新しいプロジェクトには場づくりが必要 -あなたには持ちネタがありますか?
新しいプロジェクトには場づくりが必要
新しいプロジェクトとして人が集められてキックオフを行うとき、研修に人が集まったときなど、見ず知らずのメンバーが集められた集団で何かを始めるときには最初が肝心です。
最初にその集団の「場づくり」を行って集団内のコミュニケーションが円滑に進むようにしておかないと集団活動はうまくいきません。そのための「場づくり」をどうすればいいか? を考える勉強会が行われたので行ってきました。
場づくりのためのワーク
その勉強会には10人程度が集まりました。けれどもその人たちも初対面の人たちです。まずはこの勉強会の場づくりをするために、ファシリテーターがいくつかのワークを行いました。
まずはみんなで輪になってボールをパスし、パスされた人は3秒以内に何かをしゃべって次の人にボールをパスするワークを行いました。短い制限時間内に何かしゃべらなくてはいけないので、無理にでもみんな発言します。
次に2人組になってお互いの共通点を探すというワークを行いました。2人の共通点が見つかると得点になります。血液型が同じとか、好きな季節が同じとか、どうでもいいことなのですが、それでも一致して得点になるとなんか嬉しく感じます。どうでもいいことなのですが、共通点があったということでなんか親近感がわくものなのです。
こんな感じの簡単なワークをいくつか行うだけで「場づくり」ができ、集まったメンバー内でのコミュニケーションが活発になりました。
一見意味のなさそうな、幼稚園生でもできそうな簡単なワークでも、やっておくと場づくりができてコミュニケーションが活発になり、その後の集団活動の成果が上がるものなのです。
ちなみにここで行われたワークは「コミュニケーションが活発になる教え方」という本(電子書籍 390円)に出ています。興味がある方は読んでみてください。
前に出て何かやれ!
そのあと、各メンバーが持ち時間5分で前に出て何か「場づくり」をやる、という課題が出されました。メンバーの中には、普段の仕事で人前に出て講師をやっている人もいました。けれども私はしがないエンジニアです。普段そんなことはしていません。「何か書け」と言われたら、コラムニストの経験値があるので書けます。けれども「前に出て場づくりをしろ」と急に言われても困ってしまいます。
他の人がやっている間に何をするか急いで考えました。取り合えずネタは普段書いているコラムやブログから探して、発表時には「伝わる説明にはオーバーアクションが必要!」のコラムで書いたようにアクションを大きくしてその場を盛り上げようとするスピーチをしてなんとか課題を切り抜けました。なんとか課題をこなせてホッとしました。
あなたには持ちネタがありますか?
急に何かやれと言われたとき、あなたには持ちネタはありますか? (なんか体育会の1年生が宴会で余興をやらされるときのノリですが!)
私は、何か余興をやれと言われたら困りますが、何かしゃべらなくてはいけないときは持ちネタがあります。子どもが4人いることとか、ここでコラムを書いていることとか他人とはちょっと違うことなので持ちネタとして使えます。
自分の中でちょっと他人とは違う体験をいくつか、ネタとして話せるように準備しておくと、初対面の人と話をするときに「場づくり」として役に立ちます。コミュニケーションを円滑にするために、自分の持ちネタをいくつか準備しておきましょう。
ネタ帳を手放せないあべっかんでした。