ASP.NETでXMLする
「コードが書きたい!」
■とにかくコードが書きたい■
前回から引き続き、XMLの勉強を続けている。しかしいい加減、紙と鉛筆での勉強に飽きてきた。何だか無性にソースコードが書きたい気分なのである。
■アプリケーションの種類■
まずはVisual Studioを起動させる。そして今回のアプリケーションの動作環境は、「ASP.NET」を選択した。もちろん「Windowsフォーム」や「コンソール」で作成してもかまわない。
なぜ「ASP.NET」を選択したのか? それは「試行錯誤」のしやすさを重視したから。
■アプリケーション開発の「試行錯誤」のしやすさ■
「コンソール」「Windowsフォーム」「ASP.NET」の3種類を、独断と偏見でざっくりまとめてみた。
アプリケーションの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
コンソール | シンプル。 | 文字しか表現できない。普通に実行すると一瞬で実行が完了してしまう。そこで、[Ctrl]+[F5]でデバッグ無しの実行をしたり、Console.Read()等で処理を止める必要がある。 |
Windowsフォーム | フォームデザイナが優秀。直感的にアプリを作成できる。 | ソースコードを変更したい場合は、デバッグを中止し、リビルドをし、再実行する必要がある。 |
ASP.NET | ソースコードを変更したい場合、ソースを上書き保存し、ブラウザをリロードするだけで反映される。 | デザイナはWindowsフォームほど直感的ではない。 |
「ASP.NET」は、コードビハインドを利用しなければ、ASPXファイル内のソースコードを変更後にリビルドが必要ない。ただASPXファイルを上書き保存して、ブラウザをリロードするだけでOKだ。
※「ASP.NET」の開発は、Visual Studio 2003まではIISが必要であり、少々敷居が高かった。しかし、Visual Studio 2005からは、ASP.NET開発用Webサーバが標準装備され、IISがなくても開発できるようになった。
■XMLの整形式チェッカーを作成する■
今まで仕事では、XMLを利用するアプリケーションをいくつも作ってきた。しかし、XMLそのものをテーマとするアプリケーションは、作成したことがなかった。そこで今回は、XMLそのものをテーマにしてみる。まずは基本から、ということで「XMLの整形式チェッカー」を作る。
整形式についての説明はこちら。
サンプルデータはこちら。
[wellformed.aspx] >>実行
結果が「NG」の場合は、その原因をメッセージが親切丁寧(?)に教えてくれる。
この次は、XMLの妥当性チェッカーを作ろう。