日々の活動で、感じること、思うこと、考えることを。

概算見積りレビューが……

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 前回に引き続き、概算見積の話です(まだ終わりません笑)。

 しかも、レビュー自体には出席できませんでした。

 アサインされる予定であるメンバーも参加しようとしていたのですが……厳しいことも言いたいからなのか、レビューアーから「説明する人と、同意者以外はけっこうですよ」と。

 おっと、そう来ましたか。

 前日に、関係者で最終の認識合わせをしておいた甲斐がありました。

 寂しそうな目をするPMを会議室に残し、レビュアー、PM、部長、議事録担当する人以外は、レビューが終わるのを待つだけになりました。

 1時間半の予定だったレビューは、2時間ほどかかり、思った以上に、指摘されることが多かったです。そして、お客様に回答するまでには至っていません。 あー、早く楽になりたい!

 救いの点は、わたしがPMではないこと……人任せにしてはなりませんが、少し気が楽なのは否めません。

 まだ終わっていませんが、QAレビューでの指摘、それから思ったこと、感じたこと、考えたこと、理解したこと、リマインドしたことについて整理したいと思います。

0. QAレビュー

 わたしの会社では(……というわけでもなく、皆さんの会社でも同様だと思いますが……)、案件の各局面で、品質とリスクに関するレビュー QA(Quality Assurance)レビューが行われます。

 今回であれば、お客様からの概算見積り依頼に対し、概算レベルでの検討結果を「提案書」の形で回答するため、その提案書に対する品質とリスクを判断することになります。

 準備するものは、実際にお客様へお渡しする提案書に加え、その提案書の根拠となる資料が全て必要になります。

 レビューは、ウォークスルー形式で行われ、主な観点は「Verification(整合性検証)」と「Validation(合目的性確認)」になります。

1. 整合性

 一番言われたのは「整合性」です。

 QAレビューの観点に「Verification(整合性検証)がありますので、大切なのは理解しているつもりですが……結構、やいやい、ねちねち、指摘されました。

 今回の概算見積でお客様には、費用を回答するのはもちろん、ご要望に対する対応内容(概要)、スケジュール、その前提事項・制約事項・依頼事項、も回答する必要があります。

 この項目間の整合性、根拠資料との整合性がレビューの対象です。

 整合性は、内容にはとどまらず、用語の一語一語にまで指摘が及びます。

 同じ意味のところは同じ用語を使う、アルファベット表記とカタカナ表記が混同している用語は、「なんでやねん?」と聞かれることになります。

2. 妥当性

 QAレビューのもうひとつの観点である「Validation(合目的性確認)」によるものです。費用の妥当性、スケジュールの妥当性、リスク認識の妥当性……妥当性、だとうせい、ダトウセイ……。

 例えば、費用算出は、必要なH/W、S/Wに加え、W/Lはもちろん、出張費などの経費まで含める必要があります。

 算出するには、お客様から提示のある要件から、必要な機能を定義し、トップダウンで進める一方、作業項目を積み上げる ボトムアップでも進める必要があります。

 いずれのアプローチでも、最終的に算出される数値に、きちんと根拠があるか? ロジックが通っているか? について検証されます。

 また、もちろん、妥当性を検証するには、それぞれの間の整合性が取れていることが前提になります。

 例えば、「開発局面が1カ月、必要なW/Lが5人月なのに、体制図では、開発局面は2名」なんて見積りは、即却下されます。

 概算見積りと、そのレビューに関して、思ったこと、感じたこと、考えたこと、理解したこと、リマインドしたこと、次回に続きます。

 こちらにもどうぞお越しください。ちあきの場所(ありか) http://nishi3.info/chiaki99/

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