俺、システムエンジニアになろうと思っているんだよね
「俺、システムエンジニアになろうと思っているんだよね」
お、突然どうしたのかしら?そう思って聞いてみると、
「正直、現職のままずっと働き続けていてもよいか不安がある。ITってのは今後も必要とされる分野だし、システムエンジニアがいいんじゃないかと思って...」
うーん、どうだろうか...。現職の不安という内容を聞いても漠然とした思いだけで、そもそもシステムエンジニアという職が何をするかが分かっていないし。本当にシステムエンジニアでよいのだろうか?
ということで、今回はシステムエンジニアについて、よく言われるイメージと私が経験してきた事実を書いてみる。
残業多くて、毎日帰りは深夜でしょ(徹夜もあるんでしょ)?
これは1番言われる。確かに、毎日定時で帰れることは稀である。忙しい時期には帰る時間が遅くなることもある。けれど、毎日ではない。年に数回忙しくなる時期はあるが、その他は定時に近い時間で帰っているし、徹夜はしたことがない。残業に関しては同じシステムエンジニアでも人それぞれで、全くしない人や私のように山がある人、常に一定時間ある人もいる。
だから、こうですよと断言はできないが、「システムエンジニア=深夜まで残業」というわけではない。
人とあんまり喋らないでいいよね?
私も入社前はそう思っていたが、これは全くの誤解である。一人でできる作業の方が少ない。何となく、ドラマや映画の影響で、パソコンに向かって黒い画面にひたすら文字を打っている...というのがシステムエンジニアだと思っている人もいるようだ。
実際は?というと、1つのシステムを作るにはたくさんの人が携わっており、それぞれの作業で打合せ、報連相が必要になってくる。ソフトの知識が無い人とのコミュニケーションもあるため、IT用語を多用しないようにするなど注意も必要だ。必要に応じてイメージを共有できるような説明資料も用意する。
人とあまり関わらなくていいという理由で選ぶとイメージと違うことになるので、要注意。
パソコン(スマホ)のことなら何でも分かるよね?
これは言われるというよりでそう思われがち。もちろん、スーパーマンのように何でもござれの人もいるが、多くはないのではないかなと思う。少なくとも私は自分が携わっている業界、言語、製品くらいのことしか把握できていない。
「ネットワークがつながらない」
「パソコンのこの機能(アプリ)が動かない」
「どのパソコンを買えばいい?」
のようなことを度々聞かれる。内心、ググってください(もしくはカスタマーサービスへ問い合わせてください)...と思うが、せっかく頼ってくれたのに無下にするのも心苦しい。そんな時はネット上の詳しい方のお知恵をいただき(レビューや解決策を載せているHPを見る等)、対処しているにすぎないのだ。スーパーマンになれたらいいけど、そうでもないということを知っておいてほしい。
最後に、
IT関連といってもシステムエンジニアの他にも職種はある。システムエンジニアといってもネットワーク、制御、組み込みなど様々な分野もある。物販といっても食品、衣類、日用品などがあるというのと同じ。興味があったらどんなものがあるか調べてみてね。
以上、庸晃でした。