インドIT企業で働くサラリーマン。どうやって上手に働こう?

理想の会社は「自分が選んだ会社」

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 ご無沙汰しております。最初に更新して以来、記事を書くのをサボっておりました。さて、記事を書かなければ! と重い腰を上げたのは、お題が会社選びに関係するものだったからです(つい1カ月前にわたし自身が転職をしました)。

■結局自分次第!

 「理想の会社は自分が選んだ会社」

 こう言っては、「どんな会社も自分次第」ということになり、このお題の意味がなくなってしまうのかもしれません。しかしわたしは本当にそう思っています。

 これは、それぞれの会社が一般的に優良だからという理由ではありません。給料が安い、帰宅時間が遅い、会社に寝泊まりすることもある、福利厚生ゼロ、社会的問題になる 不正をしたなど、それぞれの会社で負の面を数えたらたくさんあります。しかし、それでもわたしは、自分が選んで勤めた会社に少しの後悔もありません。

 わたしは今回の転職が2回目。12年間で3つの会社を経験してきました。今回のわたしの記事の結論は「自分次第!」ということで面白くないため、皆さんの理想の会社と客観的に比べられるように、3つの会社の特徴を簡単に述べようと思います。プラス面、マイナス面はあくまでわたし個人の意見です。

1社目:社員数14人のIT企業@日本

プラス面:

  • 自由な社風
  • 私服OK
  • 年俸は自分次第(査定は厳しいが)SE=営業マン

マイナス面:

  • 教育プログラムなし
  • いくら働いても残業代なし
  • 福利厚生は特にナシ

2社目:大規模なIT企業@インド(日本勤務)

プラス面:

  • 教育プログラムあり
  • 苦労を共にする仲間ができる
  • 英語が使える

マイナス面:

  • いくら働いても残業代なし
  • 福利厚生特にナシ
  • 年俸は上司次第(査定は上司の役職と気分)
  • 社会的な不正あり
  • 社内情報共有なし
  • マネージャ陣に難あり
  • 仕事以外の雑務多し

3社目:小規模なIT企業@インド(日本勤務)

プラス面:

  • 優れた仲間
  • 英語が使える

マイナス面:

  • いくら働いても残業代なし
  • 福利厚生特にナシ
  • 教育プログラム特になし

 いろいろ悪い面が多く挙がってしまいましたが、これは仕方ないことだと思っています。というのも、会社のホームページを見ても、面接で説明を受けても、たとえ社員に素直な気持ちを聞いても、結局は他人からの情報。客観的に比べられるものはいいですが、自分の好き嫌いは入社して経験をしてみるまで分からないと思うからです。

■自分次第の要素って?

 そんな状況で、「この会社でよかった」と思えるのはなぜでしょうか。それはやはり「自分次第」という考えがあったからだと思います。では、「自分次第」で幸せになる要素は何でしょうか。

 1つ言えることは「自分の役割を築くこと」だと思っています。1社目で退社したい旨を上司に話した際、「求められる場所にいることが幸せなんだよ」と言われて、引き止められました。

 どの社会でもそうですが、自分 の役割を作ることができると、人に求めてもらえます。それによってやる気も出ますし、給料の交渉などいろいろな面で自分の希望も出しやすくなります。

 わたしの場合、1社目では新卒で入社したことや大人しい性格もあり、とても消極的な社員でした。しかし社内で他の人が嫌がる仕事を引き受けていくことで自分の存在感を増すことができたと思います。また、2社目では、外資系で日本語と英語を使える利点や1社目での経験などを生かし、求められる立場を自分なりに作れたと思います。

 会社では上司に求められる、顧客に求められる、後輩に、先輩に……と、求めてもらう対象はいろいろあると思います。自分の得意な部分を磨いて、自分の立場や役割を作ることができれば、そこが理想の会社の1つになるのではないでしょうか。

■おわりに

 わたしは今年で37歳になりました。3社目では今まで以上に会社の利益に貢献できるように自分の役割を作っていくことを目標としています。皆さんそれぞれいろいろな思いがあると思いますが、お互い頑張りましょう。

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