情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【天は荷物を与えず】

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■原典:

 天は二物を与えず

■意味:

 天は、不要なものは与えないということ。ここでいう荷物とは、不要なもののこと。

■解説:

 「神は越えられない試練は与えない」と言う言葉と同じ使い方ができますが、どちらかというと、その逆に使います。

つまり、神なら荷物は与えないが、上司なら、不要な荷物を2つも3つも渡されるというケースに使います。

●用例:

 

古株部長

今市君。ホカノ産業様から、業務支援システムのヒアリング要請があったんだが、一度伺ってきてくれないかね。

 

今市課長

判りました。

 

古株部長

それに、ツギノ機械様からも、可動監視システムについて、もう少し現実的な意見が聞きたいと言っておられてね。

 

今市課長

すみません。まだ、ヨソノ工業様の生産管理システムの改善要望がいっぱい来ていて、その対応で結構時間が取れない状態でして。

 

古株部長

そう言われても、両社ともにすぐに伺いますと答えてるんだがね。

 

今市課長

ヒアリングだけなら、物尻主任に替わって頂けないでしょうか?

 

古株部長

彼なら、確か、来週から中国出張で、今は準備に忙しそうだったよ。

 

軽井主任

「天は荷物を与えず」ってか。

 

今市課長

君に頼めないのが残念だよ。


登場人物と相関図

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