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一夜漬けみたいな方法でもエンジニアやれるんかいね?

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最近、駆け出しエンジニアの間で、数か月がんばってIT系の企業に入って、そこでまた数か月頑張ってフリーランス、みたいなのが成功例として語られているようです。そういう人のSNSを見てみると、それなりに駆け出しの人からは「凄い」とか「頑張ってる」と賞賛っぽいコメントがちらほらとついています。ただ、練達からは容赦なくマサカリを投げられています。本人は、駆け出しに希望をもたらす革命家みたいなノリみたいで意気揚々でした。

こういうタイプの人を見ていると、将来が不安です。理由は二つあります。まず、練達の方々を軽視してしまっているのと、技術の習得方法が、一夜漬けスタイルなことです。駆け出しから賞賛されて、練達からマサカリを投げられれば、当然、駆け出しの人と群がるようになるでしょう。そうなると、一時の賞賛と引き換えに成長する機会をことごとく逃してしまいます。自助努力である程度は補えますが、問題になるのが一夜漬けスタイルです。

一夜漬けスタイルのやり方でエンジニアとして仕事を得られるのは優秀だと思います。ただ、長期戦には向かないです。一夜漬けスタイルが通用するのは二十代中盤までです。二十代中盤に差し掛かると、結婚したり子供できたり、家買ったりと、人生における大きなイベントが発生しだします。そういうイベントが発生する中で一夜漬けスタイルは厳しいです。無茶で伸びた人は、二十代中盤からキツくなってきます。

ガツッと努力して短期成長というのもできなくはないですが、その後にめちゃくちゃ疲れます。体力と気力の切れ目が成長の切れ目になるリスクを孕んでいます。なので、自分の成長に対して、ペース配分は考えておきましょう。努力をするにあたり、無茶して身体や精神に負荷をかけ過ぎてはいけません。健康を損なったら、人生において大きなロスになります。向上心があっても、身体や精神を壊したら努力はできません。

一夜漬けのような頑張り方をする人の話を聞いていると、自分の技術の最大速度と平均速度を取り違えることが多々あります。短期スパンの転職で年収〇〇万を達成したとしても、それを継続させないと生活はできません。努力は成長に繋がりますが、無茶は身体を壊すだけです。年収〇〇円を達成するより、その年収をキープする手段の方が大事です。ヒロイックな圧倒的成果も良いですが、ちゃんと人生で幸せを掴んで欲しいものです。

Comment(1)

コメント

おたみ

個人的な経験からこういったタイプの人は ”世渡り上手” 属性も兼ね備えていることが多いように思います。
そして ”練達には不向きなタイプ” というイメージを持っています。


なので、当の本人はそれなりに幸せな気がします。
逆にこのタイプは "練達" を目指すと不幸になるんじゃないでしょうか?


まぁ、安易に真似をすると "一夜漬け" だろうが ”練達” だろうが大火傷をすることになるので自己分析を心掛けたいところです。

- Horus -
確かに、一夜漬けで成果を出そうと思えば「何が重要か」を見極めないと結果がでません。そういうポイントを見抜くことができれば、世渡り上手であっても不思議じゃないですよね。

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