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Excel VBA マスターへの道(5) -VBA技術を日常生活に活かそう!

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第4話の続きです。

少年野球のスコアブック

 長男が小学生のころ、私は長男が所属する少年野球チームのコーチをやっていた。少年野球ではちょくちょく試合をやる。試合のときは、選手の親かコーチがスコアブックを記録する。

 あなたは野球のスコアブックをつけたことはあるだろうか? 1打席ごとに1マスがある。左側の細い欄に一球ごとの内容(ストライク/ボール/ファール)を書く。真ん中に野球のダイアモンドがあり各塁に進んだ(あるいはアウトになった)理由を書く。ランナーがいるときは1つの打球でバッターとそれぞれのランナーがどう動いたかを全て記録するので書くのが大変だ。油断していると書き損なってしまう。

 でも書くのが大変なだけあって、試合後にスコアブックを見なおせばどんな試合だったのかがよく分かる。

Excel VBA魂に火がついた

 コーチをしていた私はスコアブックの集計をすることになった。勝敗や安打数などを集計するのだ。前任者が作ったExcelの表を見せてもらうと、SUMやAVERAGEの関数が少しだけ使われているが、ほとんどのデータはベタに打ち込んだようだった。

そこで私のExcel VBA魂に火がついた!。

 Excelのセルを広げたり結合したりしてスコアブックと似たような形にする。そこに紙のスコアブックと同じような情報を打ち込む。集計用ボタンを押すとその試合の選手ごとの打率や打点を集計する。何試合か分のシートの結果を集計する処理を作って通算成績を表示させる。そうしてスコアブック集計処理が完成した。

scorebook1.jpg

scorebook2.jpg

 集計結果をプリントしてどや顔でチームに持っていくと、子どもたちとコーチ陣にも大好評。

Excel VBA技術を日常生活に活かそう!

 Excelの表は仕事以外でもいろいろなところで使われている。学校でも、PTAでも、町内会でも、ちょっとした集まりでも。VBAでサクッとプログラミングできると、仲間うちで役に立て、どや顔をすることができる。ちょっと覚えておいてはどうだろうか。Excel VBA技術を日常生活に活かそう!

 「このスコアブックの話、なんか聞いたことがあるぞ」と思ってくれた方はかなりのabekkan通。実はこの内容は4年前に私がエンジニアライフに書いたの最初のコラムのネタでもあったのだ。昔のコラムを思い出しながら、Excel VBAマスターへの道は第6話につづく。

 あべっかんでした。

関連記事:「少年野球の親は忙しい -大人はもっとズルくなろう!」

Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

スコアボードといえば、大昔にN88-BASIC(86)で、ボーリングのスコアボード作りました。
当然オフラインで手入力。近所のボーリング場に持ち込んでデモしました。
買ってくれませんでしたけど(笑)。
数年前、久しぶりにボーリングをする機会があったのですが、頭上にはどこか懐かしさのある画面が・・・・。
すこし胸を張って見つめちゃいました(とほい目)。

abekkan

仲澤さん
ボーリングですか。足し算とストライクとスペアの表示をすればすぐに作れそう。デモしに行くところがすごいですね。

身近なところから自分でプログラムを作れそうなものがないか考えてみるのも楽しいですね!

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