2011年卒。プログラマを目指して、活動中。

アッキーのIT就職・転職活動体験記~就活編~

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■何かくの?

 さて、まずは私が本記事を執筆しようと思った動機から。これは極めてシンプルです。

 「コラムを書くなどアウトプットをすれば、転職活動のときにアピールになると聞いたから!」

参考: Web企業に転職したいなら勉強会に行け&コードさらせ

 私、ただいま絶賛無職中です。そんな折、ある勉強会で、たまたまコラムニストの方から「コラムニストとしてコラムを書いていたら転職できた」というお話をうかがいました。そんな方法があるのか! ということで、早速キーボードに手をかけました。

 しかし、私は23歳で社会人歴1年未満。なにかネタになりそうな話はないか……と考えたところ、ありました。自分の経歴です。私は、転職活動をすでに1回しています。そんなわけで本コラムでは、私の就職・転職体験談を書いていこうと思います。

■就職活動への仕込み

 就職活動の話……の前に私がそもそもどんな職業に就職したいのかと、なぜその職業に就職したいのかを少しばかり説明します。

 中高生のころはゲームが大好きで、よくゲームセンターで遊ぶために、断食して親からもらった食事代を使っていました(ばれて怒られましたが……)。そんなわけで大学に入学時はゲームプログラマを目指して、いろいろとゲームを作って遊んでいました。しかしゲームプログラミングを行う中で、たった数行で高度なことができることに私は驚きました。例えば2台のPC間で通信するための処理は、たったの2~3行でできてしまうのです。

 そのため、途中からゲームを作ることよりも、プログラミングそのものが好きになっていました。このことがあり、将来自分はプログラマになりたいと思うようになりました。そこで当時の私はプログラマになるためには、いろんなソフトを作れば就職活動で有利になると考えて、大学生活ではいろいろプログラミングをしていました。

■自信満々の就職活動!しかし……

 時間がたち、自分も3回生になりいよいよ就職活動の時期がやってきました。前述の仕込みもあり、当時の私は直なところ「プログラマになるなんて余裕だぜ!」と心の中で考えていました。

 しかし、実際に何社か受けてみると、まず書類選考が全然通りません。10社出してやっと1社面接にいけるぐらいです。さらに面接もこれまた通りません。最終面接はおろか、2次面接すら1度しかいけないという有様でした。

■自己PRができてなかった

 この頃の私はなぜ落ちるのか、いろいろと考えていました。
その中で落ちる原因の一番大きな要素は「自己PRができていないからなのではないか」と考えました。

 ここでちょっと当時の私の面接を思い出して見たいと思います。

面接官「では自己紹介お願いします」

私「はい、hoge大学卒業、秋谷です」

面接官「秋谷さん。なにかバイトとかしたことはないんですか?」

私「プールの監視員をしてました」

面接官「なるほど、そこで気を付けたこととかありますか?」

私「いや、特に……」

面接官「ふむ。なら別の質問で。人生で一番苦労したことありますか?」

私「んん……中学受験ですかね。しんどかったです」

 ……これはひどい。こんな感じで面接終了まで、という感じです。

 まあ、いろいろつっこみどころはあるんですが、当時の私は、プログラミングに関する事柄が面接時にまったくいえないことが、一番の悩みでした。

 大学生活ではプログラミング経験を売りにするべくずっと勉強してきたのに、面接ではプールのプの字ぐらいしか話ができていません。そうなってくると当然、コミニケーション能力の高い文型の学生や、人柄の良い体育会系の学生と渡りあえるはずもありません。

 ただ今になって考えると、「自己紹介お願いします」といわれたときに自分の経歴を含めていえば、自己PRができたはずです。他にも「人生で一番苦労したことありますか?」と質問されたときにプログラミングでの苦労話を語れば、そこから自己PRにつなげられたでしょう。

 要は「自分から積極的に自己PRをしていく」という姿勢が欠けていたため、うまく自己PRできなかったのではないかと思います。

■その後の就職活動……

 その後もさまざまな会社を受け30~40社程落ちたところで、何とかとある会社に内定しました。そのときの面接は向こうからプログラミングに関する質問をしてくれたために、なんとか自己PRができたという感じです。

 この苦い経験から、社会人になってからはどうやれば面接で自己PRができるのか考えるようになりました。具体的なお話はまた今度にしようと思います。次回もよろしくお願いします。

Comment(1)

コメント

Anubis

コラムを就活に活かす方法は二通りあります。

自分の思いをアピールする発信塔にするか、コラムを書くことで表現力や思索力を鍛えるか。この二通りが考えられる。

アピールに使うなら、勉強会とかも並行して参加すると効果的です。私はほとんどコードを書かないが、話していて愉快な人が多いです。そういう輪を広げるためにコラムを書くというスタンスが一つ。

もう一つ、これは私がとっている方法だが、表現の訓練や思索の手段としてコラムを書く。当然、既存のエンジニアに対して疑問を投げかけたりするので、人によっては大きく反発される。しかし、書き続ける事で、表現力や発想力、思索力が訓練されいろいろは分野で役立った。

とにかく、書く事で何かを得て欲しい。今後の健闘を祈る。

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