プログラマ、テスター、SE、PMなど、いろいろやってるオヤジです。

コラムニスト対談 -Anubis vs あべっかん(後編)

»

Anubisさんと対談しています。前編の続きです。

anubis_abekkan1.jpg

こんなITの職場は許せん!

あべっかん「IT業界で仕事をしていて、これは許せん、ってことはある?」

Anubis「Excelの使い方すら分からないレベルの人が多すぎる。Excelが使いこなせないのが悪いのではない。Excelを使いこなせるレベルの知性がないのにITに携わるというのが問題だ」

あ「そういえばAnubisさんは『Excel方眼紙大嫌い派』だったね」

Anu「だってそうでしょう。草野球しかしたことが無いような人がプロ野球にいるようなものだ!」

あ「はいはい。他にも不満はあるでしょ?」

Anu「とにかくマニュアル読め。そして考えろ。誰かの言葉をたどるような仕事ばかりしていると、考える力が育たない。結局、問題を解決するには考えるしかない」


あ「なるほどね。あと、仕事をサクッと済ませると、『このごろ早く帰ってるようだな。もうちょっと仕事できるだろ』と別のタスクを積もうとする上司っていない?」

Anu「そういう人には、先制攻撃でタスクを報告する。自分のやる仕事を明確にしておいて、任された分をきちんと「貸し」として計上するようにしている。これをやると、相手も仕事を振りにくくなってくる。なので、『もうちょっとできるだろ』は言われたことがない」

あ「それはいいねえ。私が前にいたところは、仕事を早く片付けると次の仕事を積まれちゃうからダラダラやろう、って思うようになっちゃったね」


ITの職場はオープンであるべき


あ「うちの会社はぜんぜんオープンじゃないんだよねえ。情報漏洩を気にしていて会社には私有パソコンやUSBメモリーはもちろんのこと、カメラや音楽プレーヤーも持ち込み禁止。Perfume の音楽CDを持ち込もうとしても怒られた」

Anu「発想を変えよう。Perfume の音楽CDを持ち込んで怒られるなら、楽器を持って行って自分で弾けばいいさ。印刷した楽譜をみてニヤニヤするも良し。

今働いてるところの目の前にカラオケ屋さんがあるんですよ。お昼なら、30分で200円。安くないですか(笑)。昼休みにそこに入り浸って、楽器の練習したり、横になって寝たりしている」


あ「昼休みにカラオケができるのはいいね。うちの会社は昼休みは45分しかないし、エレベーターが渋滞するから外に出ても牛丼屋か立ち食いソバに行かないと間に合わない。時間がないから食パンをくわえて『遅刻、遅刻』って言いながら走っている女性もいる」

Anu「最後のはウソだろ!」

あ「(汗)。あと情報が漏れるから同業他社の人と接触するなって」

Anu「そこまで個人を拘束する権利は会社に無い。そんなのは堂々と無視ですね。もしくは、SIer的なことをやっているならWeb系の勉強会に行くとか、同業他社じゃなくてもいくらでも学習機会はある。SIer同志が集まっても似たり寄ったりの意見しか出ない。未開拓の分野に切り込んでこそ得るものがある」


あ「勉強会にも参加できないんじゃあ会社がガラパゴスになっちゃうよ!」

Anu「そういう会社はすでにガラパゴスでしょ」


ITの職場のイカレタやつら

あ「職場に変な奴とか害にしかならない奴っていない?」

Anu「頭のネジが数本吹き飛んだくらいの人じゃないと時代の最先端にはついていけないと思っている。スキルが長けてくると、普通の人と同じ発想では収まらなくなってくる」

あ「天才と変態は紙一重、というか、いろんな能力が平均的な人が凡人で、極端に偏った人が天才と呼ばれたり変人と呼ばれたりする」

Anu「F1だってそうでしょう。スピードを極限まで追求したら、あんな形の車になった。すごくスピードは出るけど、あれ、ボンネットも無いし、一人乗りだし、車としては明らかな欠陥品じゃないですか(笑)

ただ、IT業界にかぎらず、激務と人間関係で頭のネジが吹き飛んだような人もいる」

あ「どうやったらそういう奴らを駆逐できるかなあ」

Anu「ああいう人は、会社で仕事するのをやめて、田舎に行って小松菜でも育てるといい。自分の力量で賄えない仕事を無理してこなそうとするからおかしくなる。ITなんて、わかる人が勝手にやってればいい。いやいや仕事でやるようなものでもない」

あ「トランプ大統領やレッドビーシュリンプの憂鬱の五十嵐さんみたいに強引にやってくれる人がいるといいんだけど」

Anu「もうそういう時代でもない。これだけ豊かになったのに何を求めようというのだろう。みんなで小松菜でも育てて、余った時間で好きなことをして人生を謳歌すればいいさ」

あ「真っ先に自分が駆逐されるかもしれないけどね(-_-;)」

Anu「いや、あべっかんさんなら小松菜育てるのもきっと上手いでしょう。子どもを育てきったら、小松菜の育て方でブログ書き出すかも」

あ「いや。嫌だなそういうのは。絶対にやりたくない」

Anu「ダメっすか」

あ「小松菜は嫌いだからホウレン草にする」

Anu「そっちかい!!」


エンジニアの休日

あ「ところで、Anubis さんは休みの日には何してるの?」

Anu「モバイル用のパソコンを抱えてカフェめぐり。たまに京都とか神戸とか少し遠出する。集中すると、簡単にに二、三時間くらい吹き飛ぶ」

あ「あ、意外と普通だ!。ドローンを使って何かを企むとか、なにかよからぬことをやっているのかと(笑)。私はこのごろコラムやら記事やらブログやらをたくさん書いてて、書くことが趣味になってきたぞ」

Anu「なんかんまり休みになってない気もする」

あ「本当はもっとカッコいい趣味を持っていたいのだけれど!」

Anu「それならお勧めがある。ヌンチャクはいかがでしょうか。目隠しして二本同時に回せるし(笑)」

あ「あーあれね。よく新橋のSL広場でやっている人がいる」
あ「って、いねーよ、そんなヤツ!」

あ「さーて、話はこれくらいにして。
せっかくこのボックスに来たんだから曲を入れますか」

Anu「私は『紅蓮の弓矢』でよろしく!」

あ「じゃあ私はきゃりいぱみゅぱみゅの『ファッションモンスター』にしましょう!」

anubis_abekkan3.jpg

Anubisさん、ありがとうございました。これからも勢いのあるコラムをどんどん書いてください。
来週はだれと対談しようかな?!

Comment(3)

コメント

仲澤@失業者

じ、じゃあ、爺はポル様(ミッシェルポルナレフ)の
「悲しみのエトランゼ(Lettre A France)」
入れてください(どきどき)。
で、次がエンジニアの休日じゃなかった「愛の休日」

あっ、窓の外にラムダ式が飛んでるわ。

abekkan

>仲澤さん
曲、入れときました(笑)。

次は仲澤さんと対談してみたいですね!

ksiroi

なんか不意に読モ対談という単語が思い浮かんだけど気のせいだきっと気のせいだ

コメントを投稿する