二次元キャラと結婚してバーチャル余生を楽しもう!?
初音ミクと結婚式を挙げるだと?!
"俺の嫁召喚装置"「Gatebox」というのをご存知でしょうか。好きな二次元キャラを読み込むとそのキャラがその装置の中で自分と会話してくれるようになるものです。さらにはそのキャラとの婚姻届けを受け付けて婚姻証明書を発行してくれるというサービスもあります。
そして中にはリアルな結婚式場を予約して初音ミクとの結婚式を挙げようとしている人もいるそうです(「愛しているので」2次元キャラとの"本気の挙式" 30代男性の葛藤)。
リアルの世界で結婚しても、長続きせずに離婚する夫婦はたくさんいます。離婚はしていなくても、毎日妻の愚痴を聞かされたり、散らかすなと妻に毎日怒られている男もいます(あっ、私か!)。けれども二次元キャラのAIの妻となら、そんなこともなく、毎日ラブラブに過ごせそうですね。
バーチャルの世界が快適になるとリアルの世界で苦労したくなくなる
二次元の世界(あるいは3Dでもいいのですが)、バーチャルの世界が快適になればなるほど、従来の「人間らしい」生き方をする人が減ってくることでしょう。外に出ても暑いから、自宅でずっとモニターを見て一日を過ごす。バーチャルで本物と同じ視界や感触が得られるのならわざわざ暑い外に出る必要はありません。苦労することはないのです。
自宅でバーチャル旅行ができるようになれば、高い交通費と宿泊費を払う必要もないし渋滞やラッシュアワーに巻き込まれることもありません。満員電車で痴漢に遇うこともないし、むしろ痴漢をしたって捕まりません。これは快適です。
余生はバーチャルボックスで楽しめ!?
バーチャルの世界を24時間ずっと体験できる装置(バーチャルボックスと呼ぶ)があればそもそも広い家なんて必要ありません。視覚と聴覚と触覚のセンサーを着けて日焼けマシーンのような大きさのボックスに入り込めばいいのですから。マンガ喫茶のようなスペースで十分です。
食事や風呂もバーチャル体験しながらボックス内でできるようにしてしまえばもうそこから出る必要はありません。舌に味覚刺激装置をつければ世界各国のグルメ料理を味わうことだってできます。バーチャルボックスに一度入ってしまえば一生快適です。毎日楽しいプログラムが用意してあってバーチャルの世界でなんでもできます。プロテニスプレーヤーになって世界を回る体験ができたり、初音ミクや峰富士子とのラブロマンスを体験できたり、エンジニアライフのコラムニストになる体験ができたり(それは今でもできてるけどね)します。一度その世界に入ったらもう現実なんかに戻りたくなんてありません。
ある程度のお金を貯めたら、そのバーチャルボックスにずっと入って残りの人生を楽しむ。これこそ人類の究極の至福になることでしょう。
そんな夢のような棺桶ができるといいですね。ただしなんのために現実の世界に生まれてきたのかが分からなくなりますけど!
そんな予兆を感じたあべっかんでした。