PCインストラクタからシステム開発へ異動した私が「いっちょまえ」になるまでのエンドレスストーリー

とにかく、勉強するということ

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 初めての投稿からあっという間に時間が過ぎてしまいました……。

 2008年5月からスタートしたプロジェクトがすこし落ち着きました。今回は、自分が今までやったことがない言語・データベース・環境(マシンも人も)で初めての体験ばかりでした。

 初めてづくしなので、自分にとって勉強になるかなと期待していたのですが、実際(ほとんどのフェイズが)終わってみると自分のモノになったなぁという技術は何もないんです。

 単純に忙しく、仕事を“こなす”ことしか考えられなかったせいかもしれません。

 インストラクタからプログラマへ転身したばかりの頃、わたしはヤル気を完全に失っていました(前回参照)。そんなわたしを救ってくれた先輩は、わたしに大切なことを教えてくれました。

 「仕事から学べる事は本当に少ない。成長したいのなら、仕事以外の時間で勉強すべし」

 しかし、逆のことを言う人もいました。

 「勉強するくらいなら仕事しろ。資格取ったって役立つのかい?」

 いったい、どっちが正解なんでしょう。これは人それぞれかと思います、でも私にとって必要だったのは、勉強でした。

 何から勉強していいかも分からないわたしは、例の先輩に相談し、データベースを勉強することにしました。「データベースの仕組みを理解しているプログラマこそ優秀なプログラマだ!」というお言葉を頂戴したからです。また、プログラム言語であれば仕事を通して吸収できるけど、データベースの仕組みなんかは、あえて勉強しないと身につかないと思ったからです。

 それから3カ月ほどでしょうか。月曜と火曜はデータベースの仕組み、水曜と木曜はSQLを定時後に2時間くらいずつ勉強していきました。幸運なことに、例の先輩が社内の勉強会を企画してくれて、勉強したい! という志があるメンバーでコツコツと勉強しました。先輩、ありがとうございます!

 結果、ORACLE MASTER 10gのBronzeを取得することができました(号泣)。

 資格を取得したことにより、自分に自信が持てるようになりました。そして、仕事が面白くなりました! 有休でOracleのセミナーに参加しちゃうこともあります(笑)。

 資格を取得するために勉強した内容は、確かに仕事に直接関係しないこともあるかもしれません。わたしみたいな、ちっちゃなプログラマなんて、データベースの仕組みを知らなくてもSQLさえ組めれば、それなりのプログラムは作れるかもしれません。

 でも、わたしにとってこの資格取得は大きな意味を持っていたのです。あの時、勉強をしていなければ、間違いなくもうこの業界には属していなかったでしょう。

 ということで、話を始めに戻します。「新しいプロジェクトで色々吸収できるかな~」なんて考えているだけでは、何も残らない。「この技術については社内でトップになるぞ!」という意気込みが必要で、その意気込みがないと技術は自分のモノにならないんです。

 仕事から学べることは本当に少ない。勉強しよう、トップになりたい……こういう熱い気持ちを胸に、コツコツと自分の時間を使って学ぶことが大切なのです。

 わたし自身、自分の時間が作れるようになった今、また仕事が忙しくなる前にちょっとずつ勉強をしていこうと思っております。

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