エンジニアとオサレ(18) ランチ2K
企業に勤めるサラリーマンの方なら当然、ランチで外に出ることもあると思います。
でそのランチですが、そこに予算を集中させて、週に3日以上は「2000円前後」のランチを選択してみたらよいと思います。
これは、「プロジェクト」なので、イニシャルコストです。2、3ヶ月集中的に続けてみてください。
その後(ランニング)は、隔週に一度ぐらいそういう場があるといいですね。
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「オレは奥さんの弁当なんで」とかそういうツッコミはなしで… 家計の都合で弁当に「せざるをえない」のではなく、常に愛妻弁当を持参しているというのであれば、そんな幸せな人生はないですね(う、うらやましい…)。そもそもモテる必要もないのかもしれません。
ただし「せざるをえない」のであれば、それは毎日少しずつストレスを蓄積しているのではないでしょうか…? もちろん、奥様も。
ランチはほんとはがっつり生姜焼きとか食べたいのに、食べれない、と…奥さんに家計および健康管理もコントロールされている?
だとしたらそれはおかしいですよね。自分の人生なのですから。
たかが食事、されど食事です。
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いやこれも線引が難しい話で、喜んで愛する奥さんに自己管理を委ねているのであれば、それでいいのです。 それならば、不満は出ないはずなのです。
でも面倒くさいから丸投げしてる、ではダメでしょうね。面倒くさいのもひっくるめて、自分の人生ですからね。
奥さんもなんでアタシが旦那のコントロールせにゃあかんねんこの忙しいのにって思ってるかもしれないですし(笑)。
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おっとのっけから脱線してしまった…
まず、限られた予算をそこ(ランチ)に集中させるということは当然どこかを削らなければならないわけで、それをヒッシで考えることです。
で、どうしても予算不足であるとはじき出された場合は、金融機関(ウソです この場合奥さん?)に借りる必要があります。額を明確にして、説得する理由をヒッシに考えましょう(笑)。
うまい飯食いたいから、では120%審査は通らないでしょう。現実的な解としては「最近付き合いが多くて…」と泣きついて前借り、でしょうかね(笑)。
奥さんに言い訳して借りるのがイヤならばなんとか借りずに済ませましょう。
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ランチ2000円前後というのは、ディナーになると1万円ぐらいになる店を想定しています。つまり、そういう店に行くことに慣れてみましょうよ、ということです。夜だとカネがかかりすぎるので昼で。
レストランは昼と夜でサービスやメニューが如実に異なりますからホントは夜のほうがいいのですが、「空間」という意味では昼も夜も同じです。夜の5分の1の価格で良質な「空間」を経験できます。
でも、そういう店に行き慣れていない人からすれば「で、慣れてどうすんの?」って話だと思います。もっといえば「それ、意味あんの?」と。
意味は、あります。そういう店に行き慣れると人間がブラッシュアップされます(1、2回ではダメですが)。しかも嬉しい?ことに、半強制的にそうなります。周りの目がキビしいので…
それどころか、そのへんの定食屋の安いランチよりもローカロリーだったりして… 高いからといってこってりかといえば、そうでもないですからね。素材も良いもの使ってるはずですし。
安い飯をがっついて、ジムに通ってそれを消費する自転車操業よりも、良質なレストランに通うほうが結果的に安上がりで効率的だと思います。
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ブラッシュアップして、どうすんの? という問いに対しては、「自分がオサレになり、モテていくため」と回答しておきます(この連載の主旨なので)。オサレになり、モテるの先(あるいは横?)には、「仕事ができるようになる」も含まれています。
私は、働いている人で、自身をブラッシュアップすることに貪欲でない人がいること自体、正直信じられません。それこそが生きる意味では?ぐらいに思ってます。
複数の著名な方が書いていますが、この時代、「現状維持とは後退」ですからねえ。
働いていない人はスコープに入っていません。なぜなら、働いていない人にとっては自身を「ブラッシュアップする」ことよりもまず生きることのほうが先決だからです(でもホントは働いていない人も自身のブラッシュアップを考えてほしいです。それが「次の一手」につながりますので)
そんなことしなくとも他にもブラッシュアップする手段はあるのでは? という問いに対しては、それはイエスですがレストランでカネを使うというのはひとつの提案です。おいしい食事をしてブラッシュアップもできるなんて一石二鳥ではありませんか。確かにそれなりのカネが飛んでいくかもしれませんが、授業料としてはかなり安いほうかと思います。
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大変残念なことに、SEの仕事では自身がブラッシュアップされないのでは?という疑念が最近大きくなりすぎてしまったのです。ずっと前から、薄々そう思ってはいたのですが…
いやもちろん「スキルアップ」はされますし、その現場、職場内で出世はするかもしれませんが、ビジネス・シーンを俯瞰してみるとどうか、と…
ビジネス・シーンでは「人として」ブラッシュアップされた人材、常にブラッシュアップを希求している、(良い意味での)向上心を持った人間を求めているのだろうなあ、なんて最近思います。
ブラッシュアップするためにどうすればよいかについてヒントを書かせていただくと、仕事は一手段でしかなく、たとえば読書とか、旅行とか、家庭を大事にするとか、オサレするとか、いろんな「マナー」を身につけるとか、とにかく、「視野」を拡げなければいけないのだろうな、と最近痛感しております。もしかしたらもう遅すぎ?という恐怖すら感じつつ…(若い方には、とにかく早く気づいていただきたいです)
なんか脱線が多くなってしまったので、レストランの件、次回に続けます。