「WACATE 2010 夏」参加レポート（その4）――リーダーの条件

コミュニティ活動

» 2010/07/13

　こんにちは、第3バイオリンです。

　「WACATE 2010 夏」参加レポートもいよいよ最終回です。今回は後夜祭の様子と、わたしが「WACATE 2010 夏」に参加して思ったことを書きたいと思います。

■後夜祭

　WACATEの打ち上げにあたる後夜祭は、今回30名近くが参加しました。三浦海岸から横浜に移動して、ベルギービールのおいしいお店に行きました。

　移動の途中もテストの話をしたり、参加者の1人が持っていたiPadを見せてもらったりして、楽しく過ごしました。

　前回の後夜祭では硬い話題が多かったのですが、今回は割と軽いノリでワイワイ騒いだ感じでした。あまり詳細は語れませんが、テストへの愛から恋愛トークまで、いろいろな種類の「愛」について語ったような気がします。

　ただ、諸事情があって今回は1次会のみの参加となってしまったことが残念でした。後から聞いた話だと、2次会では参加者が撮影したディナーセッションの演奏の様子をみんなで見ていたそうです。

　その映像、見たいような、見たくないような……演奏者としては複雑な気分です。

■リーダーがあれこれ言わなくてもチームは回る

　後夜祭で、わたしは隣の席の人にチームリーダーをやってみて思ったことを話しました。

　今回ワークショップでチームリーダーをやってみて思ったことは、「メンバーに助けられた」ということです。

　実は成果発表の直前には、時間がなくてかなり切羽詰った状況でした。こういうときこそ、チームリーダーがしっかり指示を出してチームを動かす……というのが理想的なのかもしれません。しかし、ワークショップではわたしがいちいち指示しなくても、それぞれのメンバーが気づいたことをやってくれました。

　意見を出す人、それをまとめる人、資料を作成する人……むしろチームリーダーであるわたしが、メンバーの皆さんにフォローしてもらって、なんとか発表まで持っていけたと思っています。

　改めてメンバー全員に、こんな頼りないチームリーダーをフォローしてくださったことを感謝いたします。

■優れたリーダーとは？

　ワークショップの合間にも、チームのメンバーで「リーダーの条件」について話し合いました。

　メンバーのひとりが「『リーダーは権限を現場に委譲せよ』って言葉がありますよね」と言いました。わたしが首を傾げている横で、ベテランのメンバーがその言葉について解説してくれました。

　「リーダーは最終的な責任を取るのが仕事です。それさえできれば、メンバーにはあれこれ言わなくても指示ひとつ出して『あとは任せた！』でOK、ということです」

　「それから、リーダーはその場の声にさっと対応できるだけの集中力が大事ですね」と別のメンバーが言いました。

　まとめると、優れたリーダーというのはメンバーに任せられることは任せて、メンバーだけではどうにもならないことがあったときに素早くフォローする、ということでしょうか。

　ただ、メンバーに任せるためには、メンバー全員がチームの目的を共有できていないといけません。そうでなければ、チームは迷走してしまいます。

　今回はワークショップだったので目的がはっきりしており、すぐにメンバー全員で共有することができました。しかし現場では、そう簡単にはいかないでしょう。

　メンバー全員にチームの目的を示す、というのもリーダーの大切な役割だと思います。リーダーはチームの目的に向かってメンバーを道案内し、目的から外れそうになったときには軌道修正する。今回チームリーダーをやってみて、リーダーの役割の重要性と難しさを実感できたと思います。

■「WACATE 2010 夏」で出会ったすべての皆さん、ありがとうございました！

　今回のWACATEでもたくさんの学びや気づきを得ることができました。参加者、講師、そして実行委員の皆さんと一緒に、テストについて真剣に向き合った時間はわたしにとってかけがえのない宝物です。皆さん、本当にありがとうございました。

　今回の「WACATE 2010 夏」の参加者の中に「半年ぶりに会っても昨日の仲間みたいに話せるテスト仲間は最高！」と話している方がいました。わたしも同感です。

　半年後、次回のWACATEでまた会いましょう。

　わたしの「WACATE 2010 夏」参加レポートはこれでおしまいです。最後まで読んでくださった読者のみなさん、ありがとうございました。

　追伸：次回のWACATEでも、おもしろいことします。多分。