東京タラレバおやじ -タラレバという if文を楽しもう！
「東京タラレバ娘」
というドラマが放送されている。30過ぎて彼氏がいない現状で、過去を悔やんで「あのとき、あーだったら」「もっと、こーしてれば」 とタラレバを言い続ける3人の女性たちが主人公だ。
エンジニアのタラレバ
私も過去を振り返ると、もしもああしていたら、これをやっていれば、というタラレバをいくらでも言える。
若いころにもっとがんばっていたら、あの時に転職なんてしなければ、あのプロジェクトがうまくいっていたら、もしも最初にあの部署に配属されていれば、などなど。
あなたもそんなタラレバをいくつも持っているのではないだろうか。
最初にあの仕事をやっていたら
就職して最初に配属される部署や最初に担当する仕事って重要だ。その仕事で学んだ技術がメジャーなものであとあとまで使えるものであればラッキーだ。でもそうでない人の方が多いだろう。もし最初にあの仕事の担当になっていたら、あの技術を習得できれいれば、というタラレバは多くの人が思うのではないだろうか。私もそう思う。
けれども私のことだから、この性格を考えると、最初にいい仕事を担当していたとしても、やはりその後に現状と同じになるような道を選択してしまったのではないかという気もする。
タラレバがあるから面白い
タラレバとはプログラムで言えば if 文だ。if文がないプログラムなんてただ決められた処理をするだけだ。そんな人生だったら面白くもない。
人生のif文にさしかかったときはそのときの状況や気持ちによって分岐する。分岐を繰り返して出てきた出力結果が今の自分だ。分岐したときにはその道を選ばざるを得なかった状況だったり、選びたくなる気分だったのだから仕方がない。タラレバと言って過去を嘆いても仕方がない。if文をいくつも通過してきたら今はこうなっちゃいました（てへ！）、でいいのかもしれない。
タラレバというif文による出力結果を分析して楽しむくらいの心の余裕がほしいものだ。
あべっかんでした（ら？！）