10kgの米袋には米は何粒?-勉強会を盛り上げるには
「ふう、なんとか間がもった(^_^;)」
先日のコラム(※1)でも紹介した「プロジェクトマネージャーが知るべき97のこと」をネタに勉強会に行ってきた。
「プロジェクトマネージャが知るべき97のこと」という、プロジェクトマネージャー達の持論を集めた書籍がある。この持論について講師役がしゃべりみんなで討論する、という勉強会だ。1回で2人の講師役がそれぞれ選んだ持論について話をする、という構成だ。私が講師役をやった部分をとりあえず書いてみる。
■「見積って見積もって見積もる」
ほとんどのプロジェクトでは開始時にプロジェクトを見積もる。それは再検討されることはない。だが、筆者(持論を書いたシェリダンという人)の会社では毎週見積もりなおしている。見積もりなおすことでフィードバックがかかり、見積もり技術が磨かれる。また、こういったフィードバックはチームのコミュニケーションも円滑にする。
というのが本に書かれた持論の要旨。私は簡単に説明した。
■ジェリービーンズの数を見積もる
シェリダン氏の持論の中に、ジェリービーンズ(豆型の飴)の数を見積もるという話が出ている。大中小の3つのビンを用意して、まず1つにジェリービーンズがいくつ入るかを見積もる。1回目の答えを知ると、次のビンに入る数を予測するのは簡単になる、と書いてある。これは当たり前だよね。
と話したあと、これに似たような話があったと、あべっかんのオリジナルネタを披露した。
■米粒の数を見積もる
私の次男が小学1年生のころ、「10kgの米袋に米がいくつ入っているか」を調べさせた。その過程をまとめて夏休みの自由研究にして出させた。1年生にしてはがんばったかな。私は実際のその論文(?!)を見せながらその話をした。こんなことでも夏休みの自由研究にできてしまう。
みんなはそう言われると、結局米がいくつ入っていたのか気になったようだ。だけど答えは秘密。シェリダン氏の持論でも「ジェリービーンズが何粒だったかを言う必要はない」って書いてあったので(^_^.)。(「あべっかん 米粒」で検索するとすぐわかるけど!)。
■自分が語れなければみんなに質問する
次に私はみんなに質問をいくつか投げかけた。
- 見積もりのフィードバックってしてますか?
- 見積もるときに、困ったことはありましたか?
- 正確な見積もりを作るにはどうしたらいいの?
活発な意見交換になるようにと、話が広がりそうな話題を選んだ。あとはみんなに盛り上げてもらった。見積もりは複数人でチェックしなきゃダメだよね、とか、生産性をきちんと測定すれば見積もりは正確になる、とか。
■講師役ってそれほど難しくないぞ
勉強会の講師役(進行役)って、やる人が限られていることが多い。でも私がやったように、ネタの一つでも紹介してあとは話が広がりそうな質問を投げかけて討論してもらう。これならそれほど難しくはない。講師オーディションに参加してみるほどのスキルがなくても大丈夫(笑)。
「私、講師役をやろうかな」「私も!」…… 「では私も」
(^o^)_ 「じゃあ、どうぞどうぞ」 _(^o^)
って、ダチョウ倶楽部のように、あなたもあえてハメられてみてはいかが?
abekkanでした。
(※1)プロマネが知るべき97のことについて語ろう
コメント
さりげなくご紹介いただき、ありがとうございます(笑
講師って仕事は本当にいろんな経験が積めますし、気づきもたくさんあります。
そうやって場数を踏んでいくことで、いつの間にか講師の面白さにハマってしまう人も多いです。
やれる機会があればぜひチャレンジしてみた方がいいですよね♪
>キャリア・コンサルタント 高橋さん
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、私はなるべく機会を見つけて人前で話をする経験値を積みたいな、と思ってます。コラムを多くの人に読んでもらうのと同じように。(^^)