細々と働くエンジニアが、細々と何かを書いていきます。

「君は、何エンジニア?」に答えられるようになった1年間(と少し)

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 独立して、結婚して、ちょっと進む道を間違えて……。いろいろあった1年でした。

 そんな1年の一番の収穫は、「自分は何エンジニアか」、つまり「普段、何を作っているか」や「自分は何の技術分野に一番強いか」に胸を張って言えるようになったことでしょうか。

 はっきり言うと、「スマホアプリ(エンジニア)」。この1年、スマホアプリの仕事ばかりしていたので。iOSアプリ(Objective-C)にAndroidアプリ(Java)。Titanium MobileやPhoneGapによる案件も行いました。ほとんどはフリーランス(SOHOエンジニア)としての請負案件ですが、目に見える実績として、自作アプリをApp StoreやGoogle Playで公開してもいます。Windows Phoneなどの、いわゆる「第三極」にも意識して目を向けています。

 「エンジニアライフ」を始めたときの自分は、何が強いかと言われても…… 特にありませんでした(苦笑)。最新の技術を追うことは好きであるものの、会社では運用保守のお仕事が中心。しかも、技術情報をアウトプットするといったインフラエンジニアとして誇れるようなことは特にできておらず。開発のお仕事ではPHPを中心に携わってはいたので、インフラ含めLAMPは得意だとは言っていました。事実として。それでもLAMPができる人なんてゴマンといますから……。絶対的な尺度でなら「LAMPは得意です」と言えますが、相対的な尺度で「他の人よりLAMPはできます」とは言えなかったです。

 なので、ここで書いている話も「メンタルヘルス」だったり「ドラッカー」だったり。あまりに他のコラムニストさんと毛色が違うことに悩むことも多々ありました。

 今なら、はっきり、「僕はスマホアプリが作れます!」と胸を張って言えます。自作アプリの公開実績が、より自分に自信を持てるようになりました(今後、Gitでのソースコード公開の実績も作りたいなと考えています)。「iPhoneアプリの作り方」に関するセミナーの講師も担当し、人に教えられるほどになりましたので。

 また、会社員時代からスマホアプリをやってみたかったというのも大きかったです。あらゆるスキルが足りない自分が悪いのですが、会社員時代は学習していても機会に恵まれなかったのが、独立した身では、仕事募集サイトで応募して採用されれば仕事ができる環境です。もちろん、請けたからには、しっかりやらないとならないので、しっかりやっています。楽しいです。やり甲斐があります。独立して良かった一番の点でもあります(ただ、独立して悪い点もあり、家族には迷惑をかけています……)。

 少なくとも、エンジニアとしての自信は持てるようになりました。「ソフトウェアテスト」の分野にも近くなり、いろいろとテストのことを考えるようになりました。「バグを減らしたい」という観点から、流行りの「関数プログラミング」の学習も始めました。こうして、技術に触れられているのが楽しくて仕方ないです。

 よくT型のエンジニアになりましょうね、という話がありますが、僕も、この歳になり、よりそう思うようになりました。いろんな技術知識をある程度もちつつ、特化した分野を持つというのは、エンジニアとしての自信をつけるという意味でも重要だと思います。今の仕事が楽しければ、その分野を極めれば良いですし、「本当はやりたいことではない」のであれば、勉強会に参加したり、個人で何かを作って、その作ったもの自体もしくはソースコードを公開したりすればいいのだと思います。

 GWですし、自分自身は今後、どうしていくか、考えてみてはいかがでしょうか。僕も考えます。スマホアプリに強くなったとはいえ、この一年は闇雲に走ってきてしまいまして、とにかく前に向かって走っている中で運良くスマホアプリの話をいくつかいただけたことで、結果的にそうなったという感じです。もう少し、戦略的に方向性を定めて、今後は仕事をしていきたいなと思っています。

Comment(1)

コメント

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頑張ってますね!
確かに、昔と比べて自信を持って頑張ってるのが文章からも伝わります。
これからも、無理せず、奥様共々健康で元気でっ!!

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