キーワード分析で「脱サラリーマン」。技術者の活躍の機会を広げよう
皆さんこんにちは、起業もできるコンピュータ言語開発者を目指しているi3planetの飯塚です。
技術者というのは、とても大きな可能性を秘めた職種です。自分が考える、「あったらいいな」を本当に実現してしまう力があります。だからこそ、自分だけではなく、世の中の他の人の「あったらいいな」を実現できれば、さらに、今後は活躍の機会が増えると思います。
■ITの時代は、キーワードを生かせる人が非常に有利
「情報化社会」という言葉が数年前から出ていますが、現在は、それがいよいよビジネスや普段の生活で実現されてきている時代ではないでしょうか? SEO対策などがブームになり、サーチエンジンスパムとサーチエンジンのいたちごっこもかなり以前に比べたら落ちついてきたようです。
そんな時代ですから、キーワードから需要を察知して、的確にアピールできれば、自分の技術力を売り込める機会は、いよいよ現実的になります。
■Google Trendsは画期的
サーチエンジンの検索回数で世の中のトレンドを見極めるGoogle Trendsというサービスがあります。このサービスは非常に画期的です。なぜならば、需要に対する一次データが取れるからです。
「一次データ」というのは、何の加工もされていない裸の事実です。この事実を得る機会というのは、実は、今までの社会では意外と少ないのです。新聞や雑誌に書いてあることも、一次データではなく、そこに書き手の意志が加わって、意図があってもなくても加工がされてしまうというのは事実です。また、情報がこれだけ多いと、情報の取捨選択も必要になり、その取捨選択を他の人が行った時点で、情報は加工されているのと同じ状態になります。
ですから、ビジネスや他の人の役に立とうとして「他の人がやっていないけれど、ニーズがある」というニッチを探し当てるためには、この一次データが必要なのです。時折、主婦や一般の方のアイデアがヒットして会社になってしまったなどのニュースがありますが、これらのアイデアは、自分やまわりの人の直接の経験という一次データから思い付いたものでしょう。
逆に、サラリーマンはというと、「書籍に書いてある」「有名な人がWebで言っている」などという一次データとは程遠い部分で、何の判断もせずに右から左で日々を過ごしています。
これからの不安定な社会で生き残るために「脱サラリーマン」を意識されている方が非常に多いと思いますが、この一次データをとり、それを自分で分析・判断してみるという活動ができれば、会社を辞めずに脱サラリーマンの確実の一歩が踏み出せるといえるでしょう。
■SEO対策には必須
SEO対策では、このキーワード分析が必要です。何も考えずにWebを作ると、大抵、検索が少ないキーワードでヒットしたり、予想外のキーワードで上位に来たりします。「jdk1.7」と言うキーワードで筆者のAlinous-Coreのページが3番目に引っかかっているとはビックリです(2013/06/03現在)。これは、筆者のページの全体のコンセプトとは方向性が違います。やはり、SEO対策は考えて実行せねばなりません。
Google Trendsで分析してみると筆者のHPはあまり需要のないキーワードでしかヒットしていないことが一目瞭然です。
「Web開発言語」では、他のキーワードに比べて検索数が圧倒的に少なく、これではアクセスUPが望めません。そういうときには、狙うキーワードを絞ることが大事です。絞るということは、必ず選択をしなくてはなりません。そういう選択をするときには、このGoogle Trendsが非常に有効です。
筆者は、今まではこのような調査をしてきませんでしたが、今後はきちんとこのような調査に時間をかけて情報発信してみようと思います。『人工知能から考える現代の必須スキル「調査分析能力」の付け方』でも書きましたが、やはり、他が忙しいからと言って調査をサボってしまっては、自分の行ったことの価値が半減してしまうので、そのことに気を付けながら、今後は情報発信していこうと思います。