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目標管理にもの申す

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 最近、電子書籍関連にハマり出したdemitasuです。

 だいたいの会社で導入されているであろう目標管理。年に2回ほどありますが、わたしはこれが嫌いで、一番憂鬱。

■そもそも報酬に魅力がない

 給料に反映するというが、変動するって言われても。100万円単位で加算されるとかなら、かなり違ってくるんだろうけど、ほとんど残業代ぐらいの変化しかないので、個人的には魅力を感じません。

■客観的に評価できるものが不足

 数値目標を書くのは難しいから、どうしても上司と本人の主観の争いになるのが避けられない。

 まず、書くべき目標に困ってしまいます。

 営業のように100万円売り上げるとか、数値では書くことはほぼできない。

 書けるとしても「3月までにほげほげプロジェクトを終わりにさせる」とかがせいぜい。

 うっかり、技術を新たに習得するとかなんて書くと何をもって、習得したのかとか突っ込まれたり、評価時期になって、認識が違ってたりするので面倒。

 プロジェクトが途中で入ることはざら。しかも急ぎのやつ。これは、評価対象とされずらく、当初の目標としていたプロジェクトが遅延すると無条件で未達評価。

 情状酌量の余地はあまりありません。

 全体として少なめに目標書くと詰め込まれ、新規案件が来るとほとんど未達。ある意味、ハマリ技で終わっています。

■勘弁して欲しいもの

 一番、気持ちを削ぐのはこれ。

  • 業務外の目標
  • 資格

 例:ボランティア精神、積極的な行動を広める

 この行動って何をもって評価できんの?

 例:キミがとるべき資格はJavaだよね。

 これ、業務内で資格勉強する時間が強制的に取られてるなら、指定されても文句はいいませんが、なにゆえ、仕事外の時間まで、干渉・管理されないとあかんのか?

 お前らに仕事として組み込まれないといけないのか? 自分の事は、自分で決めるから、ほっておいて欲しい。

 結局、会社としてはいる限りは、とことん尽くせということだと思うけど。それなら、もっと短時間の労働で仕上げられる仕事量か、高給にしてくれよ。って思いますね。

 今回は、評価される側の気持ちを書いてみましたが、次回は、評価者側の裏側を書きたいと思います。

Comment(5)

コメント

wona

これは目標管理制度が悪いというより、その会社の目標管理制度の運用の仕方がまずいとしか・・・。途中でプロジェクトが入ったら、目標を新たに追加したり、既存の目標を修正できてしかるべきだと思います。
定量的評価はうちの会社でも求められます。結局、決まりきった指標値を選択してしまうのですが。

私も、技術目標をたてた方が良いと言われ、資格取得を掲げました。
目標設定って難しいですよね。。。

みりゅ

目標管理ってあまりよい印象がありません。

 会社の都合で、例えば「幹部養成」「○○技術」が要る。
いつから使うから必要というので養成・教育コストを出す。
……そのような状況は、分からなくもないです。
 業務で海外と交渉する必要がある、英語が話せるように。
……分かる気がします。

上記のようなことが達成できなかったとき、結果として
会社全体の利益が下がってしまった。それで、ボーナスなど
が減ってしまう。……これは仕方ないかも知れません。


 ただ、目標管理をマイナス査定の口実に使うのなら、何か間違って
いるように思います。
それは、その人の能力が減少している訳でも、仕事の成果が減って
いるのでもないからです。

 目標管理でスキルが上がったとき、どのように評価するのかと
いう部分が難しいですね。

 それによって、仕事に直接繋がった、効率が上がった、
コストが下がった、売り上げが上がったというのであれば
評価しやすい訳ですが。

 ただ、上記に関しても、仕事という内容を通して、かつ
そのような人たち複数を観察した結果でしか推し量れ無い訳です。
観察の結果によっては、「○○を覚えれば我が社には××の利益が
もたらされる」という、客観性を帯びた話と捉えることができます。
 そうでなければ、その人個人に有意義ということは置いておいて。
覚えたからといって、会社で有用か使用するのかというのも分からず
雰囲気で評価したり。目標の達成/未達成のみで評価する。
と、いう危うさを感じます。

 目標達成のために、会社での時間を使うのではなく、個人の時間
で行われるなら、給与を上げるためにのみ使われるモノだと思います。

 仕事というのは、結局のところ収益に結びつくので、
ある素養・能力の有り無し・必要/不要というのも収益に関係して
くるように思います。

 まぁ、目先ばかりを追うような成果主義が横行すると、社内の関係
がギスギスしたり、仕事の役割ごとの不公平感を生むことになると
思いますが。

 資格手当てなどという方法は、明確ですが。

Jitta

たとえば、「実働時間を予算以下に抑える」とか。
たとえば、「納入後のバグ発生件数を、30日経過後に1件以下に抑える」とか。
たとえば、「リスクを管理することで、遅延日数を10日以内に抑える」とか。

客観的に評価できる数値目標なんて、いくらでもたてられると思う。

demitasu

wonasannさん
確かに目標管理の運用がまずく。。。
もうちょい譲歩してくれるといいんですけどね。

りょうたさん
そうですね。難しいと思います。
仕事に比例するとは限らないですからね。。。

みりゅさん
会社で有用か使用するのかというのも分からず
雰囲気で評価したり。目標の達成/未達成のみで評価する。
まさにおっしゃるとおりです。

Jittaさん
そうですね。評価出来る数値はたてようと思えば立てられるとは思いますが
その目標が現実的かどうかは、その担当したプロジェクトによりけりになりそうです。

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