飛田ショウマの憂鬱 (18)
「リストラ担当か」長谷部が面白そうな顔で飛田を見た。「どうしてそう思ったんだ?」
「想像だ」
「聞かせてみろよ。違ってたら笑ってやる」
「何らかの理由で」飛田は考えをまとめながら言葉に変換していった。「うちの会社は、コストのかかる実装フェーズを早急に切り捨てて、上流工程への移行を速めることを決定した。そのために人的リソースの切り替えを早急に行う必要に迫られた。違うか?」
長谷部は肯定も否定もせず、身振りで先を促した。面白がっているような表情は消えていない。
シグマファクトリーでは、部門毎に異なる開発プロセスがある。受託開発を主業務とするソリューション事業部では、一般的なウォーターフォール型を採用している。要求分析 → システム設計 → 詳細設計 → 実装 → 単体テスト → 結合テスト → 受入テストという流れだ。開発規模やスケジュールの関係で各フェーズが並行する場合もあるし、近年ではようやくアジャイル型を一部取り入れてはいるが、基本的には変わらない。このプロセスは、コンテンツ開発課などを別にすると、他の部門でもほぼ同じだ。
そのため、シグマファクトリーの一般的なキャリアパスは、プログラマからスタートしてプログラミングスキルを積みつつ、経験者のヘルプについてOJT で要件定義やシステム設計のスキル、業務知識などを蓄積した後、5 年から6 年程度で、SE デビューするというパターンになる。
「お前は反対していたんじゃなかったっけ」長谷部が訊いた。
「俺が気にいらないのは、分析、設計、実装のフェーズで人を分けることだ」飛田は答えた。「あくまでも個人的な考えだが、俺はプログラミングスキルを持った奴が、要求分析から納品まで一貫して携わることがベストだと思っている。クライアントの話を聞きながら、頭の中で基本的な設計を進められるし、XP で言うところのスパイクソリューションを作ることをムダだと考えないからな」
「プロトタイピングのことか」長谷部がシステム開発課でチームリーダーをやっている間に身につけた知識で答えた。「工数がかかるから、クライアントも開発側にも、あまり好意的に見られないのが難点だな」
「長い目で見れば、問題点が最初のフェーズで浮かび上がるから有効なんだがな。それはともかく、俺は今のキャリアパス自体は否定してない。否が応でもプログラマ時代を通過するために、SE として要件定義を任される頃には、基礎となるプログラミングスキルが身についているからな」
「会社としては、もうその人材育成プランは捨てたいみたいだぞ。プログラマを社内で抱え込まない、という方向に切り替えつつある」
「ああ。そこに無理が生じている。本来なら数年かけて全社員のスキルアップを行うべきところを、短期間で強制型変換しようというんだから、仕事を通して知識と経験を積んでいく、という悠長な方法は取っていられない。そこで最初にやったのが研修で時間を節約するという方法だ。首藤元課長が研修をやたらに組み込んだのは、そのためだったんじゃないのか」
長谷部は首肯した。
「首藤さんの指示は、その通りだったよ。オレは背景の事情まで説明されたわけじゃないけどな。首藤さんはそこで成果を上げてポイントを稼ごうと思ったんだろうな」
「お前はそれを利用した」飛田は指摘した。「お前とカナが」
「オレは技術者じゃないが、あんな研修程度で簡単に上流工程のスキルが身につくはずがないことぐらいわかってたからな。首藤さんに忠告してやるほど親切じゃなかったってだけだ」
「結果的に受講費用をムダにしただけだった」飛田は続けた。「だから会社は次の手を打つことにした。スクラップアンドビルドだ。プログラマを放り出して、外部から上流工程の経験者を雇い入れる。だけど、簡単に社員をクビにするのは問題がある。だから、わざわざ不向きな部署に異動させた。音を上げて、自分から会社を辞めることを期待して。移動先の部署で戦力になるなら、それはそれで会社の利益になる」
「オレがその手先になったと?」
「違うのか?」
長谷部はネクタイを外してゆっくりと丸めた。以前ならくしゃっと丸めてポケットに押し込んでいたのに、カナと同棲を始めてから、ネクタイやハンカチにきちんとアイロンがかかっている。
「オレがお前や野見山を自己都合の退職に追い込もうとしてる、と思ったわけか」
「お前の行動を見てると、そうとしか思えん。少なくとも、うちのチームの異動はお前の考えだろうが。システム開発課を更地にして、新しく上流工程だけできる人間に入れ替えようと思っているんじゃないのか」
長谷部は飛田の洞察力に感心したように破顔した。
「お前の想像は部分的に正しい。お前や野見山、石黒たちの異動はオレの考えだ」
「だったら......」
「まあ聞けよ」長谷部は片手を上げて飛田を制した。「それに会社の方針についての想像もだいたい合ってる。オレはお前に、実装技術を維持していけるように尽力すると約束したが、会社の上の方の人たちは、オレたちのそんな小さな願いなんか道端の雑草ぐらいにしか思っちゃいない。会社を存続させるためには、一社員や一部門の希望なんか構っちゃいられない、ってわけだな。だいたいオレは一介の係長だ。経営方針に口を挟むことなんかできやしないだろ」
「努力はしたが、ダメだった」飛田は真面目な顔になった長谷部に言った。「お前はそう言いたいのか」
「オレはお前との約束を忘れたわけじゃない。お前には、プログラミングスキルを十分に発揮できる場所で活躍して欲しいと思ってる」
「それが名古屋営業所か」
「そうじゃねえよ」
「?」
「本当はもう少し準備ができてから話すつもりだったんだが、まあいいか。お前にオファーをしたい」
「オファー?」
「オレは9 月いっぱいで会社を辞めて独立する予定だ。もちろんシステム会社だ。お前にも一緒に来て欲しい」
飛田が口を開いたのは、1 分以上の沈黙の後だった。
「確認するが」飛田は表情の選択に迷いながら言った。「お前は、自分で会社を立ち上げるつもりなのか」
「そう言ってるじゃないか」
「考えているだけか? それとも具体的に動き出しているのか」
「動いているよ。資本金は1,000 万。オフィスの場所は物色中だ。詳しいことを聞きたいか?」
長谷部はスマートフォンを出したが、飛田はそれを止めた。
「今はいい。システム会社と言ったな。どんな業務をやるつもりだ」
「当面は受託開発だ。他にもいろいろ考えていることはあるが、スタートアップ時は人も少ないからな」
「社長はお前か?」
「そうだ。カナも役員だ。オレが社長兼営業、カナは経理兼コンテンツ作成部門。営業には営業課時代に知り合った人が来てくれる。お前には開発部門のリーダーの席を用意するつもりだ。石黒にも声をかけようと思ってる」
「それで石黒を営業に異動させたのか。わざわざ不向きな部署に。お前の会社に引き抜くために」
「異動そのものは上からの指示だよ。行き先を決めたのはオレだがな。あいつは評価があまり高くなかったから、放置しておいたら、庶務の備品管理担当あたりに行かされるところだったんだぞ。営業の方がまだマシだと思わないか」
「仕事がイヤになった頃、お前が手を差し伸べるわけか。引き抜きやすい部署に異動させたということだな。係長という地位を利用して。そういうのは職権乱用と言うのじゃないのか」
「それは否定しない。汚い手だと言われればその通りかもしれん。でも、オレはあいつにも開発の仕事を用意してやれる。この会社にいたら、それはできんぞ。転職活動で苦労しなくていいように席を用意しておいてやるんだ。感謝して欲しいぐらいだぞ」
「開発の仕事と言うが、あてはあるのか?」
「あるよ。人さえ揃えば、創立の日から10 人がフル稼働できるぐらいの受注を見込んでる。お前が来てくれれば、初日から好きなだけ開発ができるぞ。もちろん転職サイトで募集もかけるが、オレとしては人となりがわかってるお前たちがいてくれれば、一から人間関係を構築せずに済むからな」
「シグマファクトリーから引き抜くわけだろう。上の人間が黙ってないぞ。違法ではないが、何らかの形で妨害してくるかもしれないぞ」
「そうじゃないよ。これはうちの会社も承知していることだ。黙認なんてもんじゃないぜ。支援もしてくれるんだ」
「支援?」飛田は首を傾げて長谷部を見た。「どういうことだ」
「さっきお前が言ったように、会社としては開発メンバーを減らして、上流工程の経験者を入れたい。だが、簡単にクビを切るわけにはいかない。今ある業務だって、単純に契約を切れば損失になる。できれば下請けに出して上前だけ撥ねたいとこだが、そんなのを引き受ける協力会社はいない。そこで、オレが素晴らしい提案を手に社長室のドアをノックしたわけだ。私が独立してシステム開発会社を立ち上げます、その会社はシグマファクトリーの下請けとして、コストのかかる開発業務を引き受けます、とな」
「見返りはなんだ」
「資本金の半分だ」長谷部はニヤリと笑った。「オレとカナの貯金で600万円は何とかなるが、それ以上は苦しい。別に資本金は1 円だっていいんだが、運転資金があるにこしたことはない。資本金が少ないと、取引先から軽く見られるし、オレたちも何かと物入りだからな」
「そうか」長谷部の言葉に、飛田は忘れていたことを思い出した。「お前たちが結婚を公表しておきながら式の予定が未定だったのは......」
「そう。これが理由だ。社員同士で結婚するのに、会社の人間を誰も招待しないわけにもいかんだろうし、会社と組合からお祝い金も出る。そのすぐ後に会社を辞めたりしたら、何を言われるかわかったもんじゃないからな。シグマファクトリーからは、いくつか仕事を引き継ぐことになってるから、いい関係を保っておきたいし」
「引き継ぐって何を?」
「まずAFA の運用と八十田建設の開発案件だ。ラウンドコアはたぶん降りるだろうからな。オレの新しい会社で実装とテストを引き受ける。お前と石黒に来てもらいたい理由の1 つは、八十田建設の件があるからだ。お前なら中身がわかってるからな。八十田建設の担当者には、内々に話を通してある。全く新しいところに引き継ぐより、以前の開発に携わった技術者がいるなら安心だ、と言ってもらえたよ」
飛田は唸った。長谷部は椅子に背中を預けると、からかうような笑みを浮かべた。
「お前、オレが出世のためにお前を売ったと思ってたのかよ。ひどい奴だな」
「誤解されても仕方ないんじゃないのか。ここ最近の異動騒ぎを見ていればな」
「わかって欲しいんだが、あからさまに会社の方針に異を唱えるわけにはいかなかったんだよ。そんなことをしたら、次に福岡に飛ばされるのはオレになってたかもしれないんだからな。お前は知らんだろうが、似たような異動は他の支店でも少しずつ進んでるんだ。もっと強引な手段を取った部署だってある。仕掛かり中の開発案件を途中で打ち切って協力会社に丸投げしたとかな。石黒が営業でしごかれてるのは知ってるが、あんなのがおままごとに思えるぐらい露骨な嫌がらせをされてるプログラマだっている。それに比べれば、オレはお前たちのダメージが最小限になるように気を遣ったつもりだ」
「俺の名古屋営業所行きもか」
「受ける気はないんだろう?」長谷部はニヤニヤ笑った。「お前がインフラ設置作業に向いてるとは思えないからなあ」
「受けたらどうする?」
「どうせすぐに辞めるに決まってる」
「......それを見越して、名古屋営業所に決めたんだな」
「お前に自由にプログラミングができる職場環境を提供したかったんだよ。約束だからな」
「お前が会社を立ち上げるのは、それだけが理由じゃないだろう」
長谷部は声を上げて笑った。
「当たり前だ。一番の理由は金だよ金。やっぱり自分で会社をやると、入ってくる収入は会社員とは比べものにならんからな」
「軌道に乗れば、の話だろう」
「だから優秀な人材が必要なんだよ。オレが開発課で学んだことの一つに、チームの実力というのはメンバーの平均値じゃないってことだ。優秀な技術者が一人いれば、それがチームの実力になる。お前みたいな奴だよ。チームリーダーが開発のど素人でも、八十田建設の見積書システム開発が成功したのは、お前がいてくれたからだ。それは誰だってわかってることだ」
「だから俺を引き抜きたいのか」
「悪い話じゃないだろう? 開発業務に関しては、お前にほとんど全ての決定権を預けようと思ってる。開発言語、フレームワーク、コーディングルール......なんでも、お前が好きなように決めていい」
「魅力的な話だな」
「受注する仕事だってそうだ」長谷部は熱のある口調で続けた。「受ける仕事は、お前の意見をできるだけ反映させたものにする。経営的な事情でどうしても意に沿わない案件を受注しなきゃならないことがないとは言わんが、やりたくもない仕事を嫌々やるような状況は最小限にするつもりだ。この会社にいたら、お前にどんなにスキルがあっても、10 年待ってもそんなことはできないぞ」
「給与は?」
「高給は払えないが、最低でも今と同じ額は保証する。年俸制で裁量労働制にするから、時間外労働時間がどうのこうの言われることもない。好きなだけ、思う存分、お前の望むやり方で開発をさせてやりたいと思ってるんだ」
束の間、飛田の脳裏に、長谷部が作る新しい会社で仕事をしている自らの姿が鮮明に浮かび上がった。それは、上から押しつけられる仕事ではなく、自分で吟味して選択した仕事を、熱意を持って進めている姿であり、コードの品質にこだわり、納得いくまでリファクタリングを続けている姿だ。
「いつから考えていたんだ」飛田は訊いた。「首藤元課長を追い出したMITSUHIDE プランは、このためだったのか?」
「いつか自分の会社をやりたいってのは、会社に入ったときから思ってたさ。ここの会社の上の人間がやってることって、バカっぽいことばかりだと思わないか? こんな会社に定年までずっといる自分なんて、全く想像できなかったからな。だから準備は少しずつ進めていたんだが、実現はもう少し先になると思ってた。MITSUHIDE プランのときはまだ、この会社で出世することしか考えてなかったよ」
「何がキッカケだ」
「お前だよ」
「俺?」
「そうだ。オレがこの会社で信用してるのは、カナを除けばお前だけだ。いつか自分の会社を作ったら、技術部門のトップにはお前を置きたいと思ってた。だけど、係長になってみて、会社が本気でプログラマたちを不要だと考えていることを知ったんだ。オレが1 人で抵抗しても、たぶんその流れは変えられない。このままだと、お前はいずれ嫌気が差して転職してしまうだろう。そう考えたら、計画を前倒しにするしかなかったんだ。どこかで、お前がやりたいようにやらせてくれる会社と巡り会ってしまうかもしれないからな。そうなる前に、お前をキープしておきたかった」
長谷部は立ち上がると、背筋をピッと伸ばして飛田を見据えた。
「頼む。一緒に来てくれ」
深々と頭を下げた長谷部を見ながら、飛田は考えた。長谷部の申し出自体はいい話だ。会社の状況も言われた通りだ。一時は関係がこじれたとは言え、MITSUHIDE プランで共闘したことによって、飛田は再び長谷部を信頼するようになっている。長谷部が誠実に言っていることは疑いようがなかったし、自分の能力をこれほどまでに評価してくれることは、一技術者として純粋に嬉しい。長谷部が社長として会社を運営していけるか、という点は未知数だが、長谷部にはカリスマ性のような魅力があり、人が付いてくることは確かだ。行動力もあるし、頭の回転が速く、自信も持っている。カナという有能な伴侶を得たことで、それらの長所はさらに強化されるだろう。首藤課長に嫌がらせをされていた頃に同じオファーをされたなら、飛田は二つ返事で飛びついたかもしれない。
だが、自分の思考プロセスを再検証した飛田は、なぜか断る口実を探している自分に気付いて驚いた。明確な理由は見つからない。カンとか感覚という表現しかできない何かが、無条件で長谷部の手を握ることを妨げていた。
「頭を上げてくれ」飛田は心を決めて言った。
長谷部は期待に満ちた熱い視線を飛田に向けてきた。
「来てくれるか」
「お前のことは信頼しているし、一緒に仕事をしても安心だと思う。この会社の誰か一人を選んで仕事をしろと言われたら、迷わずお前を選ぶだろうな。条件も申し分ない。ひょっとすると、俺が求めていた理想の開発環境が手に入るかもしれない」
「じゃあ......」
「ただ、こういうことは勢いで決めることじゃないと思う」飛田は落ち着いた声でゆっくり言った。「来週の水曜日に近藤課長に異動の返事をすることになっている。火曜日まで時間をくれ。じっくり考えたい」
長谷部が失望したとしても、それを表に出すことはなかった。
「そうか、それもそうだな。少なくとも拒絶されないでホッとしたよ。わかった。火曜日に返事を聞かせてくれ。まだ時間はあるからな。資本金の内訳や、株主、会社役員の構成なんかは、あとでメールしておくから判断材料にしてくれ」
「ああ」
「いい返事を期待してるぞ。あと、言うまでもないだろうが、このことは内密に頼む。石黒にもな」
長谷部は笑顔で言うと、ミーティングルームを出て行った。
飛田はしばらくの間、座ったまま、今の話のどこが気になるのだろう、と考えていたが、やはり答えは出なかった。こういうときは、別のことに思考を切り替えた方が、いい結果が出る、とわかっているし、できることは一つしかない。飛田は仕事に戻るために立ち上がった。しばらくコードの中にどっぷりと没入したかった。
(続)
コメント
匿名
うまい話には裏があるかなぁ……
先が読めないのが素晴らしいです。
h1r0
なるほどそういうことだったのか
でも上手く行くとは思えんなあ
レッドビーシュリンプの憂鬱買いました
イニシアティブの一員として(笑)この本を会社で広めようと思います
匿名
なるほどな、長谷部とカナが結婚式を挙げる様子がなかった、って伏線はこういう風に回収か。
ただ、カネを親会社から供出してもらうのは、これまた死亡フラグの予感がするが……。
弟
なんとまぁそう来ましたか!
上手い!
匿名
すごーい
こう来たか~~
最後、どう着地するのかなー
m
飛田は長谷部の計画の何にひっかかったんだろう。
でも、なんとなく嫌な予感がする、のはわかる。
飛田は演技できるような人じゃないから……みたいなことをカナが言ってたけど、目的のために何も知らされず傷つけられて、後になって「実は……」って言われてもなぁ。
でも飛田がひっかかってるのは、そういう情の部分かというと、また違うのかもしれない。
来週が待ち遠しいです。
へなちょこ
予想もしなかった意外な展開にびっくりですが、
ラウンドコアが投げ出すような仕事引き受けて会社回るんですかね?
コストがかかるから切り捨てた実装の仕事を、
下請けとして請けてたら超絶ブラックになってしまうのでは。
匿名
下請けに対するシグマファクトリーの過去の所業を考えたら、独立っつったって、単にエサがひとつ増えるだけなのでは……。
>経営的な事情でどうしても意に沿わない案件を受注しなきゃならないことがないとは言わん
他の外注先で断れていた無理難題も、資本金出してもらってるようじゃ断れんわけだしなぁ。
ただの奴隷奉公が待ってそうだ。
匿名
カナの苗字って出てたっけ?
長谷部は婿養子になって苗字変わったりしないかな。
コモエスタ
飛田の引っかかることというのは、
・プラン時も、今回もいちいち事後説明で、事前説明していないこと
・よその真っ当な開発会社が断っているかつ採算割れ撤退案件を予定している&そんな所を元請けとする
・目指す所を実現するには、「元請けも選べる」強い開発会社でなければならないが小企業では難しい(すでに資本介入されている)
のどれかかなあ
匿名
今は資本金1000万で起業すると損だから、1000万以下にするのが普通。
嘘っぽい…。というか創作だから仕方ないけど。
匿名
> 3/13 10:41の匿名さん
カナの苗字は「三木田」ですね。(16話より)
匿名
営業さんが技術者を引き連れて独立する、ってパターンは、
まま、あるそうですが。
シグマが下請けに出している条件そのものがダメダメなのは、
すでに何人もの方が指摘しているとおりですね。
自分の席については、これまで人任せだった飛田が、
いよいよ鼎の軽重を問われることになるのですね。
どんな動機で、どんな決断を下すのか、楽しみです。o(・∀・)o
hoge
シグマファクトリーの下請け・・・・
ここが引っかかるところ
シグマファクトリー(実質親会社)から発注される金額は、いくらでしょうか?足元見られるよね
受注しても納期はきつきつ、思う存分コーディングはできないのでやるならサービス残業(裁量労働制でも残業発生するけど、なぁなぁになりそう)
・・・カナが裏で操ってるのもイヤ、二人の家庭のために収入確保するために社員に無茶させそう
匿名
長谷部の家庭の事情ってやつかなぁ…
この展開は予想外、また次回が楽しみです
匿名
飛田が引っかかるポイント、
非開発職の言う「お前の理想の職場を作ってやる」が信じられない、ってことなのかもなあと思う
それで、ボトムアップで業界自体変えていかなきゃ、っていうイニシアティブの思想の方向にいくのかも
jo
うーん。最初から相談しておいてくれよって話だよなあ。
これからもこういう風に知らされないことがあるってことでしょ。
あと自分は「入ってくる収入は会社員とは比べものにならんからな」というくせに飛田には「高給は払えないが、最低でも今と同じ額は保証する」程度。しかも残業代なし。カナにはいくら払うつもりなんだろうね。
匿名
ヒント:会社の家族経営はブラック企業の温床
迷子
長谷部はここまでの計画について、全部カナとは相談したんだろうけど、飛田には全部後出しってあたりがどうにもスッキリしない部分だなあ…口では飛田のことを信頼していると言うが、本当に信頼しているのだろうかっていう。
まあ、ここに至って長谷部の行動の源が悪意ってことはないと思います。
善意に基づいた行動が良い結果に繋がるかどうかはまた別の話ですけど。
匿名
能力もあり、信頼もしているのになぜ役員で迎えないのか?
飛田がうけるかは、わかりませんが
匿名
長谷部は営業の販路が一応ある、飛田には汎用的なスキルがある。
カナは?カナが居るとカナ含めて誰も幸せにならないんじゃない?
「職人の旦那とおかみさん」な自営業ならまだしも、これじゃカブト虫バンドの小野さんになったりしないかね。
elseorand
今まで情報共有もせず、金儲けのために飛田を雇うという姿勢の時点で、共に歩めない人間ですね。
また、新会社が受託開発という時点で、レッドオーシャンにそんなに飛び込みたいのでしょうか?
匿名
友情を信じて無自覚にも相手を制御しようとする長谷部と、友情の範疇を超える内容なのに無意識が拒否して違和感としか感じられない飛田
匿名
飛田の前職は有名企業だったって罪と罰の時にあるから
長谷部の新会社には入らなかったのでしょう
匿名
予想の斜め上きた、ここから引きこもりの飛田になるのは一体どんなひどいことがあったんだ・・・
行き倒れ
いやあ、結果の分かってるスピンオフ
って特殊なワクワク感がありますね。
どう考えても後付け設定に感じてしまう
長谷部の話、
この後どんなひどい事が
飛田ちゃんを待っているのか?
それともこの話は
パラレルワールドとなるのか?
phecda
そもそも論だが、長谷部が独立して会社を立ち上げる、って話自体が本当のことなのか?
ここまで情報の後出しが続くと、起業するって話自体がでっち上げで、カナあたりが絵を描いて長谷部が実働部隊となった詐欺案件である可能性すら考えられるんだが。
少なくとも、俺なら友人からこんな話を振られたら、まず詐欺の可能性を疑う。
匿名
異動の打診をされる前にキーマンである飛田くらいには起業の話をする機会はいくらでもあったろうに、飛田から話を振らないと計画を話さない辺りまだ裏がありそうな気がする。
ギリギリまで黙ってたらすでに飛田の次の転職先が決まってたという可能性もあるわけで、何考えてるんだろう…
匿名
トラブルで焦ってたってのもあるけど長谷部は石黒のことを使えないやつと言ってたからな
引き抜きがホントなのかわからん
匿名
長谷部の独立話って、飛田が乗らなかったら立ち行かないのか?
だとしたら、長谷部に起業のセンスがあるとは思えない。
もしかしたら、飛田の回答はどうでもいい状況なのかもしれない。
実装にばかりこだわる飛田よりも、
ジェネラリストになることまで視野に入れて、
守備範囲を広げようとしているヤツの方が、ベンチャーとしては頼りがいがあるだろう。
>能力もあり、信頼もしているのになぜ役員で迎えないのか?
今回の連載を通して見ても、飛田は管理職の資格がない。
ベンチャーの、役員どころか社員だって、務まるのかどうか。
首藤には不満を抱えながら言いなりで、ケツを蹴られても腰を上げなかった。
お客さんにしか見えない。(もっと適切なたとえがないものかな)
匿名
飛田に確実に名古屋行きを断らせるため。とか。
匿名
みんなの知ってる飛田くんと、この飛田くんは別人だぞ
匿名
いや、いっそのこと、
飛田くんは、みんなのそれぞれの心の中にいるんだ、
としておいたほうが、平和なんじゃないかと。
え? つまんない?
匿名
事情を知っている飛田を体よく追い出すまでがミツヒデなんだろうね。
辞めたあとに会社にたれ込まないと思われる飛田の性格まで知った上で。
匿名
むかーし、勤めていた会社がメインフレームから手を引こうとしたと時に技術者と一緒に独立した本部長を思い出した。
会社は人が減らせてwin。本部長は独立後も元いた会社から仕事を回してもらえるからwin。とwin-win。ところが数年したら元いた会社に頼らなくても仕事が取れるようになったので技術者単価の値上げを要求して飲ませ、さらに支払いのよい顧客に直接営業かけて乗り換えに成功しよった。
もっとも独立元の会社もメインフレーム事業から手を引きたがっていたので願ったりかなったりだったようだが。独立時についていった自分としては、とんとん拍子の話に本部長のすごさを感じましたね。
IT業界だとこういう独立話はそれなりに聞くけど、皆さんの周りでもありません?
hage
話がいちいち都合良すぎて信用できない感じだな
そもそも長谷部とカナが揃って説明する事が無いあたり、まだ裏があるのかこの二人もそれぞれの思惑で動いているのか
あんまり良い結末じゃない気がしてきた
匿名
(私はこういう独立話を聞くことは)ないです
匿名
長谷部とカナが会社の金を横領しちゃうとか・・・。
無いか・・・。
匿名
>長谷部とカナが会社の金を横領しちゃうとか
なるほど、その発想は無かった。
あとは横領ついでに夜逃げして、残った飛田に諸問題を全部押し付けるところまでいったら、
飛田があそこまで荒んだ性格になるのも納得だな(納得すべきとは言っていない)
匿名
半分資本を持っているなら、首藤社長とか?