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TOEIC 600点への道 2009(終):「3カ月で600点を目指す方法」

2010/03/12 11:45:00

 前回の結果発表の記事が週間アクセス1位となりました。点数を書いただけで有益な情報なんて書いてなかったのに、すごいアクセス数をいただきまして、たくさんの方に注目された連載だったんだなあ、と、しみじみ思いました。読んでくださった皆様ありがとうございました。

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 無事、公式証も届きました。

☆★☆

 さて、今回は、エピローグとして、特に役に立った教材、また、僕自身の心構えなどについて書いていきたいと思います。

■まずは単語

 「中学英語は自信がある。しかし、高校英語はほとんど分からない。これでも英検2級を持っているのに(苦笑)」というスキルでスタートしました。文法問題も分からなければ、単語も分からない。文法と単語を行ったり来たり。そんな状態でした。

 徐々に「まずは単語かな」と思うようになったわけですが、単語集を一冊、完璧に暗記するという勉強方法が昔から苦手でして。そもそも本連載は「iPod touchを買ったので、iPhone/iPod touchのアプリで英語学習したら、どれだけ英語力が上がるか」という主旨で始めたので(後半、点数アップのためなら手段を選ばなくなりましたが……)、隙間時間にiPod touchを使って単語学習をしました。

 個人的に一番よかった単語帳アプリは「キクタン TOEIC Score600」*1。チャンツモードという、軽快な音楽に合わせて単語と和訳を流すモードを聴きながら通勤していました。新しく学ぶUnitは何度もリプレイし、以前学んだUnitは暫くの間、毎日1回は聴くことを続けました。通常の単語帳モードでも、指定した秒数ごとに自動でページをめくる機能があるので、それを用いて復習したりもしました。キクタンで、かなりの単語を覚えることができました。

■さらに文法

 文法知識があまりない(昔覚えたことをほとんど忘れてしまった)状態だったので、ただ問題集を解いてもわからないだけでした。そこで、高校レベルの英文法をイチから復習することに。高校の英文法の授業で使用していた教科書があれば、それで充分です。ただ、僕の場合、実家に帰っても多分ないと思ったので、 「高校英語 Forest」の旧版をブックオフで買いました。文法の内容を「こういうものだ」で終わらせず、理論的に説明してくれているので、わかりやすいと思います。

 さらに、問題演習は、iPhone/iPod touchアプリの「アルクで身につく!TOEICテスト文法」*2を使いました。単元ごとに問題演習ができます。Forestで英文法を学習した後であれば、ある程度は解けるようになると思います。

 「高校レベルの英文法」と書きましたが、TOEICにしろ英検にしろ、文法知識は高校レベルで充分です。それがすべて、といっても過言ではないような。高校レベルの英文法が理解できた後は、ひたすら語彙力を高める、という話になるのかと。

■リーディングスキルを身につける

 目からウロコだったのは「スラッシュリーディング」。頭から単語ごとに意味を追うのではなく、ある程度のまとまりで一文一文を(スラッシュで)区切りながら長文を読んでいく方法です(区切る場所は、「前置詞の前」「接続詞の前」「関係詞の前」など。詳細はググってみてください)。

 自分の今のスキルより少しだけ難しい英文を、「スラッシュリーディング」や、「5文型でいえばどれか」「その一文の主語と主動詞はどれか」を考えながら読解する学習をしました。400点レベルの人にオススメな教材は、ネイティブの子供向けの教材やサイト。また、日英の対訳が掲載された教材。書籍でいえば「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」がよかったです。

 同時に、TOEICでは速読できないとほとんどの問題が解けなくなるので、易しめの教材で速く読む学習を並行して行うとよいかと思います。「速読」と「精読」です。

■リスニングスキルを身につける

 入門レベルとしては「ESL podcast」や「VOA Special English」といったポッドキャストがありますが、TOEICの試験のことを考慮したら会話スピードは遅いです。やはり、ネイティブの会話スピードに慣れる必要があるかと思います。リスニングも、ネイティブの子供向けのものがオススメです。個人的によかったのは「Sesame Street Podcast」「CNN Student News」(どちらも動画)。あと、NHKの英語ニュースのポッドキャスト。最初のうちは、わかる単語を拾うだけでもよいと思います。毎日聴いていれば、徐々にわかるようになっていきます。それを実感できたときの嬉しさは格別です。

 また、息抜きにYouTubeで英語の動画を見たり、映画を字幕版で見たりするのも全然アリどころかオススメです。注意点は、感動系のものは極力避けることでしょうか(笑)。いろんな意味で、英語学習にならないので(笑)。

 そして、iPhone/iPod touchを使うなら、ポッドキャストの倍速機能や「おてがる倍速」*3のアプリを用いて倍速再生の英語音声を聴いて速さに慣れる練習をするのもオススメです。特に、試験直前。

■できれば、スピーキング、ライティングの学習も

 同じ学習の繰り返しだと飽きてくるので、アウトプット(Speaking/Writing)の学習もすると良いかと。総合的な英語力の向上にも役立ちます。一番よいのは、ネイティブ圏(出身)の友人を作ること、もしくは、英会話教室に通うことだとは思います。自分の誤りを指摘してもらえるので。ただ、機会的にも金銭的にも難しいとも思うので、教材を自分の口で音読してみたり、自分なりに英文を作ってみたりと1人でアウトプット練習をするだけでも効果はあると思います。

■あわよくば……、そんな気持ちで

 以前、「まさかの700点以上」なんて言葉を連載中に書いたことがありますが、今だから正直に書きますと、今回の受験で、あわよくば700点いかないかなあ、という気持ちで勉強していました(笑)。というのも、600点が完全なゴールとしてしまうよりも、その先の700点を見据えるくらいでないと600点へは到達しにくいかも、と思ったので。そういう意味で、実は「キクタン」も、600点レベルのものをすべて学んだあと、「TOEIC Score800」編を買って学習していました(最後までやりきれませんでしたが)。

 「本番を受験してみたら意外とできなくて500点すら超えない気がする」と思ってしまったこともありましたが、ふたを開けてみたら570点と、凄く惜しい結果が出たことを考えたら、やはり、もう100点くらい行ったらいいなあという気持ちで取り組んだことは間違いではなかったかなと、今は思っています。

 ただ、あくまでも「あわよくば」くらいの気持ちで。今のスキルから乖離しすぎた目標は、挫折につながりかねないので。その点は注意です。

■今後は……

 さて、今回は何とか600点に近い点数を獲得しました、が、600点という目標は達成できなかったわけで。ちょうど1年後の受験では受験料が割引になる制度もありますから、来年1月に、またTOEICを受験しようと思っています。今後も英語の学習は続けていきます。とはいえ、600点目標だと、たった30点でしかないので、もっと上を狙ってしまおうかとも思っています。確か、TOEICのスコアを5段階に分けた場合に、Bランクは730点以上、でしたっけ。では、730点が目標? あわよくば800点?(笑)。……あまり調子に乗らないようにします^^;

 また、数年前からTOEICでは「TOEIC Speaking and Writing Tests(通称:SWテスト)」というテストを開催しています。通常のTOEICとは違い、アウトプットのテストです。公式サイトで個人登録していれば、2つのテスト(4つの分野[R,L,W,S])の点数を一目でわかるように管理できる機能もあります。個人的に気になっているテストなので、受験するかもしれません。SWテスト受験を推奨されている、通常のTOEICで500点以上という条件もクリアできましたので。

 というわけで、

「TOEIC SWテスト 受験への道」

or

「TOEIC 730点への道 2010」

 で、またお会いしましょう。本当にやるのか、これ(笑)。

☆★☆

 今回、改めて紹介したiPhoneアプリへのリンクです(リンクをクリックするとiTunesが起動します)。

*1 キクタン TOEIC Score 600icon

*2 アルクで身につく! TOEICテスト 文法特訓編icon

*3 おてがる倍速

父の入院から学んだプロジェクトマネジメント

2010/03/05 0:00:00

 3月某日、父が退院しました。

 脳梗塞の症状はリハビリや薬を通して快方へ向かい、当初の予定どおり2週間で退院できる見通しでした。しかし、飲んでいた薬の副作用で腎臓に負荷がかかったためか、血液検査をしてみたらカリウムの値が異常値を示して退院が延期しまして。その値を下げるための薬も飲むようにしたことでカリウムの値は正常になり、3週間強で無事、退院できました。

 退院までのこの3週間、本当にいろいろなことをしなければならず、大変でした。

■やることがいっぱい

 僕は最初、「まあ、ちょくちょくお見舞いに行けばいいかな」というほどにしか思っていませんでしたが、よくよく考えてみたら、「入院(病院)に対してすべきこと」「入院中の父の代わりにすべきこと」などをリストで挙げていったら、めちゃくちゃたくさんあることに気づきました(苦笑)。

■基本的に僕が助けるしかない

 また、一人っ子で、僕が小学生のときに離婚して父子家庭だったので、父に関するいろいろなことをすべて僕が抱えなければなりませんでした。

■入院費、その他の支払いをどうするか

 入院中は当然、働けないので収入も減るわけです。また貯金もあまりないということで、入院費は僕が支払いました。ただ、70歳以下の人が入院した場合に窓口で負担する入院費を減額してもらえる制度が社会保険にあるそうで、その制度は利用しました。そのために、地域の社会保険事務所に出向き、手続きをする等もして大変でした……。

 また、光熱費などの支払いの中で、銀行振替ではなく毎回、現金で支払いをしていたものに関しても、僕が支払いに行きました。

 これに限らず、帰省のたびに3000~4000円を費やしてしまうため、自分の金銭面の管理もしなければならず……。

■退院までにすべきことと、そのスケジューリング

 当初の予定では入院は2週間。短いですし、別に僕がやらなくても父が退院してからしてもらえばいいか、という思いもありましたが、先述の窓口での入院費の減額申請や、退院後の家の生活のことなど、2週間という短い間にしておくべきこと、考えておくべきことがたくさんありました。

 また、僕が父の地元に住んでいれば、まだ簡単に何でも行えそうではありますが、僕は他県に住んでいて、移動時間も3~4時間かかってしまうため簡単には帰れません。いつ帰省するか、次に帰省するときに何をしていかなくてはならないか、その計画を毎回の帰省前に立てていました。

■退院日の延期に戸惑う

 最初、入院は2週間ということだったので、父の入院中は、僕もプライベートでの遊ぶ予定は控えようと思っていました。2週間より先の日に予定を入れていたのですが、先述のように退院日が延びまして。退院日に僕は帰省して父をサポートしなければならないと考えていたので、僕の遊びに行く予定を取りやめなければならなくなりそうになって戸惑ってしまいました。

 結果的に1週間延期しただけで済みましたが、1か月以上にもなると、僕の仕事上でどうしても休めない作業予定が入っていたので、さらに大変な事態になるところでした。仕方なく、「退院日に僕が帰れないこともある」旨を父に了解してもらい、僕がいなくても何とか退院できるような準備だけは事前の帰省時にしておきました。

■どうしても僕がダメな場合は、親戚に頼む

 今回の父の入院時に付き添ってくださった親戚の方がいました。入院の次の日に僕は帰省し、病院へ向かう前に親戚からいろいろな話を聞きました。そのときに「何かあれば遠慮せずに電話してくれ」と仰っていただけました。何でもかんでも頼るわけにはいかないとは思っていましたが、ちょっとしたことのためだけに会社を休んで帰省するのも会社に迷惑をかけてしまうため、何回か親戚に頼みごとをしてしまいました。それでも快く引き受けてくださいましたし、「がんばってね」と労いの言葉もかけてくださいました。その親戚の方には大変感謝しています。

■生活習慣の見直し

 また別の箇所に脳梗塞ができる可能性もありますから、薬ばかりに頼らず、退院後の生活の見直しについても、主治医の方から話を聞いたり、僕自身でぐぐってみたりして調べました。

 脳梗塞の場合、特に「タバコ」はダメだと思うので、その点は厳しくしていこうかと思っています。入院中も退院後も、「お願いだから1本くれ」としつこく言われ、そのたびに説教しました(笑)。

■心のケア

 父は運よく、リハビリも順調で、歩くことも普通にできますし、普通に話もできますし、傍から見たら「本当に脳梗塞を患ったのか」と思えるほど元気になりました。ただ、個人的には精神面も気にかけていかなければならないと思っていました。そのため、できる限り電話や面会で話をするようにし、少しでも「忘れっぽくなったのも脳梗塞だからだろうなあ」とか「俺は本当に情けない」などと言い出したら、「もう60近いんだから、そうなるのは仕方ないと思う」など、決して父は悪くないという意味を込めたことを言って、父を落ち込ませないよう、コミュニケーションに努めました。

 また、書類の申請などに関して、各機関に問い合わせの電話を自分からすすんでかけるようにしました。そういった電話を自分からかけるのは本来は苦手な性格ですが、そうも言ってられなかったので。

■これって、PM?

 父の件で右往左往し、仕事もちゃんと両立し、疲れていてボーっとしていたときに、ふと思いました。

 「今の僕って、プロマネみたいなことをしてないか?」と。

 もちろん、仕事上でのプロジェクトとは違います。何かドキュメントを作成しているわけでもありませんし。ただ、今までの人生で、ここまで、いろいろなものを管理したり、関係各所に連絡をして調整したりした経験がありませんでした。そういう意味では、今回の件で学べたことは大きかったです。

■PMは、決して1人きりじゃない

 また、今回の件では、いろいろな方に助けてもらえたことも嬉しかったです。僕の事情を理解してくださり、ご配慮いただけました。助けてもいただけました。励ましのお言葉もいただけました。何かをしなければならないのは、家族である僕ではありますが、だからといって1人で何でもかんでも抱えなければならないわけではない、決して1人きりではないんだ、というのがよくわかりました。

 僕のことを助けてくれた方々、支えてくれた方々には心の底から感謝しています。

■プロジェクトは、第2フェイズへ

 退院して、もう全てが終わったわけではありません。今後は「退院後の生活」という第2フェイズがはじまります。通院・リハビリは大丈夫か、薬はちゃんと飲んでいるか、良い生活習慣を送っているか、仕事へはいつ復帰できるか、など、これからも考慮すべき点はたくさんあります。今の家と土地を売って、僕の今いるところで新しく家と土地を買おうかという話もしています。父と、僕と、僕の奥さんと子供とで住める家(くれぐれも、「先に奥さんを見つけろよ」という心配はしないでください(笑))。

 まあ、とにかく、今後も父には元気に楽しく生活してもらえるよう、僕も父を遠くから頑張って支えながら、自分の仕事を両立しつつ生活していきたいなと思っています。

☆★☆

 余談ですが、父に快気祝いで地デジ対応の薄型テレビを買いました。32V型。画面が大きくて綺麗だと、喜んでくれたので、僕も嬉しかったです。ただ、入院費も僕が払ってるのに、そんなのを買って僕の懐は大丈夫なのかという後悔も少々……。ま、まあ、エコポイントで還元しようとは思います(笑)。

☆★☆

 更にどうでもいい余談ですが、今日でジャスサーです(笑)。

TOEIC 600点への道 2009(10):「運命の結果発表!」

2010/02/22 22:45:00

 1月末の日曜日に受験した、第152回TOEICテスト。結果が出ました。

 といっても、正式なスコア認定証は来月はじめに送付されるそうですが、インターネットで受験を申し込み、ネット上で結果を閲覧できるオプション付きで受験を申し込んだため、1週間ほど早くスコアを確認することができました。

 2月22日(月)のちょうどお昼12時に結果を見られるようになっていました。お昼12時ちょうど、という点は情報処理試験と同じだなあと思いつつ。そして、結果を確認するためにサイトへアクセスしたときの心臓のドキドキ具合も同じだなあと思いつつ(笑)。

☆★☆

 今回、どんなに点数が悪くても、コラムで連載記事にしてしまった以上は、低くても逃げずに公表するつもりでいました。

 とはいえ、大学時代は430点ほどだった僕。600点は無理でも、せめて500点あれば企画として成立するかな。400点台だと「お前は3カ月間、何を勉強していたんだ」というような企画倒れ感満載になってしまうから、それは避けたい。けど個人的な感覚としては450点(L200点、R250点)なんだよなあ……。

 などなど、様々な思いが頭をよぎりつつも、公式サイトにログインして、点数を確認しました。

 その結果……。

 

 

20100222121730

 

 

 リスニング:300点
 リーディング:270点
 トータルスコア:570点!!

 惜しかったなあああああぁぁぁぁぁ……。

 600点目標で、リスニングはギリギリ300点。リーディングが……リーディングが……。個人的には今回、リスニングが非常に難しかったですが、結果的にリスニングの方が点数が高かった点から考えると、問題の難易度自体、リスニングが難しくて、リーディングはそれほど難しくはなかったということなのかもしれません。

 でも、予想点数が450点であったこと、大学時代から150点近くはアップしたことを考えたら、今回のこの点数は大満足です。このコラムを書きながら、ビールを美味しくいただいております(笑)。

 目標は未達成でしたが、企画としては、まあ何とか成立できたものと自負しております。

☆★☆

 次回はエピローグとして、400点台のスキルから3カ月で600点近くまでスキルアップできた秘訣をまとめたいと思います。今まで紹介してきた教材、紹介しきれなかった教材の中から、特に役に立った教材を、「あずKセレクト」として紹介したり、心構えなんかもちょこっと書けたらなあと思っています。

 関係ないですが、正式なスコア証書が届くのが3月2日頃、僕の誕生日は3月5日。認定証が素敵な誕生日プレゼントになりそうです(笑)。

父が入院しました(続・自分のキャリアと家族の両立を考える)

2010/02/11 23:00:00

 以前、「自分のキャリアと家族の両立を考える」というタイトルの記事を書いたことがあります。父子家庭の一人っ子で育ち、就職を期に親元を離れて生活しはじめた僕は、実家に1人きりで残した父に、もしものことがあったら仕事はどうすればいいのか、と悩んだことを書きました。「父が元気でいるうちは、そんなことを考えても仕方ない」という結論を自分で出していました。

 その記事を書いてから、まだ半年しか経っていないんですよね……。

☆★☆

 先日の日曜の夜、父が救急車で病院へ運ばれ、入院となりました。左の手足が痺れているらしく。父自身は、その日のお昼に僕に電話で「今日は医者が休みだし、明日にでも近所の内科医で診てもらう」と楽観的に言っていました。しかし、その日の夜に、親戚の方の「救急車を呼んでまでも、今日診てもらうべきだ」という意向で、救急車を呼び、搬送されました。

 診断結果は、軽度の脳梗塞。しかも、CTスキャンの結果、数年以上前から、数箇所にわたり脳梗塞が発生した跡が見つかった、とのこと。今までも、今回も、脳の致命的な部分に発生しなかったのが幸運であったようです。

 搬送されたのが夜ということもあり、当日中に帰省できなかったため、次の日に有給休暇をとった上で帰省しました。父は点滴をうってベッドの上で横になっていましたが、どうしようもないほど手足が不自由ということもなければ、話す言葉も普通でした(父本人は若干、ろれつが回らないとの自覚症状があるようですが)。次の日も休みをとり、この2日間、家族として色々な手続きをしたり、父の傍にいて話をしたりしてきました。

☆★☆

 今の会社の方が読んだら誤解されてしまうかもしれませんが、それを恐れずに書きます。

 実は今年に入ってから、転職も選択肢の1つに入れたキャリアプランの見直しを自分の中でしていました。今の会社の仕事が嫌で、どうしても抜け出したいとかそういうのではなく、今までと違う(今までの自分であれば、避けてきたような)業務にも携わって、もっと自分を磨いていきたい、という前向きな理由です。尊敬していた上司が辞めたことも、「このままの自分でいいのだろうか」と、自分を見つめなおす大きなきっかけになりました。

 今の会社には秘密のまま、「自分はどうなりたいのか、どんな仕事をしたいのか」等の自己分析をして、色々と転職に関する情報を集めて、と動いていた矢先でのことでした。

☆★☆

 父が元気でいたので、転職も可能性として考慮していたのですが、父が入院してからは、その気持ちが薄らいでいきました。父が入院してから、自分の中で、スキルアップ(のためなら、思い切った行動もすること)よりも家族を守りたい気持ちの方がずっと強いことに気づきました。まあ、直後は、非常に混乱してしまい、衝動的に「前向きな転職も、現職も辞めて、実家に帰って仕事を探すしかないのかな」と思ってしまいましたが……。でも、冷静になった今でもやはり、父を守りたい気持ちの方が強いことに変わりはありません。

 そんな中、参考までに以前の自分がどう考えていたか、以前の記事を読み、そこで紹介しました、「介護かキャリアか-重大な意思決定でのポイントの記事も改めて読み返して、自分の場合で考えてみました(父の今の状況であれば、介護が必要なほどではありませんが、将来のことも考えると……、と思いまして)。以下、抜粋。

 困難と思われる意思決定のポイント

 (1)自分の生活を「全体」、選択肢を「部分」と考えてみる

 (2)優先事項を考える

 (3)困難な局面が、実は良いチャンスかもしれないと考える

 (4)「いま考えるべきこと」と「考えてもしかたないこと」を区別する

 この中で一番、はっとさせられたのは、(4)です。

 入院直後は、先述のように「僕が実家へ帰り、実家から無理なく通える場所の会社に転職する」ことが一番であろう、と。それか、「父を今の僕の住む街に呼び、キャリアアップなんて考えない」かの2つしか考えられませんでした。でも、退院時の父の調子がどうであるかは、そのときになってみないとわからないわけで(入院後の父は状況は悪化しておらず、このままの調子なら2週間で退院できるそうです)。今から退院後のことをあれやこれやと考えても仕方ないのかな、と、今は思っています。

 また、(3)に近いことだと思いますが、父の面倒を見ながらでもキャリアアップはできるのだろうなあ、と、今になって思えるようになりました。今回のことを「キャリアアップに対する足かせ」とは言いたくないです。「守るべき大切な人がいる人」と「今はひとり身で一生懸命頑張っている人」とではキャリアアップの方向性や戦略が違うだけなのだと思います。「何を大切にするか」という個人の考え方の違いもあるかと思います。

 例えば、現職でもキャリアアップはできると思いますし、父の調子が悪化したとしても、リハビリの施設で頑張ってリハビリすれば、楽しい生活を送れるようにもなるでしょうし。工夫をすれば父を守りつつ自分もスキルアップできるものだと信じています。それに気づけて良かったです。

☆★☆

 今後、結婚や出産といったことがあれば、自分が守りたい大切な人は増えます。今までは、悪い言い方をすれば自分の好き勝手にやってきましたが、今後は守りたい人のために仕事をすることになります。キャリアアップ以外にも、今している仕事への取り組み方も変わってくるような気がします。他にも色々と変わってくることはあるでしょうが、今までどおり、いや、今まで以上に、謙虚に、かつ、一生懸命に仕事に取り組んでいけたらなあ、と思っています。

TOEIC 600点への道 2009(9):「試験当日記」

2010/01/31 23:25:00

 1月31日。TOEICの受験に行ってきました!

 TOEICの公開試験は初経験で、何回も受けて慣れてしまっている情報処理技術者試験と(当然といえば当然ですが)異なる部分も多かったので、受験経験のない方向けに公開試験当日の模様を書いていきたいと思います。

 ■持っていくもの

 まずは受験票。これを忘れたら受験できません。また、受験票にはAとBの2種類があります(めくって剥がすタイプの葉書が受験票です)。受験票Bには証明写真と手書きの署名を書く必要があります。この2つはスコア証明書に印刷されるものだそうです。

 また、受験者本人であることを確認できる、写真つきの自己証明書が必要です。例えば、運転免許証。あとは住基カードとか。

 次に筆記用具。これも当然ですが。個人的にはシャープペンシルよりも鉛筆をオススメします。マークシートの試験で、かつ、TOEICは時間との勝負でもあるので、1秒でも無駄にしないためにも、マークをサッと塗れる鉛筆の方が良いと思います。TOEICに限らず、情報処理試験の午前試験でも僕は鉛筆を使用しています。

 最後に、時計。当然のように携帯電話を時計代わりに使用することはできません。試験前に電源を切れと言われますので。

 ■試験開始40分前で受付終了

 随分と早いですが、試験開始40分前で受付が終了し、その後は入室できなくなります。特に、最寄駅からバスで行かないとならない会場へは乗り遅れがないように注意しなくてはなりません(実際、今回、僕が受験した会場がそうでした)。

 会場に着き、受付を済ませ、自分の席へ行くと、「受験のしおり」と「解答用紙」が置いてあります。解答用紙は両面刷りで、A面が名前などの基本情報とアンケート用、B面は試験の解答用です。A面への書き込みは、書くための時間帯(下記のオリエンテーション中に3分ほど)があるものの、到着後すぐにしてもOKみたいです。情報処理試験のように、受験番号等を書く場合でも試験時間中でなければいけない、ということは無いです。情報処理試験を受けすぎたためか、「始まる前に書いていいの?」とすごい戸惑って周りをキョロキョロして、相当な挙動不審っぷりをアピールしてしまいました(笑)。ちなみに、アンケートの書き方は、受験のしおりに記載されています。

 受付が終了すると、15分ほどオリエンテーションが行われます。諸注意が放送で流れます。リスニングの音量確認も行われます。その後、10分間の休憩に入ります。休憩が終わると、試験終了まで休みがないので、この時間内にトイレへ必ず行くべきかと思います。

 休憩終了後は、受験票Bの回収と本人確認、そして問題用紙が配布されます。問題用紙は紙テープで止められていて、試験開始まで剥がすことはできません。また、問題用紙には受験番号と名前を書く欄があります。試験終了後に問題用紙を返却しなくてはならないので、その確認のためだと思います。

 そして、試験開始です。45分のリスニングが終わってすぐに、75分のリーディングの問題を解いていきます。計120分の試験時間が終了しましたら、問題用紙と解答用紙が回収され、回収が完了次第、解散となります。そして、帰りもバスが混みます(笑)。

 ■試験を終えてみて

 疲れました。やはり2時間も続けての試験ですし、しかもTOEICはスピード勝負ということで集中力を相当使うので。

 出来ですか? リーディングは、まあ、戦略どおりにいきました。リスニングは……、もう最悪でした。あまりにも分からなくて、途中で心が折れました(苦笑)。新公式問題集よりも全体的に難しかった気がします。ただ、それでも精一杯やりました。やりきりました。悔いは残っていないです。600点を大きく割っても、それはそれで仕方ないかな、とまで思います。企画上は大失敗ですが……。せめて500点は超えてくれれば企画上の面目は保てるかなとは……。

 先に書いたリーディングの戦略ですが、「解く順番」のことです。僕の場合、順番に解いていくと(時間が大きく余っていると)Part5でゆっくり考え込む癖が治らず、また、Part6に至っては、やたら時間を使うくせに殆ど正解しないという状態だったので、7→5と解きました。Part7で190問目までを45分で終了させ、Part5へ強制的に移行。ゆっくり解いても正解率が悪い、191から200問目とPart6は完全に捨てるという戦略です(今のスキルではリーディングを全問、時間内に解ききれないので……)。これについては、信条や個人差があると思うので、「7→5→6」と解くこと自体はオススメしませんが、自分にあった解く順番の戦略は練っておいた方が良いと思います。

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 次回はスコアが出た際に、とりあえずの最終回として更新したいと思います。

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コラムニスト プロフィール

あずK
関東のSIerで主にサービスの運用業務に携わっている若手SEです。非情報系出身ですが、色々と学んで今に至っています。

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