あなたは何屋さんですか?
はじめまして。今回が初投稿のdemtiasuです。
■あなたは何屋さんですか?
いきなりですが、質問。
「あなたは何屋さんですか?」と聞かれて、最初に浮かんだものは何ですか?
プログラマ? システムエンジニア? インフラ屋? DBA? なんでも屋?
自分のことを「何屋さんだ!」と答えられた人 ⇒ 自信や誇りがあって、すごくいいことだと思います。
一瞬考えた人、悩んでしまった人 ⇒ キャリアや何がやりたいのかを見直せるきっかけにしてみてください。
わたしは、「何屋さん?」と聞かれたら、媒介、つなげ屋さんと答えています。
わたしは、いろいろなことをやっていたためか、それぞれが考えていること、思っていること、周りの反応や雰囲気を察することに長けているのがウリです。
■誰が正しいのか分からない
これまで、デスマーチと呼ばれたプロジェクトにたくさん遭遇してきました。
だいたいのプロジェクトは、リリース後に反省会(振り返り会)っていうのがあって、何が原因でプロジェクトが成功できなかったのかを話す機会があったりしますが、だいたいこういう意見が多く出てきます。
- PM
- 見積
- スケジュール
意見を出すのはいいんだけど、今後の改善策をと聞くと改善策がでないことが多く、もっと違う要因があるのにあえて触れないケースも。そんな結果が、デスマーチを繰り返している要因となっているのでしょう。
残念ながら、デスマーチをするとたいてい戦線離脱(転職など)する人が多いので、どうしてもバッドノウハウは共有されず、歴史が繰り返されてしまうことが多いです。そういうこともあって、エンジニアは3Kと呼ばれ、幸せになれる人が少ない。
■少しずつの小さなひずみ
よく雑誌には、プロジェクトの失敗例が掲載され、その原因を技術の失敗であるとしているけど、プロジェクトの失敗を招いている要因として、落とし込みや周知の仕方がある訳と思います。
次回は、これまでの経験を通じて、「SIer」「ユーザー」「経営者」「管理職」「現場」「その人が置かれている状況」「立場から相手に期待していること」「結果」を取り上げていこうと思います。
コメント
しっぱ
はじめまして。しっぱと申します。
私もデスマーチ経験者。というかデスマーチの火消屋でした・・・・
(今は違いますが)
私もちょっと悩みましたが、現在転職活動中というのもありますが、その中で良く使っているのが、
「翻訳家」
ですね。demtiasu様と似てますね・・・・
エンジニアの言葉は営業には伝わりづらく、クライアントの言葉はシステムに正確に伝わらず・・・・
こんなことが少しずつ積み重なって「意識や方向性の相違」が出てくることもしばしばありました。
なので、その両者の言葉や文化の違いを適切な言葉に置き換えて明確に伝えることが私のミッションかと思っています。
行き違いが少なくなれば顧客満足も上がりますし、開発の効率化も行えると思います。
私は多くの業種に放り込まれたので、専門用語なんかも噛み砕いた言葉にしてドキュメントに落とし込んだりしてました。
最初は若干エンジニアの仕事じゃないなって思ってましたがw
あとdemtiasu様と違ったのは反省会が開かれる前に他の現場へ飛ばされて、同じようなデスマーチの整理をやらされていたので、理論というより体に叩き込んだ感じですね。。。。。
なので、理論で話そうとすると時々無理が出ますw
はじめまして、サトマモです。
>残念ながら、デスマーチをするとたいてい戦線離脱(転職など)する人が多いの
>で、どうしてもバッドノウハウは共有されず
なるほど、確かにそういう方もいらっしゃるようですね。
私はデスマーチにまで至ったことがないので、どれほど命を消耗するものなのかは分かりませんが…。
ノウハウが残らないというのは、まさにおっしゃるとおりだと思います。
ちなみに、みなさんの会社では、良い悪いにかかわらずプロジェクトの反省会などを開催していますか?
忙しい状況下で、すぐに次のプロジェクトになってしまい、メンバーも霧散してしまうので、うまく開催できないことが多いです。
「こんなふうにやってるよ~」という話があれば、ぜひ参考にさせていただきたいです。
次回コラムも楽しみにしてます!
demitasu
しっぱさん
コメントありがとうございます。demitasuです。
「翻訳家」その意味、その意図。よく分かります。
やっぱり、エンジニアの言葉とクライアントの言葉は別次元の用語。
視点を変え、言語を変えて挑まないと手痛い目にあうこと多かったです。
ドキュメントも存在しないところが多かったのでよく作成してました。
私も反省会が行われる前に他の炎上地帯に飛ばされる事もありましたが、
なるべくならデスマーチはカラダで覚えたくないですね。理論ベースで済ませたいところですw
反省会をやっていないPJは、
やっぱり次回も同じ失敗をする確率が高い気がしました。
demitasu
サトマモさん
コメントありがとうございます。demitasuです。
デスマーチにまで至っていないのは、優秀なメンバーが周りにいるっていう事ですよ。
うらやましい。
反省会は、プロジェクトが終わった5日以内にやらないとフェードアウトする傾向にあるので早めにやったほうがいいですね。
もちろん。誰の責任だとかそういう追求はなしでの反省会実施です。
意外と面白い意見が聞ける事もありますよ。
次回コラムも頑張ります。ありがとうございます。
ビガー
ビガーと申します。こんばんは。
>誰が正しいのか分からない
仰る通り、誰や何が正しいのかわからないことがデスマーチの根本原因ですね。
それをマネジメントや技術の責任に刷りかえる現場は確かに多いと思います。
PGやSE側から変えられる最も重要なことは、テストを見直すことと考えています。
テストにも様々な粒度がありますが、本来テストというのは、設計者や実装者以上のスキルがないと務まらないとても高度な作業だと思っています。
ただ、このあたりって、文章にするのが難しいんですよね。
同値とか境界値とかの話じゃ細かいし、ISO9126とかのレベルじゃ粗すぎるし。
そのあたりも範疇に入るようでしたら是非お話を聞きたいです。
EarlGrey
EarlGreyと申します、こんにちは。
私の場合、「かかりつけ医(システムの)」と答えますでしょうか。
実際、客先で自分の担当外のこともこまごま相談に乗ったりしますし、
自分の手に負えないと、専門医を紹介します。
最近紹介してばっかりのような気がしないではない(苦笑
デスマについては、まだ数えるほどしか経験はないんですが。
客先と自社側の意思疎通がなっていなかった、
というのがこれまで共通したところだったように思います。
何を目指しているのか=ゴールの設定がそもそもズレていて、
おまけにお互い理解しているつもりになっていた、という笑えない話ですが。
#デスマ回避には『翻訳家』が必須ですねたぶん
demitasu
ビガーさん
コメントありがとうございます。demitasuです。
テストは重要ですね。このテストで手を抜かざる得ないハメになって、デスマーチな結果をやった事があります。
文章化も難しいし、設計者や実装者の奥深い配慮と想像が必要になってくる高度な作業なのに周りから入力作業だけだろ?みたいな事を言われたりするので、
理解してもらうのにまた一苦労だったりします。テストの話も機会があれば触れていこうとは思います。
demitasu
EarlGreyさん
コメントありがとうございます。demitasuです。
かかりつけ医って、格好いいですね。
顧客と自社の認識や意思疎通がずれる事はよくあって苦労してます。
最初はあっていたはずなのにいつの間にか、情報がねじ曲がっていく訳ですが
早期発見、早期方向修正がデスマーチにならない秘訣かも知れません。
参加者が増えれば増えるほど意識を統一させる事は難しいなと感じます。