【能ある鷹は瓜(ウリ)を隠す】
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■原典:
能ある鷹は爪(ツメ)を隠す
■意味:
原典では、「才能や実力のある者は、軽々しくそれを見せつけるようなことはしないというたとえ」ですが、ほぼ、同じ意味で使えます。文字遊びのひとつです。
■解説:
「爪にツメ無し、瓜にツメ有り」といって、2つの漢字は良く似ています。システム提案においても、切り札は最後まで取っておく方が良いでしょう。
用例では、少し原典の趣旨とは異なっていますが、まあ、ツメが甘かったということで……
●用例:

あ、物尻主任、いい所に。ヨソノ工業様から新しい見積もり依頼が来ているのだが、聞いているかね。

はい。営業支援システムに、タブレットを使いたいという話ですね。

よかった。今、古株部長も何度か交渉しているのだが、他社の見積もりの方が、若干安いんだよ。

その件ですが、システム自体の値段はそのままで、通信費から、電話部分をカットして、WiFiルーターにすれば、年間費用が大幅に削減できます。

それは、本当かね。では早速、知らせないと。

いや、その件は、槍手部長から、もう少し待つように言われています。相見積もりの相手が手の内を全て出しきってから提案するそうです。

売りを隠す戦略、「能ある鷹は瓜(ウリ)を隠す」ってか。

軽井主任も、それくらいの売りが欲しいね。
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