引越しから学んだプロジェクトマネジメント
先日、引越しをしました。転職がきっかけで、うちの父から「実家から近い場所に引越してほしい」と言われたことが引越しの動機です。最終的には凄く大変な引越し作業となりましたが、大変だった分、振り返ってみたらプロジェクトマネジメントっぽかったなと思ったので、今回の引越しの振り返りを記事の中で行おうと思い立ちました。
■今回の目標と制約
これはもう当然ですが、「新居へ荷物の搬入が完了し、生活ができること」となります。ただ、今回は制約も多かったため、大変な引越しとなってしまいました。
- 転職して半年未満のため、有休がない。欠勤ゼロで引越ししたい
- 5月初旬に引越しを決意したものの、新居との契約の関係で7月初旬に引越しとなった
- 時間もなければ、お金もないので、出来れば安く引越しを完了させたい
- CCNAの受験が控えていたため、その勉強と同時に引越しの準備を進める
■友達が手伝ってくれると言ってくれた
仲の良い友達2人が荷物運び等の肉体労働を手伝ってくれることになりました。業者に頼むことがないので安く引越せるものの、みんな素人なので当日作業は大変でした……。
■節約できるもの、節約すべきでないもの
車は持っていないので、レンタカーを借りました。車がワンランク大きくなるだけで、かなり値段が違っていたことと、久しく運転していない(あまり大きい車を運転する自信がない)ため、小さめの車を借りました。
ただ、万一の事故の際に自己負担が軽減される有償の保険(保証)サービスは申込みました。先述のとおり運転に慣れていないこともあるので。そこはしっかりと安心をお金で払うべきで予算から削ってはいけないな、と感じたので。
■偶然見つけた段ボール
偶然、引越し前のアパートの近所に引越してきた方がいたようで、ゴミ捨て場に大量の段ボールが捨ててありました。持って帰りました(笑)。他にもスーパーに置いてある持ち帰り自由の段ボールを持ち帰るなどして、わざわざ新しい段ボールを買うことはしませんでした。
■忘れてはならない電気などの契約
会社で休憩がてら、電気、ガス、水道の契約(住所変更)を行いました。県が変わるので、契約終了の手続きと契約が別個になるなどややこしかったです。このあたり、チェックリストを作るなどして管理すると良いかと思います。東京電力の「引越しコンシェルジュ」がおすすめです。場合によっては、そのサイトで電気以外のものの契約変更が可能です。
■当日の段取り決め
もちろん、当日の行動計画も忘れていません。地図の本を買ってきて、どのルートを通るか検討し、何時に車を借りて、何時に友人が到着して、荷物を積んで、何時までに家を出て……、と、そのように計画を立てました。
■事前にリスクを考えても、トラブルはつきもの
引越し計画の中で「何がリスクか」「そのリスクをどのように対処するか(回避する、軽減させる、受け入れるetc……)」を検討したものの、結局、当日までの間ならびに当日には沢山のトラブルが発生しました。
- CCNAに一発で合格し、その後に本格的な引越し準備をすると計画していたのにCCNAに一度落ちてしまい、準備の開始が一週間遅れてしまった
- 荷造りが予定より全く進まなかったため、引越し前日に会社から休みをもらわざるを得なくなった
- 車の容量に対して持っていこうとした荷物が多かったため、車への入れ方に工夫が必要になった
- 土曜日であったため、想像以上に道路が混雑し、予定が大幅に遅れた
- 自分の運転が予想以上に下手で、あと少しで事故になりかけたことが数回あった(苦笑)
- 新居のそばの道が「私道のため車は入れません」となっているのを新居に着いてから知ったため、車の置く場所ならびに荷物の搬出が遠くからになってしまって大変だった
■友人たちに感謝
自分ひとりで全てを行うのは不可能でしたし、車の積み方もいい加減だったと思います(空間認識が苦手なので……)。その意味では、一生懸命になって荷物を運び、車への積み方も工夫してくれた友人たちには非常に感謝しています。当然、打ち上げは僕の奢りです(笑)。
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反省点も多々あったものの、無事に引越しは完了できました。プロジェクトマネジメントだなんて大げさに書きましたが、こういった個人的な行事でも、きっちり計画を立て、人・モノ・金・時間といった資源を意識し、関係各所とコミュニケーションを取るということは非常に大事だと思いました。