リアクション・モード(8)根拠のある自信
リアクション・モードの話を書いているつもりがずっと生活習慣の話になってしまっています(汗)。
ので、一旦今までのおさらいを...
そろそろ夏休みならぬ「夏休憩」に入っておりますので
がっつり休暇をとるわけでもないのですが、その替わりに毎年盛夏期はいろいろな方面の稼働を減らして体力を温存し、秋以降の英気を養うことにしています。
こちらの投稿も一ヶ月ぐらい空いてしまう予定なので、ここらでおさらいしておくのもよいかなと思っています。
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これを読んでいただいている方のうち9割ぐらいは、リアクション・モードすなわち「思うがままに生きる」べく自分を解き放ったら、もちろんそれを望んではいるものの、マズいことになるんじゃないか? と感じると思うんですね。
たとえば仕事だったら行かなくなっちゃうとか、上司に文句言って左遷とか(苦笑)。
家庭だったら、何もかもめんどくさくなって家事放棄とか?
なんかたとえが酷いですが...
なので、そうならないようにと常に自分を抑制してしまう(と感じている)。
そうではなくて、自分をリアクション・モードに解放したときに「おまかせください!」という状態になってみませんか、誰でもなれますよ、ただしそのためには...という話をずっと書き続けています。
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言い換えれば、自分を解放することでより「善を為す」ことができるとでもいいましょうか。
思うがままに生きるの「思う」を常に善にしておけばよいわけです。
自身の人生の満足感を上げるのみならず、自分を解放すると勝手に自分のことではなく社会貢献をはじめてしまうような身体にする。
そうすれば自分も周りも少しずつHappyになる。
仕事も、生産性が上がって信頼されるようになり(当然、収入が上がる可能性が高まります)、家庭にも良い影響を与え、ファースト・プレイスをみつけることができて人生の充実感が急上昇し...
家庭を安定させるのも仕事をバリバリやるのも、どちらも立派な社会貢献ですからね。
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ところで、だいたい20代後半ぐらいでしょうかね、組織の中で、組織自体が遅滞している(売上が落ち込んでいるとか)ときに、「なんで俺(私)を抜擢しないんだ!」という強い気持ちが沸き起こってきたりしますよね。
自分をアサインしてくれれば、プロジェクトを立て直すことができるのに、とか、イケてない上司よりうまく現場を回すことができるのに、とか。
そういうときに、気持ちだけで終わらせずに、純粋なる使命感でもって実際に皆の前で手を挙げてしまったり。
リアクション・モードとはこういうときの状況に近いかな、と思います。
ルーティンの仕事ばっかりやらされている状況で、そろそろ自分を「解放」したい!という強い思いと、それを実践するアクション。
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こういう強い気持ちが沸いてくるのはなぜか? 別に、与えられているルーティンの仕事をこなしているだけでも文句は言われないわけですしね。
なぜかというと、諸々の準備ができているからです。準備ができているから、自信がついている。
準備というのは、スキル的なものもありますし経験年数とか、あとは「俺(私)ならこうやるのに」と考えるということは計画はばっちりということです。
あとはマインド的な... 自分はもう次のステージに行く準備ができている(に違いない)、と。
そういう気持ちの高ぶりと、あとタイミングがぴったり合えば、実践モードに入ることができるのですが、実際は実践する人間のほうは少ないですけどね。
周りからみていると、まさに今がチャンス!動き出すタイミング!というときに、ぜんぜん一歩が踏み出せない方が多いです。これは年齢は関係ないですね。
タイミングなど待たずに一歩を踏み出してしまうのが、大事です。それがしかるべきタイミングであれば成功しますしそうでなければ失敗します。それでいいのです。
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そういう状況下で、「よし、やってみろ」となれば、最初は堰を切ったように、能動的に仕事をすると思うんです。
自分の裁量の範囲内、あるいはそれを超えて人をアサインしたり、他部門やステイクホルダ―と交渉を始めたりとか。
若かりし頃は、まだ人間的に未熟であるがゆえに多くの場合はいろんな壁にぶつかり、初期のモチベーションを長期的に維持するのはきわめて難しいのですが...
私がお伝えしたいリアクション・モードというのは、その、堰を切った最初の状態が、感情のアップダウンなく人生でずっと続くようなイメージです。
このたとえは仕事の話でしたが、人生全般において、ということです
感情的には、躁状態を続けると疲れてしまいますので、気持ちは冷静に。そして常にポジティブに。
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リアクション・モードに必要なのは、自分は「大丈夫」であるという自信です。
自信をつけるために必要なのが、自分にとってのファースト・プレイスをみつけることと、良質な生活習慣が立ち上がる(自動化される)ことです。
そのバックグラウンドがないと、自信が継続しないのですよね。