エンジニアとオサレ(10) 「かほり」
さて、以前少し書いた石鹸の香りの話の続きです。
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石鹸の香りを漂わせる、というのは、古典でありかつ、トライしてみるべきだと思います。
まあ石鹸というのはただの「象徴」であって、何がなんでも石鹸の香りでなくてもいいのですが、まずはライトな香りの香水でしょうかね、とっつきやすいのは。キッツいのは妙な誤解を招く可能性が(笑)。
どんな香りがいいかや香水の付け方などは、検索してみてください。重要なのは、まず一つ、自分の香水を買ってみることと、毎日職場に出かける前に必ずつけることです。最低1カ月です。
とっかかりは、ネットで調べるのもいいのですが、デパートとかに出かけて店の方にいろいろ聞いてみるといいかと思います。「私にはどんな香りがいいでしょうか?」と、正直に、投げ出して聞いてみればいいのです。相手も商売なので、親切に教えてくれます(買ってもらうために、ですけどね)。
そういう行動を起こすことにより、人生が「ぐいっ」と旋回し始めますから。
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それと、香りは口臭で台無しになってしまいますので、口臭には異常なほど気にした方がいいですね。その方法についても検索すればある程度分かるでしょう。気になる人は病院にいくのもひとつの手だと思います。
人間が人間を印象づけるのは、まず外見、次に香り(「匂い」)です。
もうひとつ台無しにしてしまうのは靴の「あの」臭いですよね。あれも完全NGですので、靴、靴下、足のケアも必要です。 「あの」臭いがしみついている靴を持っているのであれば、捨てちゃいましょう。
風呂にはなるべく毎日入って身体を洗うとか(シャワーでも可)、歯磨きはそれなりにするとか、そういう、ビジネスマンとしての基本マナーについては当然やる必要はあります。ここをスキップすることはできません。
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ただし、潔癖になる必要はないのです。なぜならば、人間には必ず「体臭」というものがあり、それはそのまんまその人の個性です。体臭を無理やり消そうとしてはいけません。
一般に流通している「体臭」という言葉の意味が、なんか間違ってるんですけど、人間ってクサい体臭だけじゃないですよね。でも、口臭や靴の臭いは、元来悪くない臭いである「体臭」を抹殺してしまうのです。もちろん香水をつけてもムダ。まさに「悪貨は良貨を駆逐する」です……。
自分が気づかないうちにうっすら嫌われてるのって嫌じゃないですか。だから自分が発している(かもしれない)イヤな臭いには気をつけましょう。自分の言動に気をつけるよりも前に、やらなければいけないことです。
無臭は、悪くはないです。でも、それは無個性と同じです。21世紀は個性の時代(らしい)ですので……。何かしらの「香り」で勝負していきましょう。
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これ重要ですが、体臭というのは、その人の「オーラの一部」なんですよ。
まず、体臭のない人は100%、オーラはありません。そして、「あの人はオーラがあるね」といわれるような方は、「魅力的な体臭」を持っています。
取りあえずここでは、「体臭」という言葉は、一種のメタファーとして考えてもらっても構いません。
TVドラマの刑事ものとかで、犯人を探してるときに、「あいつがクサい」とか「なんか臭うな」とか「犯罪(あるいはカネ)のにおいがプンプンする」とか、いいますよね? そんな感じです。
われわれが、聞こえているのだけれど意識できない音(高周波とか)があるように、「感じているのだけれど感じてない」対面している相手の体臭というのは、あるのです。
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そして、体臭と、香水(「香り付け」)との関係は、生来の人のルックスと、身にまとう服との関係と同じです。
2つの組み合わせによって掛け算になって飛躍的にその人の印象がよくなったり、もちろん飛躍的に悪くなったりもするので、もろ刃の剣です。
ただし、この組み合わせはいくらでも修正やリトライは可能です。より効果を上げていくためには、掛けられる方(体臭、生来のルックスなど)を良くしていく方が大事です。こちらがゼロだったりマイナスだったりしたらなんの意味もないわけですからね。
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読んでいただきありがとうございました。