恐怖の蕁麻疹
こんにちは。2回目の投稿になります。今回もよろしくお願い致します。
さて、ここ数週間は色々と忙しく、身体に疲労・ストレスが溜まっているのを感じてます。木・金曜の朝なんて疲労の蓄積で起き上がれないこともありまして。
とはいえ、残業時間はというと、ほかのエンジニアの方々に比べたら全然少なく、早く帰れています。
そういう意味では、仕事環境は大変恵まれているんだよなあ、と日々感じています。
SARAさんや同じ会社の同期の方がこなしている残業時間は経験したこともなければ、数週経験しただけでリタイアしそうで……。心身ともにストレスに弱いものですから……。
今回は、今までで経験したストレス過多の症状で一番怖かったときのことを書かせて頂きます。「こんな程度で、この有様か!? 弱すぎだろ!!」と怒られてしまいそうですが……。
■それは数年前……
プログラミングの経験しかなかった自分が、とあるWebシステムのサーバ運用業務に就いてすぐの時のことです。
そのWebシステムというのは他社から移管したシステムでして、移管前から利用していた(既存の)顧客とは別に、新規顧客の案件(移管後初)が始まる、と。
自分も、運用担当としてアサインされ、作業内容としては、サーバにOSを入れて、Webシステムのパッケージを導入して、あとはデータセンターに置いて、今後はサーバのお守り……と、その程度の予定でした。当初は。
それが、顧客のニーズが膨らみに膨らんで、とある情報の管理ページを新規で作らなければならなくなったそうで、その構築を自分が任されることになってしまいました。
納期があと1カ月ちょっと、というところで。
納期厳守、という顧客のニーズだそうで、そのため、
- 得意な言語なら既存のシステムの言語や仕様に合わせなくてよい
- テストが不充分でも構わない
という話を、同じPJの先輩方からされました。
ですので、一生懸命その追加部分を自分の得意言語で作成していきました。
その途中でもニーズが膨らんで、「○○の機能を追加して欲しい」と、作るべきものが増えたり、運用業務として深夜に作業があるから出社時間を変更したかったのに「この日の午前中に○○してと言われているので、対応して」と言われ、定時出社して対応して、そのまま家に帰らず深夜の運用作業をしたり。
あのときも残業はほとんどありませんでしたが、勤務時間中は休憩ほぼなしでガリガリPGを書いていたので、心身ともに疲労がかなり溜まっていました。
そのこともあり、PJ内の人間関係も悪くなっていきました。
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PM担当の先輩 「顧客からこのチェック項目の回答を求められてるから、回答して」
自分 「回答用のExcelファイルのフォーマットはあるんですか?」
先輩 「ない」
自分 「え、じゃあ、そのフォーマットまで僕が作るんですか?」
先輩 「当たり前だろ! 新人じゃないんだから、ちゃちゃっと(フォーマットくらい)作れるだろ! きみには期待してたのに、そういうこと言うなんて……残念だよ!」
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……なんて怒られたこともありました。
■○○が あらわれた!
そういう中で仕事をしていたときに、ある日、体に違和感を感じはじめました。
お尻がすごく痒いんです。
まさか職場内でボリボリお尻を掻くわけにはいかないので、トイレに駆け込みました。
「できもの」が沢山できているんですよ……。
それを見た時には「不潔にしてたんだなあ」という反省しか思いつかなかったのですが、時間が経つにつれて痒みも増し、30分に1回はトイレに行ってお尻を掻く状態でした。
その状態がさらに悪化し、お尻にだけあった「できもの」が全身の皮膚(服で隠れている部分すべて)に広がっていきました。
「蕁麻疹」です。
体のあちこちが痒くて、本当に仕事にならず。帰宅後の家の中ではトランクス1枚のみの、ほぼ全裸での生活です(皮膚を暖かくすると痒みが増すので。でも年末の時期だったので寒い寒い……)。
その状態が3日くらい続きましたが、無事に納期に間に合い、もうすぐ冬期休暇、という日になって、唐突に蕁麻疹が全身から消えました。
ストレスでも蕁麻疹ができるみたいなので、やはり仕事上のストレス過多が原因だったのかなあと思っています。
■その後……
そのシステムは、顧客にとっては相当不満のあるものだったようで、しかも自分の担当個所はテスト不十分でバグだらけでした……。
結局、半年後に1から作り直すことになりました。自分も、担当個所の改修など行いました。リメイク前より大変ではなかったです。大変でしたけど……。
また、それ以来、蕁麻疹は経験していませんが、ちょっと疲れている時に体に痒みが走ると、トラウマのように思い出しては恐怖に怯えることはありますね。
蕁麻疹を経験してから、メンタル面を含めたセルフケアを真剣に考えるようになりましたし、大変な状況に陥っても「あれほど大変ではないから乗り切れる」という考え方ができるようにもなりました。そういう意味ではいい経験だった……のでしょうかね……。
とはいえ、もう、蕁麻疹は経験したくないですね。「全身の痒み」と「赤い『できもの』」は思い出すだけで怖いですから……。