外部イベントに参加しよう~JaSST'21 Kansai 「テストエンジニアのサバイバル術」
このコラムでは外部イベントの紹介もしていきたいと思っています。
営利目的ではないもので、自分が参加していたり参加したいものを紹介していきます。
まずは、一歩踏み出そう
会社内でも勉強会や研修はあると思いますが、
そこから外に出てイベント(シンポジウム/カンファレンス/フォーラム)や勉強会に参加することは、コミュニティがさらに広がることで、異文化に触れ、それにより視野が広くなり、自分を見つめなおす機会になり、結果的に明日の自分の活力になっていきます。
しかし、話すのが苦手というエンジニアも多いと思います。
私も元来話すのが苦手で、外部イベントへの参加には消極的でしたが、
思い切って出てみると、会話が得意な人ばかりでもなく、段々気にならなくなってきました。
今の自分を知り、変えるためにも、まずは一歩踏み出すことをお奨めします。
有料イベントでも会社に相談すると費用を出してくれることもあります(私も「得た技術をフィードバックします」との理由でよく出してもらっています)。
JaSST'21 Kansai 「テストエンジニアのサバイバル術~After DXの世界に生き残るには」
今回は私が参加しているJaSST(ソフトウェアシンポジウム)のイベントを紹介したいと思います。
以前にも書きましたが、JaSSTはNPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)の主催で、東京や地方(関西、東海、北海道など)など多岐にソフトウェアテストに関するイベントを開催しています。
私は関西地区のJaSST Kansaiで実行委員をしていて、今年21年度は実行委員長になったのですが、
今年のシンポジウム、JaSST'21 Kansaiは6/26(土)に開催することになりました。
テーマは「テストエンジニアのサバイバル術~After DXの世界に生き残るには」としています。
こうしたテーマは実行委員長が独断で決める、ということはありません。
ベースとなるテーマは"危機感"で、それを基に話している内にいつの間にか"サバイバル"という言葉が出てきて、エンジニアとサバイバルという一見マッチしない言葉がテーマになっていました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とテスト?
「DX」は今やバズワードとなっていて、イベントや書籍も随分増えた印象です。
しかし、DXが何かと問われると説明は難しいのではないでしょうか。
DXはIoT、AIといったデジタル技術の導入・推進、またはビジネスモデルの変革、とはネット検索すれば出てきますが、むしろポイントはなぜそれが必要とされているのか、それぞれがそれぞれの立場で考え、行動を起こすことにあるように思います。
DXという変革を、ソフトウェア開発/テストエンジニアの立場で考えてみる。
これが今回のJaSST Kansaiのテーマになっています。
基調講演は2本予定となっています。
AIによるテストの自動化を研究開発している事例を、本城嘉太郎(monoAI technology/AIQVE ONE)氏からお話頂きますが、これはDXを「AI」「テスト自動化」という技術面から未来の姿として捉えるため。
そして、アジャイル開発の視点から、誉田直美(イデソン/公立はこだて未来大学)氏からお話頂きますが、これもDXをプロセスの変化として捉えてもらうためです。
この2本の講演は私自身の希望でもあったため、とても楽しみにしています。
さて、今回は私自身が運営委員のイベントであるため、ちょっと力の入ったイベント紹介になってしまいました。
こうした活動はもちろん一切ノーギャラで行っているのですが、
イベントを無事開催した後に「勉強になった」とか「刺激になりました」とお褒めの言葉をもらえるとそれが開催側の報酬といいますか、明日へのモチベーションになります。
多くの方の参加をお待ちしています。
また、実行委員としての募集もしているので、興味ある方はご連絡くださいね。
■ JaSST'21 Kansai ホームページ
http://www.jasst.jp/symposium/jasst21kansai.html