セミナー参加者の心得
こんにちは。anegoです。思うところがあり、タイトルなどを変更させていただきました。@IT編集ご担当者さま、ありがとうございます。 エンジニアではないのにエンジニアライフに登場してしまった責任(?)を取り、非エンジニアならではのITやWeb、システム、その他もろもろについてのんびりつづっていければと思います。
■セミナー参加は楽しい
今回はエンジニアの方も熱心に開催されているセミナーのお話です。エンジニアさんが開催、または参加となると勉強会の方が多いかもしれません。私も一般企業所属とは言え、ITの端くれ。HTML5やスマートフォン、アクセス解析などは気になりながらも、社内ではなかなか情報収集が難しく、何回か初心者向けセミナーに参加しました。
ときには、明らかにエンジニアを対象とした技術メインのセミナーに、知人に頼んで出席させてもらったこともあります。女子1人、ワンピースにスカーフを巻いたOLスタイルはかなり浮いていましたが、スマホ片手に専門用語を調べながらも新鮮で興味深い時間でした。
IT関連以外でもセミナーそのものが好きで、一時は若干流浪の民だったと思います。資格やキャリアプラン、ビジネススキル、その他趣味的なものまで。仕事で「企画しなきゃ! 実行しなきゃ! 結果出さなきゃ!」って思っていたときほど、内容が業務に関わる関わらない問わず、セミナーに参加しがちでした。
ワークショップが含まれる場合もありますが、セミナーって基本的には聴いてるだけでいいじゃないですか(笑)。「インプットするだけの時間って、こんなに楽なんだー」と仕事と違って受身で何も生み出さないでいい喜びを味わっていた時期もありました。
残念ながら、私自身はセミナーを主催し人を集められるようなコンテンツを持っていませんが、最近はせめて参加者なりの心得を持って出席するようにしています。私なりのマナーというか、敬意のようなものですね。
■心得1 何が何でも1つは行動に変える
非常に当たり前のことですが、どんなに良質な情報を入手しても、何らかのアクションに移さないと意味がありません。インプットするだけの人はいてもいなくても世の中何も変わらないと言ったのは、誰だったか。技術や知識を具体的に使う、利用する。これに尽きます。
特に私の場合、「何が何でも」くらい強い気持ちでいないと何もしないで終わってしまうので、「あのセミナーの後、自分は何を行ったか、何を変えたか」を必ず1度は振り返るようにしています。幸いにして「何も得るものがなかった」というのはあまりありません。
以前は「少なくとも1人にはシェアしよう」って決めていた時期もありました。でも、シェアするだけでは相手が何もしない可能性も高く、知識をひけらかしただけで満足してしまいがちです。もちろん、自分の言葉で説明できることは大事だし、情報共有も大切なのですが、成果につなげる最低条件は“行動”であると思っています。
■心得2 アンケートはしっかり書くようにする
実は、できてないです、私。「ためになりました」とか、お前は小学生かくらいの感想しか書けないときもあります。明確な問題意識より、好奇心で参加してる方が多いからだと思いますけど。
選択式のアンケートは全然苦にならないのですが、話を聴くだけでエネルギーを消耗してしまうせいか、「その他感想をご自由に」エリアは筆が進まなかったり、ありきたりな感想を書いてしまったりしています。後日「セミナー参加者の声」をサイトなどで拝見し、「あの短い時間でこんなに的確に書けるなんて」「そうそう、私が言いたかったのもこういうこと!」と同じ時間同じ場所にいた方を尊敬することも少なくありません。
後日、機会に恵まれて「あの時の……」と想いをお伝えできたこともありますが、まずは現場の熱が冷めない内に感想を述べたいところ。瞬時の脳内整理&アウトプット力向上にも役立ちます。手書きだからこそ、伝わるものもあると思います。
■心得3 開催者の立場・気持ちを想像する
開催者の目的もさまざまなのでなかなか難しいのですが、少なくとも心得1、2を実行するのは参加者として間違ってないと思っています。参加者のことを考えて、いろいろ企画、実行してくれている方たちです。参加者としても相手の立場を考えたいです。
ちょっと違うかもしれませんが、忘年会や歓送迎会の幹事をやったことがない人ってわりと気軽に「席が狭い!」とか言ったりしませんか? 気持ちは分からなくもないのですが、私は積極的に席を詰めて幹事の人に「大丈夫だよ」って言える人でありたいです。何でも実行する側、当事者は大変なんだという認識を持っていたいというか。
聴いているだけでも十分楽しいセミナーですが、せっかく時間を費やすなら少しでも充実した時間にしたいもの。開催者や講師になる予定はありませんが、良き参加者にはなりたいなと思う今日このごろです。