MCAアプリケーションを受けてみた

スキル

» 2010/12/07

　先日（12月4日）、MCAアプリケーションを受けてきました。今回はMCAの紹介と、資格対策を振り返ってみます。

■MCAアプリケーションとは

　MCA（Microsoft Certified Associate Program）は、マイクロソフトのエントリークラスの認定資格です。

　データベース、アプリケーション、プラットフォーム、セキュリティの4科目があり、すべて取得すると「MCAマスター」の称号を得られるそうです。

　今回はその中の、「MCAアプリケーション」を受験しました。詳細が気になる方は、下記の公式ページをご覧ください。

　MCA Application

　自分としては、「基本情報技術者試験の技術の分野＋マイクロソフトの技術」という印象を受けました。開発系の方でなくても、情報処理技術者試験のサブテキスト＆プレ試験として、なかなか良かったように思います。

※なお試験問題に関しましては、非開示契約 （NDA：Non-Disclosure Agreement）に同意した上で受験しておりますので、割愛します。

■試験対策の振り返り

　今回は他のMCAも含め、初めての受験。自分の対策を振り返ってみます。

• 対策期間：1カ月
• 総勉強時間：約15時間
• 使用教材：MCA教科書 Application
• 試験結果　：合格（790/800）✌

　今回は「とにかく1冊やりきる」がテーマの勉強法でした。

　まず教材読み、ノートにまとめ、音声に起こして聞き、問題を解き、模試を解き、気になるところをひたすら復習という、割とオーソドックスな手法だったと思います。

　費やした時間の内訳はこんな感じです。

• 参考書読み……2～3時間（都度）
• ノートまとめ＆読み返し……6時間ぐらい
• 音声吹き込み……3.2時間（聞くのは都度）
• 問題集……2時間
• 模試……1時間

　勉強内容はこんな感じです。参考書は、時間があればパラパラ読みました。

　ノートは各章の重要そうなところのまとめ（30分×10章、5ページ）と、問題集と模試で間違えたワード抜き出し（1ページ）です。これが今回一番役に立った気がします。

　音声も各章15分ぐらいで、気になる用語などを読み上げました。

　問題集は120問ついていたのですが、2週間前（65/120点）と直前（94/120点）で2週ずつ、あとは間違えたところをパラパラ見返しました。模試は5日前に1回実施し（32/50点）。あとは間違えたところの読み返しです。

　模試が思ったより点に結び付かなかったので、少し不安だったのですが、試験結果から判断しますと、今回のやり方は割と良かったように思います。何より、「章ごとのまとめ」「章ごとに問題」「模試」「試験直前チェックシート」までついていた翔泳社の教材に非常に助けられた気がします。「教材選び」、これは次回以降も意識していきたいところです。

■課題：問題を解く時期と音声活用

　勉強する中で気になったことが2つありましたので、少し考えてみたいと思います。

• 問題、模試を解くタイミング
• 音声化は有効？

　まず問題を解くタイミングですが、大きく分けて3つあると思います。

1. 試験対策前
2. 試験対策中
3. 直前（プレ試験）

　今回、自分は「2」「3」でやってみたのですが、問題を解く直前で勉強した内容は、正解してもほんとは覚えてなかったりするんですよね。

　やっぱり勉強前、まっさらな状態で問題を解いた方が、「これから何を勉強しなきゃいけないのか」という分野や内容が、より分かる気がします。この辺は時間との兼ね合いにもなりそうですが、別の試験で試してみたいと思いました。

　続いて音声読み上げについてです。読み上げた音声は3.2時間、150MbytesのMP3ファイルとなったのですが、あんまり有効に使えなかった気がします。章ごとに読み上げたのですが、序盤のファイルは10回ほど再生してても、まとめの重要なところはほとんど聞けていなかったり。

　自分のぼそぼそとした声を聞き続けるより、好きな音楽で頭を切り替える方が、隙間時間の使い方として良かったかもしれません。

　次は読み上げを封印して、その有効性を検証してみたいと思います。

■次回はエコ検定

　次回は12月19日の環境社会検定試験（通称エコ検定）。2週間後と、なかなかタイトなスケジュールです。「何を勉強しないか」を念頭に、頑張ってみたいと思います。