エンジニアアシスタントとして細々とIT業界に生息している山田たま子(仮名)のコラム

第7回:人脈は財産

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 「暑さ寒さも彼岸まで」と昔からよくいいますが、何ですかここのところの寒さは。しかし、どんなに寒くてもエアコンは極力つけない、それが無職のジャスティス。

 皆さまこんにちは、山田たま子でございます。収入がない今、光熱費は抑えられるだけ抑えないとね。あぁ我が家も景気も桜色になって欲しいものです🌸

 さて本題。

 私事で恐縮ですが、わたくし昨年結婚いたしました。2次会のお誘いを友人たちに送ったところ、人が増えに増えて、想定していた以上の方にお越しいただくことになりました。2次会当日、慣れないヒール靴(高さ15cm。昔はやった厚底靴を想定してください)に締め付け感たっぷりの衣装のため、高砂から一歩も動けなかったわたしのところに、元同僚が来てこういいました。

 「いやたま子さんすごいね。俺も連絡もらって周囲に声かけしたけどさ、こんなに人がいるとは思わなかったよ? すごいじゃん、人気者だよ」と。

 わたしは友達が多いほうではありません。どちらかというと学生時代はかわいげのない一匹狼タイプだったので、参加者のほとんどは社会人になってからの知り合いばかりでした(学生時代の友達はせいぜい1~2人程度という、ある意味かわいそうな子でした。自業自得ですが)。

 にも関わらず、「山田たま子が結婚して2次会やるので、気が向いたらお越しください」という連絡を数少ない友人に展開したところ、そこから情報が広がって、遠方に引っ越してしまったかつての同期、マナー面でビシバシしごいた後輩なんかが集まってきてくれました。

 職業柄、派遣先がいくつか変わっていたのですが、かつての派遣先でお世話になった方たちまで駆けつけてくださったのです。しかも「当日、手伝えることがあるならいってね」とまで仰ってもらえました。

 「多くの人に支えられてここまできたんだなぁ」と思うととても嬉しく、また今まで出会ったすべての人に心の底から感謝した時でもありました。嬉しくて涙ぐんでいたら、前述の元同僚から「泣くと化粧が落ちて二目と見られなくなりそうだから、1つとんでもニュースでも」といわれ、泣くこともできませんでしたが。そして、聞いたニュースは涙がすっ飛ぶほど驚愕の内容でした(内容は秘密です)。

 まだ会社員時代だったころ、マナー面で相当厳しく接した後輩が「当時は正直山田さんがおっかなかったですけど、教えてもらったことがすごく役に立ちました。おかげで今度は僕が後輩指導する役職についちゃいました。教えてもらったこと、今でも実践してます」と報告してきてくれたことも感動でした。あの頃はわたしも相当キレていたので、本当に怖かったんだろうな。ごめんよ。

■人とのつながり、大事です

 今さらわたし如きにいわれるまでもないと思いますが、人とのつながりはとても大事です。わたしはどんな小さな出会いでも、将来どこかで必ず線になると信じて、いろんな方とのご縁を大切にしております。

 そのせいか、わたし自身は大したことがないのに、わたしの周囲にはとても優れた人が多いのです。語学堪能者(バイリンガルが当たり前)、薬剤師、教員、営業マン、銀行員、ITエンジニアでブイブイいわせてる人(何故か火消しさんが多い気が)などなど。

 昔から親に「アンタの友達すごいわよねぇ」といわれ続けておりましたが、ホントにそう思います。ただしそのご縁も、金と勧誘が絡むと、スッパリ切らせていただきますが。

 いま、ここでこうしてエンジニアライフに(エンジニアでもないのに)寄稿させていただき、多くの皆さまに読んでいただいたのも1つのご縁でございます。拙い以外の何者でもない本コラムをいままで閲覧していただき、どうもありがとうございました。本当は全10回でお送りする予定でしたが、少し予定を早めて、お別れとさせていただきたいと思います。

 この業界、広いようでとても狭いです。今後「やけにマナーとか細かい事で口やかましい派遣がいるなぁ」という場面に遭遇するかもしれません。その派遣さんは7割くらいの確率でわたしかと思います。その時は面倒くさがらずに相手をしていただけると大変ありがたいです。

 皆さまの職場が働きやすく、気持ちの良い職場になれますように。

 敬具

 山田たま子

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