海外IT企業で働いていた純日本人エンジニアがいろいろと考えてみる。

「みんなのIT英語」その1

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 どうも、鹿島和郎(かしまかずお)です。

 前回はオフトピでしたが、今回は軽い英語ネタでいきたいと思います。IT業界で使われる英語についてです。

 ご存じの通り、IT業界では横文字がたくさん使われます。基本的に、それらの横文字は英語をそのままカタカナに直しただけなので、仕事で英語を使う場合にも(ほぼ)そのまま通じます。これはメリットだと思います。

 ですが、中には通じないものもあります。ここでは、ちょっと注意が必要なものを挙げていきたいと思います。便宜上カタカナで発音を書いていますが、辞書などで正しい発音は調べてみてくださいね。

○読みが違うもの

  • Visual Studio:ビジュアルスタジオ → ビジュアルストゥディオ
  • router:ルーター → ラウター
  • SQL:エスキューエル → シークウェル(エスキューエルと読む人も多いですが)
  • MySQL:マイエスキューエル → マイシークウェル(英語でも正式にはマイエスキューエルらしいですが、こう読む人は多いです)
  • storage:ストレージ → ストーリッジ
  • varchar:これは日本人の中でも意見が割れますが、英語圏でもバーチャーとバーカーで分かれるようです。わたしはバーチャー派

○日本語だと略すけど、英語では略すと通じないもの

 日本人っていろいろな略語を作りますよね。

  • SIer → Systems integrator
    綴りは"er"ではなくて"or"です。お間違えのないように
  • パワポ → パワーポイント
  • スマホ → スマートホン
  • メンヘル → メンタルヘルス※

 その他いろいろ。

※日本語の「メンヘル」は、mental healthではなくmental disorderの意味で使われている方が圧倒的に多いですが。というか、メンヘルはそもそもIT用語ではないですが、残念ながらIT業界には多いですよね。

○違う言葉

  • ノートPC → ラップトップ
    日本でもラップトップで通じると思いますが、ノートPCって用語の方が一般的、なのかな
  • ワイヤレスLAN → WiFi
    英語ではワイファイの方がよく使うと思います
  • デグレ → リグレッション
    リグレッションテストって用語は日本でも割と一般的なのに、リグレッション単体だとあまり使わないのはなぜでしょう
  • ブラインドタッチ → タッチタイピング
    と思ったら、最近は日本でもタッチタイピングということの方が多いとか

 なお、「英語」といってもアメリカ英語、イギリス英語、その他いろいろありますし、会社とかによっても違うと思いますので、上に書いたのも「ふーん」程度に軽く読んでもらえればと思います。

 他にも思いついたら書いていきますが、今回はさらっとこの辺で終わらせたいと思います。

 それではまた次回。

Comment(9)

コメント

T.Y

varchar ですが「バーキャラ」と読んでました・・・

鹿島

TYさん、はじめまして。
日本語だと「バーキャラ」か「バーチャー」ですよね。
私は日本語でも「バーチャー」派です。

けんじ

デグレ → リグレッション
ですが、degrade(デグレード)じゃないでしょうか。
リグレッションテストとデグレは意味が違います。

鹿島

けんじさん、はじめまして。

コメントありがとうございます。

「リグレッションテスト」は文字通りregressionの存在をテストします。「デグレ」「デグレード」を英語のregressionの意味で使うのは和製英語なのではないかと思います。

WikipediaでRegressionの以下のページには
http://en.wikipedia.org/wiki/Regression

Software regressionという項目があり、
http://en.wikipedia.org/wiki/Software_regression

そこに書かれている以下の内容は日本語の「デグレ」に当たると思います。
> A software regression is a software bug which makes a feature stop functioning as intended after a certain event (for example, a system upgrade, system patching or a change to daylight saving time).

それに対して、Degradationの場合には、日本語の「デグレ」に相当する記述はありません。
http://en.wikipedia.org/wiki/Degradation

Wikipediaが常に正しい訳ではありませんが、少なくとも
「日本語の『デグレ』の意味でdegradationという英語の単語を使うのは、英語圏ではあまり一般的な用法では無い」
くらいは言ってもよいかなと思ってます。

けんじ

鹿島さん
御返事ありがとうございました。
なるほど、software regressionにデグレと言う意味があることは知りませんでした。
お忙しいところ、詳しくありがとうございます!

鹿島

いえいえ、どういたしまして。
今後もたまには本コラムをチェックしてもらえると嬉しいです。

murasame

こんにちわ
今回も大変勉強になる記事、ありがとうございました。
日本語は片仮名表示を廃止してそのままアルファベット表示すればいいのではといつも思ってしまいます。もはや日本語ではなくなってしまうのですが^^;

今回も一つ質問させて頂きたいことがございます。
英語圏以外の人が話す英語は会話中の各単語がきっちり分けて聞こえるのですが、ネイティブの方が話す英語は全て繋がって聞こえまったく理解できません。
ネイティブ英語を聞きとるには、やはりネイティブの先生がいる英会話教室に行ったり、アメリカの映画を見て勉強すべきなのでしょうか?
今映画を見ているのですが、why should が Russian と聞こえてしまうほど耳が出来ていません。映画を見て、復習するだけで聞き取れる耳ができるのかどうか疑問です。

このようなネイティブ英語を聞きとる耳をつくるために、実際の現場でどのような勉強をしましたか?

アドバイスよろしくお願い致します。

鹿島

murasameさん、こんにちは。

> 日本語は片仮名表示を廃止してそのままアルファベット表示すればいいのではといつも思ってしまいます。もはや日本語ではなくなってしまうのですが^^;

これは難しい問題ですね。個人的にはカタカナ表記でもいいと思うのですが、英語と違う意味でカタカナ英語を使うのはやめてほしいです。デグレやモラルハザードなどです。

> ネイティブ英語を聞きとるには、やはりネイティブの先生がいる英会話教室に行ったり、アメリカの映画を見て勉強すべきなのでしょうか?

以前のエントリにも書いたのですが、英語を字幕無しで観て理解するのはかなり難しいと思いますし、初~中級者の勉強方法としてはおすすめできません。

また、リスニングは「音を聞き取る」という要素もありますが、「文章を理解する」という要素もあります。後者に関してですが、英語の文章の言い回しとか表現とかを沢山知っていれば、1つの単語が聞き取れなくても前後のつながりで理解が出来たりします。これを強化するには、英語の文章を沢山読むことが一番早いかなぁと思います。

私は英語の専門家ではありませんし、勉強方法も個人によって向き不向きがあると思いますが、これだけは言い切っても良いかなぁと思うことが一つあります。それは、以下の内容です。

「難しすぎる内容を勉強するより、少し簡単なくらいのものを沢山・繰り返しやる方が上達が早い」

以上、ご参考までに

また何かあれば、私で答えられる範囲でお応えしますので、お気軽にどうぞ。

murasame

ご回答ありがとうございました。
アドバイス頂いた通り、ネットで比較的簡単な音声を探してトライしてみます。これからも勉強させていただきます。ありがとうございました。

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