はじめまして。新妻あっちです。
こう見えて、個人ブロガー歴6年5カ月。
個人ブログは「新妻blog~もう新妻じゃないけど~」です。
始めた当時は本当に新婚(結婚1年ぐらい)だったので、ブログ名は正しかったのです。
そして、「新妻blogのあっちです」が長くなるので「新妻あっちです」と言うようになったら、なんだか苗字みたいになり……そのうち後に引けなくなりました。こうなれば根性です。
なので、現在結婚8年目ですが、わたしは「新妻blogをやっている、新妻あっち」です。
「ブログって何?」といわれていた時期からブログをはじめ、一度もくじけることなくこれまで続けてこられたのは、わたし自身が「面白い」「これは有益だ」等感じたことを文章にまとめて発信し、それに対する反応が見られること、それを通じていろんな人と知り合いになり見聞が広まったことが大きいです。そして何よりそれがわたし自身一番面白いと感じていること。
であれば、個人ブログで特化したカテゴリーを持たずに日々更新するのではなく、何かテーマをもって発信していくことを考えたいと思い、今回エンジニアライフでコラムを書かせていただくことにしました。
……といっても、最初は勇気がなく同じような興味を持っている夫に「こんなんあるでぇ~、やってみたら?」と言ってそそのかして様子見。どうやら楽しそうだな~ということで、「じゃぁ、わたしも」という臆病者でもあります(笑)
■「新妻あっち」は何者だ?
新妻が何でエンジニアライフにコラムを書くのだ? とお思いになる方も多いでしょう。こう見えても、わたしは社会人生活ほぼどっぷりIT業界に身をおいています。
1. 金融系システムエンジニア4年
新卒で入社した会社は、金融系のSIerのような会社でした(厳密にいうと、SIerではない、はず)。
そこでまず1年間、金融基幹系システム開発を行っていました。まだ新人の頃でしたので当然コーディングもしつつ、設計もしつつ。その際の言語はPL/I。最近ではなかなかお目にかかれない言語ですが、プログラミングの基礎はどんな言語でも同じなので、この1年間は結構貴重な経験でした。
その後、部署を異動しインターネットインフラ周りの運用保守。FirewallやらDNSサーバやらの運用保守業務をしつつ、お客さま (金融系)のサイト運用保守も行っていました。
この会社には4年ほど在籍したのですが、その会社の本業はシステム開発・運用。4年目に達するときわたしがメインで担当していたのは、お客さまのサイト管理の仕事でした。通常の運用保守に加え、当時金融機関は再編が盛んでしたので、そのためのサイト移行のプロジェクトを動かす等も行っていました。
そして目覚めたのが、「Web業界の仕事」です。
2. Webディレクター2年
サイト移行を考えるにあたって、ディレクトリ構造やらユーザビリティの話を制作会社の人から聞きお客さまと一緒に考えるうちに、そちらの仕事のほうに興味を持つようになりました。
そして、Web系専門学校へ仕事が終わってから半年通い基本的なツールの使い方等を学び、転職してWebディレクターへ。2社目でWebディレクションで何をするか一通り学ばせていただいた上でキャリアアップを目指し、WebプロデュースやWebマーケティングも総合的に身につけられる会社へ再度転職しました。
3社目では、運用系のWebディレクションに加え新規構築のWebディレクションも数多く担当しました。ですが、当時はまだWeb制作業界も過渡期。Webシステム開発の会社と協業しなければならないようなプロジェクトについては、必ずと言っていいほどプロジェクト遅延・プロジェクト炎上が起きていました。
3. Webサイト構築系プロジェクトマネージャ4年
「もっとこういうやり方があると思うのだけど?」とわたしが提案したのがPMBOKにある手法をこれまでのWEB制作工程に当てはめつつアレンジしたプロジェクトマネジメント。
PMBOKは、新卒入社の会社で当時の上司が「きみはこれを学んでおいたほうがいい。絶対に役に立つから」と新卒2年目の春に勧められ概要を学習していました(資格は取っていません)。まさか、それが生かされるとは……でしたが、それ以降協業会社が複数あるような規模が大きめのWebサイト構築プロジェクトについては、主業務がプロジェクトマネージャーとなりました。新卒2年目で配属になった部署の部長には、いまさらながら感謝です(笑)
そして現在は、さらに転職し、自社担当サービスの競合調査・マーケットリサーチ等を行い情報収集しつつ、サービスを企画し開発プロジェクトを立ち上げ、仕様策定後プロジェクト全体管理を実施、サービスイン後は運用にて効果測定しつつ改善を加えていくという、開発プロデューサーの仕事をしています。
プライベートについては、長くなったので個人ブログでもご参照ください(笑)
■このコラムを通じて
実は、わたし自身、まさかこんなに長い間IT業界に身をおくことになろうとは……という感じなのです。個人ブログを見ていただければわかるかもしれませんが、何度もまったく違う仕事につきたいと思い、いろんなことを手がけています。そしてその都度キャリア見直しを考え、本を読んだりググったりして模索しています。
が、結局IT業界にまだいます。そしてエンジニアライフでコラムを書くと決めたのにまだITでいいのか? と思うのです。
- 日経WOMAN等のキャリア系女性誌に出てくる人に、わたしのような職種の女性はほとんどいないのだけどどうして?
- 現状も含めて今まで10年間、わたしのような職種の人でお手本にしたいと思うような人(有名人・先輩含む)に出会えていないのはどうして?
- 今でこそ、SE・プログラマーやWebデザイナーは女性職種として登場するけどWebディレクターやWebプロデューサーの認知度が低いのはどうして?
- IT系にずっと身をおいているけど、女性ならではの気遣いが生かせる部分があるからやっていけてるのではないかな?
などなど……。
そういった疑問・意見をコラムに書いて、皆さんの意見を聞きながらタイトルにあるとおり、「ITが女性職にならないのか」もしくは「いや、なれる」なのかを模索していきたいと思います。
そんなわけで、今後ともよろしくお願いいたします☆
【追伸】夫はどのコラムニストか? ですか? それはまた、追々(^-^)
コメント
haseboo
hasebooと申します。4月で入社5年目の生物学出身の女SEです。
仕事はJavaのプログラム書いたり、テストチームを仕切ったり。
ブログのタイトルを見て「なぜこのコラムで新妻??」と思い、のぞきにやってきました。
私もこの仕事をしながら色々悩んでます。最近はステップアップの転職も考えたり・・・
あっちさんのこれからの記事楽しみにしています!
▼hasebooさん
はじめまして!コメントありがとうございます☆
私も同じく理系出身なんですよ。私の場合はSEの仕事は4年目で辞めてしまいましたが…。
そうですよね、やっぱり悩みますよね?
この仕事についている女性は少なからず通って来た道があるような、そんな気がしているのです。
是非一緒にいろいろと考えていけたらと思ってますので、今後ともよろしくお願いします!
nack
35歳(子持ち)で夜学専門学校でCOBOLを学び、飛び込んだIT業界。
オープン系の業務システム開発をメインに、14年ほどSEやってます。
あっちさんと同様に「お手本」や「尊敬する」エンジニアに
残念なことに女性はおりません。全体の性比率も10:1くらいなのかも
しれないですが。
でもまあ、「女性」を武器に出世はできない世界ですからね。
エンジニアは女性ならではの気配りがたとえ業務であっても
必要だと考えています。だってエンドユーザには女性が多いですよ。
▼nackさん
はじめまして!コメントありがとうございますm(_ _)m
確かに、「全体の性比率も10:1くらい」かもしれません。
でも、私の夫の会社にはもう少しいます(たぶん、6:4ぐらい)し、私の今の会社の本社でも同様ぐらいいるので、世の中的には少しずつ増えているはず、と思っています。
「女性を武器」に出世するのではなく、いい意味でしなやかさを発揮すればリーダーになれるんではないかなと思います。
私もクライアントさん(エンドユーザーさん)が女性であることはよくあったし、IT系から程遠い方々がクライアントさんだったこともあったので、そのときに男性の「結果思考型」よりは女性の持つ「気配り・気遣い」のようなものが活かせて逆によい結果が出たことも何度も経験しました。
そういうのを基本にいろいろ模索できたらな~と思うので、是非いろんなご意見お聞かせください!
今後ともよろしくお願いします☆