に価格に維持費、安全性など個人の要求を満たすかが重要
安いだけで格安の軽自動車を買うわけではない。
パソコンもパソコン所有が目的で買う奴は居ないだろう。

色々欲張ると虻蜂取らず。安物買いの銭失いになるだけ。

コメント欄や、あとtwitterなんかでも、
マネージャー系の人と開発者系の人の対立が激化しているなあ。

まあフィクションでこれだけ熱くさせてくれるというだけでも、
小説としては完成度が高いことがわかりますねえ。

しかし、マネージャー系と開発者系って、本当に普段から仲が悪いのだなあ。
これではよいシステムなどできようがないかもしれない。
自戒が必要ですねえ。

そもそも、今回の物語は、
前回までのように主人公側が一方的に正しいわけではない。
考えてみると、マネジメント系で大ポカをやらかしているマネージャーと、
技術的に無知をさらしている開発者の物語ととるのが正しいような。

もしそうだとすると。
日頃マネジメント技術の研鑽に励んでいるマネージャーの皆さんと、
日頃開発技術の研鑽に励んでいる開発者の皆さんとしては、
悪口を言う相手が逆なんじゃないかと思えてきますが。

なかなか世の中うまくいかないもののようですねえ。

大手SIer

最近忙しかったのでまとめて見ました。

失敗プロジェクトの典型に入ってきましたね。
徹底的に管理しようとするマネージャと、自分たちが管理されている理由が
理解できない主人を含む能力不足な開発メンバーたち。

正直どっちもどっちだけど、「結果を出すためにどうするのか」を真剣に
考えている渕上マネージャーの方が人として好感が持てる。
進め方が拙過ぎて、やり方を真似しようとは思いませんけど。

主人公は自身の考え方に合わなければ有用な指摘も含め、まずは
反発ありきで、適切な対案もだせない点について反省がほとんど見えない。
正直これじゃSEとして以前に社会人として企業人として失格かな。

うちの会社では、主人公と同じようなタイプは最終的に「こいつダメだな」って
烙印押されて、簡単な仕事しかやらせてもらえず、キャリアも後輩に
追い抜かれている状態ですね。

最後に、開発系とマネージャー系が常に仲が悪いわけではないでしょう。
さまざまな人たちが協力することで成り立っている社会に生きていることを
理解せず、自分の領域のみ学んでいるだけの人たちが、「奴らは
わかっていない」と自身の無知を理解せず反発しあっているだけ。

マネージメントの目的やその手段を理解している現場や
現場を理解しているマネージメント層がいる会社やプロジェクトは
達成すべきミッションに向け、がっちりスクラム組んでますよ。

1SE

これだけ盛り上がるのは作者さんの力量もさることながらやっぱり選んだテーマが盛り上がるネタだってことなんだと思う。みんなこれと同じことを居酒屋でわめいてるからってことでしょう。

しかし暴走する元bananaさんに相変わらず上から目線の大手SIerさん。
いやすげーよ、ほんと。この人達の会社にはきっと失敗プロジェクトなんてないんだろうな。あなたたちにシステム構築頼みたいわ。

saboten

マネージャー系 対 開発系か…。

一つ勝手に予言させてもらうと、、
そのうちこの対立はなくなる、というか、境界がなくなり、
全行程をできる人材が生き残ると思います。

IT業界の逆ピラミッド化が進んだ結果、
実装等の作業は外注で行うことが当たり前になってますね。
賢い顧客は下請の下請けの…というマネーの流れに気付いており、
コストの低い下請けに直接仕事を出すようになります。

結果、一部の確かな固定客を抱える大企業以外は苦戦を強いられ、
少数精鋭の会社、もしくは、個人毎で仕事を請け負う時代が来るでしょう。

WhiteBall

> 経営者にとっては、これまでのやり方であろうがなかろうが納期までに実装が
> 完了すれば、正直言ってプロジェクト・マネジメントなど、どうでもよい。
> エンジニア諸氏に言いたい、まともなPMやPM技法が日本に普及しないのは、
> 経営者視線からは「そんなもんはどーでもよい、よきにはからえ」だからだ。

本当に言ってるんですかね・・・
超巨大企業が対象ですか?こういう考えの人の会社ではあまり働きたくないな。

> 「ブラック・ボックスをいじれるのは自分達だけ」という印象操作をしておきたまえ。

そんなマインドで仕事をしていたら、良い仕事なんてできませんよ。
仕事って保身とは違うと思います。

ふっちーLove

>なんで「シフト管理機能」は基本が出来てからにしないのだろうね。

利用者部門にとって
現行システムで出来なかったことを達成するのが今回の開発の目的で、
最初から作らない方向で話が進むなんて想定外だったのでしょう。

主人公は「この要件は開発見送り」とか「あれは2月までに間に合わなくてよい」という。
利用者部門の担当者はさぞ困惑したでしょうね。
「本当にそれでいいの?」と質問したら「現行で業務に問題がないから」と回答されて、
利用部者門でもないのにあっさりと決めてしまうこの子に唖然とするさまが目に見えるよう。
主人公は会社では「判断できる能力」と「判断できる権限」が別だと理解していない。
分かっている自分が決めるのは当然と信じている。
利用者部門の要望を1OLが却下する不自然さに気がつかない。

もし、渕上マネージャーがフォローしなかったら
組織間の合意形成の手順やその重さをまるで理解していない主人公を利用者部門が量りかねるうちに、
2月のデッドラインが近づき、そこで要件定義漏れが発覚。
そう、利用者部門は何の合意もしていませんから漏れです。出来ませんなんて理由は通りません。
デスマーチ開始です。

はっきり言って、そんな重大な意思決定を勝手にして、
マネージャーにキチンと報告しなかった主人公の責任です。
でも、彼女のことですから、自分は利用者部門に説明していたのに、
私情で渕上マネージャーが開発を決めたとか言ってごまかしたでしょうね。

彼女もいつか会社組織というものを理解するでしょう。
そして初めて気がつくわけです。
あの時、渕上マネージャーが手を打ってくれたからあれですんだんだ。
渕上マネージャーが頭を下げて回ってくれたから利用者部門も3月1日へのリリース延期を受け入れてくれたんだ。
私は渕上マネージャーに助けてもらったんだってね。

デスマのプログラマに過ぎなかったくせに
いっちょまえの社内SE気取りだった自分を思い返して、
自己嫌悪にのた打ち回るでしょうな。
まあ、よくある話です。

ふっちーLove

>例えば自動車であっても細かい内部機構まで気にするものか?

情報システムが自動車並みの品質を持つなら気にしない。
システムインテグレータがPL法を守り、リコールに応じてくれるなら気にしない。

内部構造まで気にするのは、システム開発があまりにもリスキーだから。

別にSE・プログラマーのせいだとは言わないよ。
だからマネージャーが理不尽なんて思わないでほしい。

としろう

>「結果を出すためにどうするのか」を真剣に考えている
大戦果を期待するために無茶な作戦と方針をだす大本営と同じで
失敗街道を走っており、欲張った挙句元も子もなくなるように思える

>主人公は自身の考え方に合わなければ有用な指摘も含め、まずは
>反発ありきで、適切な対案もだせない点について反省がほとんど見えない。
反発する事があるのは別に問題ないだろう。話し合いと調整でどうにかするもの。
渕上氏こそ反発と対案は出すが、正当性を説明する事もなく、一方的押し付け。反省?
この点について渕上氏も企業人として失格ではないのか?

>マネージャー系 対 開発系か…。
普通は営業対開発系で、PMは開発系の立場に近いだろう。
PMはリスク拡大を防ぐ為に営業に敵対

>コストの低い下請けに直接仕事を出すようになります。
これが有り得るなら同様の構造の建築業界などで既におきていておかしくない。

>現行システムで出来なかったことを達成するのが今回の開発の目的
使いづらく、遅く、拡張性に乏しいシステムのリプレースでしょう?
追加以前での開発リソースが不足していると思われる状態で
多くの人が使う基本機能部分を疎かにしてまで
今すぐ実装する必要のある機能には思えない。

追加機能抜きでも渕上氏に言わせれば問題があるメンバーに対して
更なる山積みをしてどうする?
追加予算十分大きくて、開発者の増援をし、基本機能までを補い
不足分を埋めてプロジェクトを纏めれば名誉挽回出来るでしょうが

大手SIer

「正直どっちもどっちだけど」と評したように、どちらもビジネスの世界に生きるSEとしては
失格でしょうね。
ただ、主人公は仕事に取り組む姿勢の段階の時点で失格であり、渕上氏は会社の目指す
ミッション(コスト削減)に向け前進しようという意思がある分、人として好感が持てると
評しただけです。

また、上から目線とコメントされている方がいましたが、立場の差だと思いますよ。
私の場合は「自身より高い視点で俯瞰して客観的に物事を見ているのか。
努力しているつもりだったが、まだまだ知識も不足しているし、視野が狭い。
仕事の合間を見て、学ぶべきところは学ばせてもらおう」と考えますけどね。

最後に、趣味じゃあるまいしビジネスでやるプロジェクトは成功させるのが当たり前でしょう。
エンジンがついておらず動かない車や、食べられないで捨てるだけしかない腐った食品に
金払いますか?
プロジェクトを失敗させるっていうのは、それと同じ意味ですよね?

今回のコメント見て、他分野の人からIT系の人はビジネスに対して甘いとか、
世間ズレしている人が多いって言われる意味がやっと意味がわかりましたよ

saboten

>まずは反発ありきで、適切な対案もだせない点について反省がほとんど見えない。
>上から目線とコメントされている方がいましたが、立場の差だと思いますよ。
反発ありきワロタwww

BEL

>一つ勝手に予言させてもらうと、、
>そのうちこの対立はなくなる、というか、境界がなくなり、
>全行程をできる人材が生き残ると思います。
というか"全行程"自体が変わってきますよね。
SEなんて言葉が存在しない会社はすでにたくさんあるし。

>賢い顧客は下請の下請けの…というマネーの流れに気付いており、
>コストの低い下請けに直接仕事を出すようになります。
外注を使わせないように契約をする会社もありますね。

enoki

>としろうさん
>コストの低い下請けに直接仕事を出すようになります。
これが有り得るなら同様の構造の建築業界などで既におきていておかしくない。

分離発注方式でぐぐると出てくるよ。
リスクの観点からメジャーにこそなっていないけど、
既にそれなりに市民権をえている模様。

saboten

>>コストの低い下請けに直接仕事を出すようになります。
>これが有り得るなら同様の構造の建築業界などで既におきていておかしくない。
建築業界は明るくないですが、うちの金融・産業部門は息してないです。
長年続いた保守もコストを抑えられ手放したりしてます。

しかも外注に長年頼り切った結果、技術の空白が発生して、
このマネージャー軍団どうするんだよwwwワロリーヌwwwって感じですかね。

>分離発注方式でぐぐると出てくるよ。
あーまさにこの元請け分コストが浮くってやつですね。
一昔前なら大企業に宣伝能力が独占されてましたが、
今やTVよりネットが主流になり、
ネット上でのコンペやレビューに淘汰される時代になると思います。

それはそうと、分離発注方式でググったら
元請け会社っぽいネガキャンがたくさんあってワロタ

ふっちーLove

>失敗街道を走っており、欲張った挙句元も子もなくなるように思える

なんでそう見えるのかな。。。
磯貝課長とホライゾン八木社長の大甘な見通しと、あの主人公を見れば失敗は確実。
それをふっちーが立て直そうとしているようには見えない?
基本的に必要なことをやっているだけなのに。。。


>正当性を説明する事もなく、一方的押し付け。反省?
>この点について渕上氏も企業人として失格ではないのか?

部下に指示する際正当性を説明をするかどうかは
マネージャーが決めるオプション事項。義務じゃない。
説明しないからと言って企業人としての資質を問われる話じゃない。

やっぱり部活のマネージャーのイメージが強いのかな。
課長や部長と言ったらピンとくる?
ふっちーは役員直前までいった部長で、主人公はヒラのOL。
あんなに反発する主人公のほうが変。

>普通は営業対開発系で、PMは開発系の立場に近いだろう。

ふっちーはユーザ企業のPMなのよ。
SIerのマネージャーにあたるのはホライゾンの八木社長です。
あなたの怒りは八木社長に向けるべきだと思う。
こいつは営業も兼ねているからガンガン叩いてくれ。

どうしてSIer側のPMとしてふっちー流管理に代わる策を提案しないのか、
どうしてSIer側の営業として契約変更の働きかけをしないのかと。
ついでに社長として社員であるムツミさんの健康に責任を持つ気はないのかと。

としろう

>分離発注方式でぐぐると出てくるよ。
>リスクの観点からメジャーにこそなっていないけど、
>既にそれなりに市民権をえている模様。
指摘どうもありがとう、調べてみたが、原発作業員で噂されたような
酷い多重請負の解消という感じの方ではないのかな。
請け負う側も訴えられるリスクからも適切な仕事をするヘッドは居ていいのだが。
そう思う所も有ってメジャーにはならないだろうから疑問文としたのです。

>しかも外注に長年頼り切った結果、技術の空白が発生
大手ほど高い単価の維持の為か、自分の所にPGを持たなくなってきてましたから
外注化→セクショナリズム発生→責任逃れ的技術中心に向上
→技術判る俯瞰出来るマネージャ引退→技術力空洞化で判断力低下→存在価値低下

大手で空洞化していない本当の意味で顧客から見た優良企業ってどれだけあるのだろう。

文左衛門

ふっちーLoveさんへ

大変申し訳ないが、うるさい。
黙っていて欲しい。

作者の創造した人物の働きは、作者がが規定するものでしかない。作者が設定した範囲の外で外野が何をわめこうが、作者の書いた事(および書こうとしていること)の枠外の事でしょうに。

今のあなたは「自分で勝手に漢字用移入して裏設定勝手に構築して、その流れに乗って勝手にまくしたてている」だけじゃないですか?
それで擁護されても渕上氏だっていい迷惑だと思いますけどね。
それにこの状態って「俺の好きなキャラをないがしろにした」と言って作者を脅迫したどっかのオタクと同じ状態じゃありません?

既に一度ズッコケてるんですから、ここから先自分の思い込みとストーリーが乖離して赤っ恥かく前に、少し冷静になって矛先を納めたらどうですか?

ねこ

プロジェクトの失敗はシステムが動かないだけじゃないのでは?
予定に遅れる、予定より工数をつぎこんで赤字になる、メンバーが倒れまくるとかいうのも失敗だと思います。

それから車や食べ物と比べるのはわかりやすいですが、要求仕様の明確さの違いというのはあると思うのでちょっと極論かもと思うのですがどうでしょうか。

Edosson

突っ込みどころ満載なんですが。

>どうしてSIer側のPMとしてふっちー流管理に代わる策を提案しないのか、

自分でも書いてるじゃん。

>ふっちーは役員直前までいった部長で、主人公はヒラのOL。
>あんなに反発する主人公のほうが変。

淵上氏が、下請け社長の言上など、聞き入れるとは思えませんよね。

>どうしてSIer側の営業として契約変更の働きかけをしないのかと。

「冷たい方程式(6) 強者の論理」を読み返しましょう。

>ついでに社長として社員であるムツミさんの健康に責任を持つ気はないのかと。

具体的にどういう方法があるの?
人員を増やす? そのお金は、どこから持ってくるの?

淵上氏は、コストの消化を部下に押しつけて、
その上前をはねているだけにしか見えませんな。

十分なリソースも無しに仕事を増やすなんて、
デスマの入り口以外の何物でも無いでしょう。

それにしても、以下の淵上氏の台詞が気になりますねえ♪
どんな墓穴を掘ってくれるのやら。

「それは私が何とかする」

Love氏も、また後ろから撃たれないように、気をつけた方がいいですよ。

wm

ただの1回でかなり雰囲気変わった気がする。

この場合の「冷たい方程式」って、淵上氏に全てかぶせて切ってしまう事なのかも?って思えてきた。

部外者

あの、素朴な疑問なんですが・・・
ホライゾンシステムってこの仕事を請け負ったんですよね。
ムツミさんは常駐であって、労働者派遣されたわけではないんですよね。
下手を打つと渕上氏(というか、モリシタ精機)は派遣法違反か独禁法(優越的地位の濫用)で訴えられるんではないかと・・・

どうも見ている限り委託事項について指図してそうですし、契約外(というか、緩い契約なのでグレーゾーン)な業務もさせてそうですし。

まあ、システム開発に触ってもいない部外者なんで、コメント欄含め、引き続き傍観させてもらいます。

ふっちーLove

ドキュメント見たらまず書いてあることを読んで、
次に書いていないことを読むというのは
システム開発やっていればみなかかる職業病のようなもの。
あなただって知らず知らずそんな読み方をしてうるさがられているはず。

裏設定勝手に構築なんて嫌な言い方するなよ。

ふっちーLove

部外者さんへ

>下手を打つと渕上氏(というか、モリシタ精機)は
>派遣法違反か独禁法(優越的地位の濫用)で訴えられるんではないかと・・・

そのとおり(まあ独禁法は大丈夫と思いますが)。
ふっちーはやばいところまで踏み込んでいて、
大手SIerさんにビジネス的に駄目という点で、
あの主人公とどっちもどっちと評価されてしまうような状況。

  # 話はそれますが、大手SIerさんは相当いいこといっていると
  # 思うのですが、なんであんなに反発されるのでしょうか。
  # なんかふっちーとだぶる。

でもね、ふっちーと同じ選択をするマネージャーはわりといて、
システム開発では結構、一般的な状況なんです。
この物語の(6)強者の論理のコメント欄のacさんの書き込み(2012年2月28日 (火) 04:52)が参考になります。

ユーザー企業側のマネージャーというのは
利用者部門からシステム開発を託され、
会社から同僚が汗水たらして稼いだお金を開発資金として預けられます。
自然、より高機能、高品質なシステムを、一円でも安くという方向に行きます。
この物語の主人公のように徹頭徹尾、外注さんの利益を中心に考えるほうが、
ユーザー企業側、情シス側の人間としては異常なんです。
だからといってグレーゾーンまで踏み込む必要があるかと聞かれれば、
私はそんな必要はないと答えるのですが、
そこまでやってしまう馬鹿さに私は共感します。


>Love氏も、また後ろから撃たれないように、気をつけた方がいいですよ。

心配後無用。最後までふっちーを応援する覚悟を決めたよ。
あの主人公相手じゃ、ふっちーも相当ひどいことをしないとバランスが取れない。
ふっちーがむっちーにムラムラで犯罪ってことになっても、もういい。
今回の物語でふっちーに自分の理想とするマネージャー像と最高のマネージャーの仕事を見せてもらった。
もうそれで十分です。

まったく、システム開発なんて人にやらせて、
コンプライアンス語ってりゃいい立場なのによ。
あんたそれでもまたシステム開発に手をだしたのか。
リベンジ戦か。。。納得の行く形で取り組みたかったよな。。。
ちくしょー、また泣けてきた。
あんた、何回、俺を泣かすんだよ。ふっちー!

。・゜・(/Д`)・゜・。うわぁぁぁぁん

アラファイブ

ふっちーLoveさんへ

自分は大手SIerの方に共感します。

それは、現役プログラマの自分の実感として、
「仕事でやるプログラミングは本当にいやな物で、
自発的には、絶対に規約レベルのプロセスにならない
強いてもらわないと無理!」
という点が有るからです。

文書について、後出しで言われるのは本当に下請けに
とって裁判レベルのものでしょうけど、それはお話の
レトリックレベルの物(失敗)だと呑み込むとして、
(ホライゾンの境界線はどこなんだ!)

そうすると、それ以外は割と、うまく「強いて」くれて
いる様に見えます。

プログラミングは半ば工業的なロジックですが、仕事での
プログラミングのプロセスは、必ずしもそうとは限らない
面が有ります。

通りすがりの元PG

>>ふっちーLove
>裏設定勝手に構築なんて嫌な言い方するなよ。

嫌な言い方されるような書き込みしてたわけですし自業自得じゃないですかね。
部外者さんへのレスみたいな書き込みだったら、嫌なこと言われなさそうなのに。
最後の部分の変なノリとかここじゃなくてチラシの裏に書けばいいと思いますよ。

恫喝を警戒して匿名

# 長文です。ハンドル名は使い回しのため、他意はありません。

一連の渕上マネージャ擁護論には違和感あり、です。
失礼ながらこれら擁護論の正体は
「"社畜管理職"としてのシンパシー」なのではないでしょうか。
そうでない側の者からすれば、彼に期待する仕事は
「"チーム"も含めたプロジェクトのマネジメント」であり
それが全くもってできていないことは、本文にある通りです。

なぜ彼は第4話での午後ミーティング時点で、
希望シフトエントリ機能の追加指示を出さなかったのでしょうか。
# 私的なリベンジを盛り込む機会を伺っていた、とも考えたのですが
# そうであるならなおのこと、初回ミーティング時点で盛り込むほうが自然。
・メンバーの意識・士気を含め、プロジェクトの現況を正しく把握する。
・要件漏れ = 要件定義の失敗、を気付きor気付かせ、その上でゴールへの意識を共有する。
初回ミーティング時点にて、彼にはこれらの「マネージャ業務」が一切できておりません。
ここでの「しない・やらない」は、「現状追認」と同義です。
稼働環境見直しという枝葉末節に拘ったのみに留まり、プロジェクトの本質には触れずじまい。
これがまず本件の戦略レベルでの失敗なわけです。

そして今回のちゃぶ台返し。彼が宮本茂氏や故ジョブズ氏のように(イメージだけど)、
チームにそれを納得させられるだけのカリスマ・実績・器量を築き備えているなら
話は別ですが、本文の描写からはむしろ逆の印象を抱きます。
まずこれは戦略レベルでの失敗を戦術レベルで取り返すという、
一般的には不可能とされていることをやろうとしている話なのですが
戦略決定をする立場にあった人間が今そんなことをしている時点で既にダメダメなわけです。
予算確保できた件も、所詮個人のスタンドプレーが奏功しただけの話であり
決して王道とは呼べません。賞賛するのではなく、
マッチポンプじゃねーか、とツッコむのが妥当なところでしょう。
しかも彼はメンバーに対しては「とにかく間に合わせろ」という指示止まりで、
何ら(取り返すための)有効な戦術を提示できていません。
予算確保で自己満足しちゃって、実装は他人の仕事とでも考えてるんでしょうか。
そうであるなら、上官ではあるがプロジェクトのマネージャとは呼べないですね。

「顧客のため・会社のためという錦の御旗の下では、どんな理不尽も正当化される」
というのはブラック企業の思想そのもの。
「ロクな戦略・戦術を提示せず、自己犠牲のみを強要する」点では旧日本軍と大差なし。
「現場が混乱する中、かかる事態を招いた原因分析・責任追及が曖昧化・風化されていく」
という状況は東京電力のそれを思わせます。
エンターテインメントとしてはアリだけど、私が当事者なら愉快ではないですね。

# ま、そうは言っても、彼を賞賛する側の思惑としては
# ・指示しなくても管理職の思惑通りに動いてくれる部下が「使える社員」
# ・管理職本来の仕事しないと動かない部下は「使えない社員」
# ってことなんでしょうなー。そして管理職の社畜化・組織のタコツボ化・
# 企業のブラック化が進んでいく、と。お互い笑いが止まりませんねー。

恫喝を警戒して匿名

原点のプロットから想像しちゃったことがあるので書かせてください。
過積載物品?の役回りはムツミさんだと勝手に予想してたのですが、
今回の機能追加話が実は本命だったりして?!

恫喝を警戒して匿名

すみません誤字訂正。s/原点/原典/

Edosson

突っ込みに対する回答がないなあ。
ああ、「淵上」は数に入ってませんよ。

>そこまでやってしまう馬鹿さに私は共感します。

とうとう宗教になっちゃいましたね。

現状、ただでさえ少ないリソースを、
一番食いつぶしているのは、渕上氏です。
マネージャーの仕事なんか、してませんよ。

ふっちーLove

>失礼ながらこれら擁護論の正体は
>「"社畜管理職"としてのシンパシー」なのではないでしょうか。

ありがとうございます。
今まで何度も書き込みましたが初めて意図を汲んでもらった気がします。

>とうとう宗教になっちゃいましたね。

情といってください。
理が通用しないのは一緒ですが。


皆さん、ユーザー企業のマネージャーというのは中間管理職なんです。
ふっちーに品質を追求しないという選択肢がどれだけあったと思いますか?
ドキュメント作成により納期、予算の超過リスクが生じたとして、
物語の現時点で何かできると思いますか?

品質も、納期も、予算もマネージャーが一人で決めることは出来ません。
上司(ふっちーなら役員)、利用者部門、経理部門といったステークホルダーとの入念な協議が必要で、
それを行うには誰の目にも明らかな状況と、誰にでも読めるドキュメント(数字付き)が必要です。
SE・プログラマの皆さんには信じられないかもしれませんが、
私はまだその段階ではないと見ています。

マネージャーはプロジェクト内でこそ最強生物かも知れませんが、
皆さんもご存知のように会社に戻れば社畜です。
その社畜に期待しすぎるのは馬鹿馬鹿しいと思いませんか?

Edosson

自分の都合の悪い突っ込みは、すべてスルーですか。

それにしても、アキレスと亀の論法そのものですね。
アキレスは亀を絶対に追い越せないという前提をおいて、
その上で、追い越せるかどうか論じるという。

>皆さん、ユーザー企業のマネージャーというのは中間管理職なんです。

中間管理職にも、いくつか種類があります。
たとえば、部下全員を取引材料に、自分の保身にかかるような輩とか。

>品質も、納期も、予算もマネージャーが一人で決めることは出来ません。

それで?
重ねて聞きますが、その限られたリソースを、
マネージャー一人で食いつぶすことを、どう言い訳するんです?

リソースを適切に配分すること。
それを、マネージャーがやらなくて、誰がやるんです?

>私はまだその段階ではないと見ています。

一言、こう言えばいいんですよ。
「僕ちゃん、無能なの。見逃して(´Д`)」
って。

としろう

大手SIerさんへ

>最後に、趣味じゃあるまいしビジネスでやるプロジェクトは成功させるのが当たり前でしょう。

当たり前の事を成すのに当たり前の事をしない事も含めて結果失敗事例が出るのではないか。
貴方も渕上氏も含め、そう言う立場の人は、
命令し、強要すれば何でもやらせる事が出来ると思っていると感じる時がある。
ビジネスなのに精神論や契約などを盾にするばかりで本当に成功させたいのかと
疑問に思うプロジェクトは少なく無いと思うが?

>エンジンがついておらず動かない車や、食べられないで捨てるだけしかない腐った食品に
>金払いますか?

結果的に載らないようなエンジンや使えないエンジンを作らせたり
料理の作り方や材料、道具に余計な茶々入れて食えない料理にする事はあるだろう?
そうさせておいて金払わないというのも酷いと思うぞ。

>プロジェクトを失敗させるっていうのは、それと同じ意味ですよね?

それを本当に理解しているのか疑問

>最後に、趣味じゃあるまいしビジネスでやるプロジェクトは成功させるのが当たり前でしょう。
>エンジンがついておらず動かない車や、食べられないで捨てるだけしかない腐った食品に
>金払いますか?
>プロジェクトを失敗させるっていうのは、それと同じ意味ですよね?

これ以前の発言はそんなに間違ってはいない、と思ってましたが。
この発言はあんまり、ですな。

そもそも世の中には成功して当たり前という商品しかないわけではないです。

自動車みたいのもありますが。
宝くじみたなのもあります。
商品という一点を持って、安易に車と同じということが許されるなら、
システム構築して必ず動くと思うなんて、宝くじ買って必ず当たると思うのと一緒ですよね?
と言っても同じことです。

まあ宝くじよりは車のほうに近いとは思いますが。いや思いたいものですが。
医者に行ったら必ず治ると思っているのと同程度くらいですかねえ。


そもそも、自動車のような工業製品や、食品だって、
その職業が発生した時から、動いて、食べれて、当たり前だったわけではないです。
いや、外国のことも考えると現代でもそれは決して当たり前ではない。

当たり前ではないことを当たり前にするために、
たくさんの工夫を体系化してきて、初めてそれは達成できているのです。

その工夫の体系化にいまだ成功していないIT業界の人が、
当たり前だといっていいものではない。

自分たちがやっていない努力の成果を当たり前だといって、
努力を放棄していては、
いつまでたってもそれが当たり前の世の中が来るはずもないです。

今現在、自分たちにはできてないのが当たり前だということを認めて努力して、
それで運が良ければいつかは当たり前にできる日が来る、
というものでしょう。

へろへろ

キャラづけについて、そろそろまとめてみよう。

マネージャー
 いわゆる秀才タイプで、「勉強」はできる。
 このため、解法まで含めて答えが用意されている問題について、
ツボにはまればなかなかに強い。
 しかしながら、タイプゆえに応用力が低めでつぶしが利かない。
例えば、資格は持っているが、他人から相談されてもうまく回答
できない技術者を想像してもらえればよいか。本人は教科書どおり
にやっているつもりでも、参照する教科書が間違っていることに
気づくことができない。
 無論、マニュアルどおりにやってうまくいく問題ではないことは
周知の事実。
 なお、必要と感じたことについては、他者に対して自分から接触
し、交渉することもできるが、それ以外は没交渉。ゆえに失敗に
気づけず、気づかされず、身をもって思い知るまでは、崖の上から
斜め上に飛び立つことも平然とやってのける。

主人公
 ベースは普通のキャリアウーマン。
 ただし、公私ともに問題を抱えているため余裕がなく、それが
判断に悪影響を与えている。
 SIerからの転職だが、おそらく前職時代に「正道で進んだ」
成功プロジェクトの経験がない。バッドノウハウに基づいた成功
例を見ている可能性はあるが、自身の経験が浅いため確固たる
自論は持ち合わせていない。
 このため、正論で押されると黙り込むしかなく、正論で返して
対決することができない。
 立ち位置としては軍隊映画の下士官職なのだが、転職者である
ため社内の人脈が薄く、とりえる行動のオプションが少ない。

テクニカル(略)
 空気。
 物語が終わったあとで、回顧録を書く役目の人。(え?)
生き残ることはできるだろうが、廃墟の上に立てるかどうかは、
作者次第。
 とりあえず、プロジェクトが破綻するまでは、出番なし。

社内SE
 典型的な、ギークではないPG。
 特定の言語でアルゴリズムを書くことはできるが、受身なので
進んで異分野の勉強をしない。このため、最初はごく初歩的な
ところで素人と同じ間違いをする。
 性質を改めないのなら「死んで覚える」しかないのだが、
彼の残機がどれだけあるかは定かではない。

外注PG
 人質、人柱、生贄の羊。
 できることは、逃げることだけだ。

外注社長
 プロジェクト破綻のトリガーを引く人?

ふっちーLove

>それで?
>重ねて聞きますが、その限られたリソースを、
>マネージャー一人で食いつぶすことを、どう言い訳するんです?

ふっちーの上司も利用者部門も経理部門もふっちーを支持する。
納得いかないと思うけど、私が知る範囲ではそれが現実。

あと、貴方の突っ込みには一応答えているつもり。
そう見えないのは私の文章力不足。申し訳ない。

Edosson

>ふっちーの上司も利用者部門も経理部門もふっちーを支持する。

答えになってませんね。
どういう理屈で正当化するのか、それを聞かせてほしいのですが。
前作の高杉氏の「想定外」とか。w

>納得いかないと思うけど、私が知る範囲ではそれが現実。

だったら、上から目線でエラソーに見下ろしていればいいものを。
渕上氏の扱いに一喜一憂する必要は無いでしょうよ。

まあ、高杉氏同様、保身にかけては、
大変なスキルの持ち主であろうことは、疑ってませんよ。
取引材料は、先にも書いたとおり、部下ですが。
だいたい、渕上氏の「お手柄」となるであろうドキュメント群だって、
コードを書く時間を割いて、部下が上げたモノです。

>あと、貴方の突っ込みには一応答えているつもり。

正真正銘、答える気のない人物でも、同じ文章を書くことはできます。

「つもり」という言葉は、便利すぎる言葉です。
使うときには気をつけましょう。

>ふっちーLoveさん

マネージャー系の人とは仲良くしたいのですが・・・・・・。

内心そんなこと思っているとわかると、
やっぱりなかなか難しいと思います。

技術者やっていて、
本当に自社の利益とか顧客の利益とかに興味がない人は、
いないと思うんですけれど。

マネージャー系の人も歩み寄ってくれればなあ、とか思います。


うわべは取り繕っているのでしょうけれど、
内心を隠してうわべだけ取り繕って、うまくいくかどうか。

技術系より人間関係のプロであるといえる、マネージャー系の人材の見解として。
それでうまくいくと思っているのでしょうか?

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