チョコレート味の焼きそばを食べて問題解決力を磨こう!?
「今度はチョコレートか!」
以前のコラムに「一平ちゃん焼きそばのショートケーキ味」について書いた。そして今回はチョコレート味の焼きそばに挑戦した。
「これは無理ー!」では能がない(!)
ショートケーキ味やチョコレート味の焼きそばを食べて、「激まずー!」「これは無理ー!」などとネットで呟いている輩が多い。そんな感想では能がない。違う、そうじゃない。そもそもそういう食べ方をするものではないのだ。
チョコレート味を普通の焼きそばの感覚で食べたら不味いと感じるのは当然だ。そんな感想は誰も聞きたいとも思わない。普通でない味をどうすれば美味しく感じられるようになるかを考えるのがプロなのだ(って、いったい何のプロ?!)。
無理な食べ物でもお酒を選んで美味しくする
以前、あるバーに行ったとき、お土産でもらったから、と店の人から饅頭を出してもらったことがある。普段のツマミのメニューには饅頭などない。饅頭をツマミにすることはない。
そこで私は考えた。饅頭に合う酒は何?と。そして普段は飲むことはない、すごく辛い焼酎を注文した。これならいけるだろう。実際、私の選択は間違っていなかった。饅頭をツマミにしてお酒を美味しくいただけた。今思うと抹茶ハイでもよかった気もするが。
ソムリエは、料理を見てそれに合ったワインを選ぶ。ワインの知識を総動員して最も合うワインを選び出す。選ばれたワインと一緒に食べることで料理が美味しくなる。「これは無理ー!」と思われる食べ物でもお酒を選ぶことで多少は美味しく(マシに)なるだろう。
無理な仕事でも問題解決力で実現する(?!)
仕事をしていて、実現できそうにない機能や納期やコストを求められることがある。無茶振りされることがある。けれども「これは無理ー!」とすぐに言ってはいけない。依頼するほうも無理を承知で依頼しているのだ。ここは否定するのではなく、エンジニアとして知っている知識を総動員して、どうすれば無理な要求を実現できるのかを考えてみるべきだろう。もし、飛田ショウマだったらどうやって無理を解決するだろうか? 徹夜でがんばる、機能を絞る、やり方を変える、などの自分が持っている知識や経験から解決策を考えるのだ。ソムリエが不味い料理でもワインの力で美味しくしてしまうみたいに。エンジニアは高度な問題解決力を持っていることが必要とされる。
とは言え、「これは無理ー!」と思われることを解決するのはもちろん難しい。そのためにエンジニアは日々の鍛錬が必要だ。私も日々、問題解決力を磨くために鍛錬している。カップ焼きそばを食べることによって(?!)。
あべっかんでした。
チョコレート味焼きそばを食べたレポートはこちら。