PDCAのPはペンキ塗りプロジェクトのP(?)
「よしっ、これで完璧!」
マスクをしてフードをかぶって手袋もして、ズボンの上から白いビニールのズボンをはいて、シューズにも袋を被せた。完全防備。と言っても原発の復旧作業をするわけではない。
■校舎のペンキ塗りプロジェクト
長男の通う高校の父兄の会で校舎のペンキ塗りのボランティアが企画された。これは毎年行われているらしく、今年はこの校舎のこの部分、というように少しずつやっているようだ。今年のプロジェクトには約30名が集まった。プロジェクトメンバーには父兄の他に校長先生たちも入っている。
初めに注意事項の説明。「作業した足のままでエリア外を歩いて足跡をつけないでね」など、具体的な注意もある。きっと去年の人がやっちまったことが教訓になっているんだろうな。
作業が始まった。校舎の4階の廊下の壁にライトグリーンのペンキを塗っていく。ローラーにペンキをつけて壁を転がす。ムラにならないようによく延ばして。しばらくそれを繰り返す。
ヒビを見つけるとペンキを奥まで流し込んで目立たないようにした。厚化粧で皺を隠すのもこんな感じなのだろうか? だとするとこの作業はオバちゃんの方が得意かも。(^^)
そんな感じでペンキ塗りを進めるのは意外と楽しい。段取りが良かったこともあって作業は順調に進み、予定より早めに無事に終了した。たった1つのトラブルを除いては。
■PDCAで進化するプロジェクト
作業中に委員の人が写真を撮っていた。作業の様子を細かく記録して広報に載せるそうだ。ただそれだけではない。作業の様子をきちんと記録することで反省点を翌年に活かそうとしている。つまりPDCA(Plan/Do/Check/Action)のサイクルができあがっているようだ。予定より早く終わったのは、簡単な作業だからかもしれないが、PDCAが取り入れられた進化するプロジェクトだったたからとも言えるだろう。PDCAができていれば少なくとも、腐ってもたないプロジェクト(?!)になることは無いだろう。PDCAを廻して次に活かす。これはITプロジェクトでも見習わなくてはいけないな。
■想定外のトラブル
ペンキ塗りプロジェクトで発生したトラブル。一人のメンバーがペンキの中にケータイを落としてしまった。これは想定外だっただろう。でも来年のプロジェクトの時には想定内のリスクとして事前の注意事項で説明されるのではないか。
ペンキの中にケータイを落とすというトラブルは発生してしまったが、私の友人にはケータイをトイレに落としてしまった人もいる。一字違いでもPenkiの方がBenkiよりはまだマシだ、と言ってあげれば少しは慰めになるかもしれない。(^_^;)
abekkanでした。
関連ブログ:校舎のペンキ塗りは完全防備で