非エンジニア、ゆるIT女子のひとりごとです。

資格取得を目指して良かった5つのこと~スタンダード編~

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 私が受けようとしている国家資格、中小企業診断士の一次試験の日が迫って参りました。8月4日(土)、5日(日)なので、あと2カ月ですね。しかし、こうしてコラムをのんびり書いていられるのは、今年は7科目中3科目しか受けないからです。少なっ。

 今回と次回は私のここ最近で最大の挑戦、資格取得について書きたいと思います。資格取得の是非や、なぜ診断士なのかをつづると、迷走しそうなので、「資格取得を目指して良かった5つのこと」というシンプル&ポジティブな観点で書きます。最近勉強がややはかどらないのと、最短でもあと1年半は勉強を続けることにたまに気を失いそうになるので、やる気を出すためにも挑戦します。目指すだけなら誰でもできるので、かなり自己満足になってしまうことはご容赦ください。いつか「資格取得して良かったこと」を語れる日が来ますように……。

 今回は「スタンダード編」。難関資格取得を目指す方も多いエンジニアの皆さまに少しでも共感していただけたら嬉しいです。

 資格取得を目指して良かった5つのこと~スタンダード編~

【1】知識の習得

 文学部出身でフリーペーパーやWebの企画やら編集やら、わりとゆるい? 仕事をやってきた私には、会計、経済、法律などの知識に触れる機会がほとんどなく、ほぼ何も知らないというゼロベースからのスタートとなりました。堂々と言えることじゃないし、機会がなかったことだけを理由にしてはいけませんが、事実何も知らなかったんですよね。

 でも、だからこその楽しさってすごくあって、自分の無知を埋めるようにいろいろ知識を得ていくことがちょっと心地良いと感じています。『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』にあった「新しい体験で脳を絨毯爆撃しろ」の精神にも、ちょっとのっとっていると思うし。実務の延長線上にある資格取得がスタンダードで、エンジニアの方なんてまさにそうだと思うのですが、まったく新しい世界を知るのもありかなあと思っています。新しいもの好きとしてはかなり好奇心が満たされます、ホントに。

 あと、ニュースで「貸倒引当金が~」って覚えた知識が出てきたときは結構感動です。いつもなら聞き流していたニュースもちゃんと理解しようと思うし、アンテナが高くなったということでしょうか。貸倒引当金は、一般常識かもしれないけど。

【2】時間管理意識の向上

 私は仕事があまり忙しくないので、時間捻出に関しては本当に恵まれています(だからこその資格取得でもあるし)。Webの仕事をしている人の中では、かなりヒマな方かも? 多忙なエンジニアさんから見たらぶっ飛ばされそうなくらいですが、こんな私も毎日終電だった時代もあるので許してください。ヒマとはいえ、資格取得にはある程度の勉強時間を要するので、タイムマネジメントについては、よく考えるようになりました。そして、いかに自分が無駄な時間を過ごしていたかってことに気付いて愕然となりました。むしろ良かったです、今気付いて。

 余計な残業をしないでサクサク帰るようになれたのは1番の収穫です。いくらヒマ人でも強い気持ちを持って実行しないと時間はとれません。ある程度工夫も必要です。奇跡のように変わったのは土日朝早く起きるようになったこと。「平日朝早く起きて」というのは私にはハードルが高過ぎてやっていませんが、「休みの日を有効活用せねば」と思うようになりました。といっても、超ストイックになっていることもないし、遊びにも行くし、コラムも下手な文章のわりに数時間かけたりしているのですが、圧倒的に多かった「ダラダラと過ごす(寝る)」時間を大幅にカットできたことは大きかったです。わりと漫然と生きていた人間なので、時間管理について見直せたのは本当に良い機会だったと思います。

【3】目標のある日々

 毎年、年明けに「仕事で○○しよう」「習いごとを始めよう」「5キロ痩せよう」という目標を掲げていたのですが、私の場合たいてい2月くらいには忘れていました。もちろん達成した目標もいくつかありますけど、忙しさを理由に忘れてしまわないぐらいの目標をいつも心の片隅に置いてから、背筋が伸びるようなちょっとした緊張感が生まれました。

 資格取得自体はあくまで手段とか経緯で、本当の目標はその先にあるものだと思っています。けど、資格取得自体が目標でも、将来の目標の通過点としての資格取得でも、合格することが目標の1つであることには変わりありません。理由は何でもいいというか、人それぞれだと思うのでどんな理由も否定しないことだけは決めています。とにかく合格したいと思える資格を目指し始めてから、毎日にハリが出たというか凛とした気持ちでいられるようになったのは間違いありません。

【4】勉強の習慣化

 ある程度の資格を取るためには、ほぼ毎日勉強をすることになり、学ぶことが習慣になります。1日のルーティンに組み込まれるというか。時間管理意識にも通じるものですが、ダラダラ残業、テレビ、惰眠、意味のないネット閲覧などなど悪癖が多かった私には、良い習慣が身に付いたことが単純に嬉しいです。まだ完全には身に付いたとは言えませんが、勉強生活がそろそろ4カ月になります。

 毎日、新しい知識が増えています。1日に覚えられることって限られていますが、あるとき「あ、この1冊一通りは終わったんだな」と蓄積に気付く瞬間がちょっと好きです。もちろん、すべて記憶できないのでやり直すこともありますが、2回目は1回目より少し楽で、そんなときもちょっと嬉しいです。あまり受験勉強をしないで高校、大学に入ってしまったので、勉強するという行為自体が新鮮で楽しくもあります。楽しい、と思えるのは社会人だからだろうけど。学生のころは勉強より大切なことがあり過ぎたのでしょうがないです。

【5】新しい出会い

 いわゆる資格取得向け専門学校のガイダンスをよく聞きにいきましたが、熱い&面白い講師の方、女性の方もいて、多くのエネルギーをもらえました。そもそも資格取得を目指していなかったら、会うこともなかった方々です。あまり積極的ではない私が、結構がんばってガイダンス後に質問などしました。結局、秋までは通学しないことにしたのですが、いまだにメールなどで相談に乗ってもらっています。感謝。

 あと、私は家でまったく勉強できないので有料自習室みたいな場所を借りているのですが、そこで出会った人々にも大変お世話になっています。「会社帰りに寄れる場所」という立地だけを考えて選んだところだったのですが、人もサービスも本当に素敵で、楽しい勉強生活が送れています。仕事が終わってから行く場所があるって素晴らしい。余談ですが運営会社がどんどん事業拡大していて、企画&実行力という点でも勉強になります。

 なんて教科書的! 優等生的! 勉強って人を真面目にさせませんか? 少し前までは勉強など何の縁もない普通のOLだったので、いまの自分とすごいギャップがあります。でも、こうして改めて書いてみると、良い選択をしたのかなあと思っています。本当に自己満足ですね。勉強、頑張らないと。

 次回は、資格取得を目指して良かった5つのこと~想定外編~をお届けします。

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