予定がある日に限ってトラブルは起きる
今日は予定があるから早く帰ろうと思った日に限って、急な仕事が入り、予定をキャンセルせざるを得ない。こんなことはないだろうか。今日は大事な日だからどうしても早く帰りたいという日に、急な仕事がぶつかってくる。よくあることだ。
まるで嫌がらせのように、ピンポイントでバッティングする仕事。普段ならば、なんてことない平日が、その日だけ戦場のようになる。ありえないことだ。これは、神様があえて試練を与えているとしか思えない。もしくは、その予定はキャンセルすべきだという、神様からの啓示なのだろうか。虫の知らせか、何なのか、マーフィーの法則的な何かが働いているようだ。
■噂話がトラブルを呼ぶ?■
昔、あるユーザに納入したシステムで、納入時にトラブル続発でそうとう苦労したシステムがあった。もう3年も前のことで、今は落ち着いているシステムだった。ある日、先輩とそのシステムについて話をしていたとき。
「そういえば、例のシステム、最近落ち着いているよね。納入当初は1年くらいバタバタしっぱなしだったからなぁ」
「いやぁ、あれは苦労しましたよ。ただ、最近は落ち着いてくれたから一安心ですけど」
なんて話をしていると、突然電話がかかってくるのだ。電話を受けると、案の定、そのシステムについてのトラブルだったりする。
今までおとなしかったシステムが、噂話をしたことで急に騒ぎ出す。神様がぼくたちの話を盗み聞きしながら、“油断するな”と戒めるように、トラブルを発生させたのだろうか。偶然にしてはできすぎている。しかし、こんなことがよくあるのだ。
■神様のいたずら?■
なんでこんなことが良くおきるのか? 考えてみると、決して神様のいたずらだけではない、ちゃんとした理由があるのだ。
システムのトラブルの場合、実は先輩はある一定期間毎にトラブルが発生するかもしれないと予測していたのだ。最近トラブルがないと感じていたのは、ユーザ側でメンテナンス作業等があり、トラブルの周期がリセットされていたようなのだ。
先輩はトラブルが起きないことに安心していたが、もしかしたらという思いを拭い去ることができなかった。そこで、心の奥底にあった何かが会話として出てきたのだろう。その日にトラブルが起きたのはまったくの偶然だが、その近辺で起きてもおかしくないと先輩は感じていたのだ。
予定がある日に限って急な仕事が入ることも、実は冷静に考えるとそう感じてしまうだけというのがある。
普段の仕事でも、急な仕事というのは良くあるのだ。ただ、何でもない日常で、急な仕事が入ったところで、焦ることなく普通に対応できる。それが、予定がありその日に帰るべき時間が決まっている場合は、普段と変わらない急な仕事であっても、焦ってくるのだ。となると、急ぎの仕事が突然やってきたという印象が強くなる。
べつに神様の嫌がらせではない。単純に自分でそう感じているだけなのだ。
何か大事な予定があるときの突然の仕事はイライラし、強く印象に残る。冷静に考えてみると、べつに普段対応していることと変わらないのだ。
何か大事な予定がある日は、あえてそう思わないようにすることにした。今日も普段とかわらない日常だと。そして、終わったころに「あー、今日は予定があった」と思いだし、定時で帰る。予定はもともとなかったという気持ちでいるのだ。
逃げ口実で、まったく解決策にはなっていないが、これが精神衛生上に良いということがわかった。そのかわり、集合時間に遅れる男というレッテルを貼られてしまったのである。
コメント
ぼ部
そもそも神様うんぬん言ってる時点で説得力がなくなっている事にきづいてほしい。
ホリ
ぼ部さん コメントありがとうございます。
神様というのは、ありえない偶然を比喩したかったのです。
最終的には、偶然ではないということを言いたかったのですが
説得力に乏しかったですかね。。。
ホリ
朝之丞さんコメントありがとうございます。
>マーフィーの法則
>でしょうか?
>何度も困った経験があります...
おっしゃるとおり、例えるならマーフィーの法則でしょうね。
恐らく、開発者ならば誰もが経験したであろうことですよね。
「何か失敗に至る方法があれば、あいつはそれをやっちまう。」
過去、何度もこの言葉を思い知らされたことがあります。