技術力をPRするために
前回は、自己PRがうまくいかなかったことが問題点、ということで話が終わりました。
そして、私のPRしたい点は「技術力」でした。今回は、技術力をPRするために私がとった方法を説明していきたいと思います。
■技術ブログを書く
私としては面接時に「私は技術力があります!」とPRしたいのですが、そもそも技術力があることを面接時に言葉で証明することはなかなか難しいものです。そこで、技術ブログをつけることにしました。
なぜ技術ブログかということはそこまで深く考えてはいなかったのですが、おそらく当時の私としてはgeekな人はみんな技術ブログを書いているし、なにより技術力が他人に見えるようになるのではないか、と考えたのだと思います。
■何を書くのか
ただ、書き始めるといっても、書くネタをどうするのかが悩みでした。
私の知っている技術ブログには、とても難しいアルゴリズムの実装だったり、OSSのソースを解析したりといった、とにかく独自性があることが書いてあります。二番煎じではない、ほかのサイトには載っていないようなことでした。
しかし私は新卒で技術力がたいしてあるわけでもなく、分からないことはほかのサイトを参考に勉強して解決するばかり……。これでは独自性のかけらもなく、そんな状態で学んだことを書いた技術ブログでは、他の人が何らかの問題を解決しようと私のブログにきても、他の人のブログを見たほうが早い、ということになってしまいます。
■何のために書くのか
ただある日私は、他人の反応に関しては面接官以外、気にする必要性がないということに気がつきました。
そもそも、私は技術力をPRするために技術ブログを書きたいと思い立ちました。なので、私がどんな問題に詰まって、どう解決したかが分かれば、他人の二番煎じでも問題なかったのです。そんなこんなで結局、私の技術ブログは、内容の9割が他人のWebサイトのURLをのせているだけという、怪しげなものに今はなっています。
■思わぬ副作用
こんな形で書いていた技術ブログですが、書いていると思わぬ副作用がありました。一度詰まった問題には、二度はつまづかなくなるのです。
自分の記憶力というのはかなり曖昧で正直、信用に足らないものだと思っています。あるとき何かにつまったとして、過去にもこんなことあったなー、とは思うのですが、肝心の解決策が思い出せないことがよくありました。しかし、技術ブログをつけることにより、この解決策を文章という形で保存することができます。
なので同じようなことがあった場合、技術ブログにかいたという記憶さえ残っていれば、後はブログを見れば解決策が導けるのです。
■ソースコードを晒してみる
さてだいぶ話が脱線しましたが、元の自己PRの仕方の話に戻ります。
技術ブログ以外に私がとったPR方法としては、GitHubに過去に書いたソースを載せることだと思います。GitHubにソースを載せることも、たいして深く考えて行った行動ではなかったのですが、きっかけは他人にいわれたからだったと思います。
とある勉強会でGeekな人に自己PRの仕方に悩んでいるというお話をさせていただいたところ、それならば自分の書いたソースをWeb上に上げればいいといわれました。なぜかと問うと、「絵師を雇うときは絵をみて採用するかどうかきめる。なのでプログラマとして雇われたいならソースコードを面接官にみせたほうがいい。」とおっしゃってました。当時の私としてもこれにはかなり共感を覚えました。
■次回は?
次回はこの技術ブログとGitHubのIDをもとに転職活動をしたときの体験談を書こうと思っています。次回もよろしくお願いします。