自己アピールする前に、この視点漏れていませんか？
こんにちは、手塚規雄です。
コメント欄にてリクエストがあったので応えて自己アピールについてのコラムにしました。リクエストしていただいたトムさん、ありがとうございます。ちょっとタイトルですでに落ちている感がありますが、はじめていきます。
エンジニアに対する評価は難しいと思いませんか？
エンジニアに対する評価というのは想像よりもずっと難しいと思います。スキルのある無しについては簡単ですが、スキルの差はよほどの差がない限りわからない。それよりも仕事全体のスピードやミスの有無のほうが表に現れやすいので、管理者としてはそっちに目がいってしまいます。つまり管理職による主観的な印象に偏った査定になっているのではないか？私はそう思っています。この人は私から見ると活躍している、役に立っている、チームにいてほしい人材、そんな主観で査定が行われていると思っています。これはエンジニア職でもマネージャー職でも同じです。
何を自己アピールすべきかを考えるより、アピール相手は何を求めている？
何をアピールすれば相手に伝わるのか？一番大事なのは相手が何を基準に査定を行われているかを確認するのが一番大事です。
・面接であれば採用基準として一番重要視しているのは何か？
・人事査定であれば、何が一番評価されやすいのか？会社としては何を重視しているのか？
・エンジニアとして周りの人から評価されたいなら、周りの人は何ができる人は凄いと感じるのか？
もっと簡単にいえば評価する人が変わればその内容が変わってきます。私個人の意見で言えばエンジニアで言えばやはり実務スキルの多さや知識の多さになると思います。マネージャーで言えば経験したプロジェクト規模になるかと思います。他にも判断したい部分はありますが、私の場合であればこれらを最初に聞いてしまいますね。
人事評価を得たいのであれば、会社として何を重視し、上司は具体的に何を期待しているのか？それを知らないで自己アピールしても良い査定結果は得られません。わからない場合は素直に聞く事も大事です。
人によってアピール内容を変えるのは短期的に成果を得る方法
ただ、人によってアピール内容を変えるのは採用や人事査定で上手に評価される方法です。単純にプレゼン力が高ければ評価も良くなる。なんかエンジニアには嫌われそうですね(笑)。私はこういったスキルを持つのも大事なことだと思いますし、フリーランスになるとやっぱり持っていたいスキルです。思いっきり収入に関わる部分ですから。
エンジニアであればスキルは大事。それは大前提。ただアピールする相手について知ることも自分のアピール表現を増やすことも世渡り上手になりたいなら必要です。
人から評価される単純だけど、難しい方法
人を評価する時に、もっともわかりやすい基準は他人が褒めている人がやっぱり評価が高いです。人事査定でも同僚や部下がどう思っているのか？露骨に聞く人はいませんが、その人自身のアピール内容より、周りの人がどう思っているのかのほうが心理的に信用しやすいです。
周りの人から評価されるためには、自分からも周りの人の良いところと悪いところをしっかり知ること。そして周りの人ともそういう会話をすることが大事だと思います。
・○○はやっぱり凄い！
・△△はこういうのは苦手だけど、それをかき消せるほどの能力がある
・□□は最近ものすごく伸びてきた
つまりは周りの人を自分から積極的に褒めること。そうすることで自分の評価も得られます。もちろん、良い評価もあれば悪い評価もされるので、エンジニアとしてのスキルアップも心がけていきましょう。人を褒めることはマネージャー職であればもっと大事だし、人を褒めずに人を使うのはできても相手からあまり良い印象を持たれませんから。
数値化できないアピールポイントは相手から教えてもらおう
数値化できない内容のアピールはこういう他人の言葉を借りることが大事です。もし自分はできていると感じていても、相手からしたら全然ダメと評価されてしまったら、査定としては最悪です。
だから「実際に何が助かったのか？」を相手に聞いてみるのも大事なことです。「生の声をしっかり聞いているし、評価されています」とアピールすることで、相手が裏を取ってきて本当であることを知ることができますから。
言われてみれば普通のことですが、こういう地味なことをしっかりやっている人はやはり良い評価を得ています。
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